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フォグ・ハイダ



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【この小説が収録されている参考書籍】
フォグ・ハイダ - The Fog Hider

フォグ・ハイダの評価: 4.56/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.56pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

切なさも残りますが、秀逸な作品です

the void shaperシリーズ、4冊目です。
本作では、ゼンの旅路を行く途中またもや、剣を交えるところから始まり、また新たな出会いと別れが描かれています。相変わらず個性的な人物に囲まれて、人の情に関しても、ゼンの思考に影響を与えた物語でしょうか。
剣についても、本作でもゼンは悩み、成長していきます。ゼンが剣の道を突き詰めれば突き詰めるほど、本当の剣士とはこういう者なのかなと思いました。思案しながら模索し続け、強くなっていくゼンと共に、読んでいる側も何か学ばされているようなシリーズだと思います。
今回の引用は『五輪書』でした。剣の道を極めた宮本武蔵の言葉を重ねて、深みを増していると思います。
追記
僭越ながらイメージイラストです。
フォグ・ハイダ - The Fog HiderAmazon書評・レビュー:フォグ・ハイダ - The Fog Hiderより
4120046079
No.8:
(5pt)

不思議な話です。

剣豪小説なのに、「戦わないことが最上」とか「やむないときは逃げる」とか思考形態がユニーク。忍者のそれに近いかな。チャンバラをするなんて下の下だものね。でも、いざ戦闘になると非情に敵の戦闘力を的確に奪う、という切り替えの良さ。
真の「武士道」を感じます。
宮本武蔵もこんな風だったのかも。
フォグ・ハイダ - The Fog HiderAmazon書評・レビュー:フォグ・ハイダ - The Fog Hiderより
4120046079
No.7:
(4pt)

草食系

やっぱり、現代の草食系の宮本武蔵、大山倍達物語といった感じです。
フォグ・ハイダ - The Fog HiderAmazon書評・レビュー:フォグ・ハイダ - The Fog Hiderより
4120046079
No.6:
(5pt)

今一番いちおし

森博嗣好きです。なかでも、今一番良いと思うのがこのシリーズです。時代劇もの(?)です。淡々と進むなかに、戦いの激しいシーンもあり、なかなかシビアです。主人公が戦うところは「スカイ・クロラ」シリーズの戦闘シーンを読むような感じがします。
フォグ・ハイダ - The Fog HiderAmazon書評・レビュー:フォグ・ハイダ - The Fog Hiderより
4120046079
No.5:
(5pt)

世界観と思想観が・・・

すっかりこのシリーズにもはまってしまってます。

ストーリの面白さもさることながら、読み終わった後の一抹の寂寥感が
たまらないです。
フォグ・ハイダ - The Fog HiderAmazon書評・レビュー:フォグ・ハイダ - The Fog Hiderより
4120046079
No.4:
(4pt)

ここに、二人がいる。一人が残る。――――森博嗣の『剣と思索の旅』、第四回。

今回はブルーグレイの表紙。霧に包まれた山が見えます。
前回の鮮やかな赤とは完全に反対の色彩で、シリーズの転換を感じます。

今回は仲間と協力し、斬り合いをします。
これまでも協力者はいましたが、ゼンと実力が近い者はいませんでした。
頼もしい仲間がいる、というのがシリーズでも珍しい動きで、なかなか新鮮でした。

今回は特に、ゼンが人と共にいることが多いです。
人と触れ合う中で、ゼンの姿勢にもこれまでにない動きが現れます。
兆候はありましたが、ここまではっきりと下心が現れるのは初めてだと思います。

ところで、一巻からそうなのですが
登場人物の死兆が明らかに見られる、というのがどうにも虚しいです。
物語が進めば進むほど、その人物の死が近づいてくるので、抵抗感があります。
また死んだか、と作中のノギのようにため息をつきたくなります。
相変わらず、別れの多い旅です。

そんな調子で、考察する剣豪綺譚、第四巻でした。
森博嗣さんのサイトを見ると、全五巻の予定が伸びたようで、都はまだ先のようです。
いやそもそも、果たしてゼンは都に行くのでしょうか?
ゼンの目標もあやふやになってきて、旅の終わりが霧に隠されるような読後感でした。
フォグ・ハイダ - The Fog HiderAmazon書評・レビュー:フォグ・ハイダ - The Fog Hiderより
4120046079
No.3:
(5pt)

剣を極めるとは。

思考する侍の物語、第4巻。

侍、ゼンは剣の道を極める。
そしてそれは人としての成長を意味する。
最強の敵と対峙することで、
ゼンはまた一つ成長した。

僕は「言葉」を仕事にしたいと考えています。

ゼンは剣で、
僕は言葉を学び追求することで、
同じように人としての成長をしたいと感じました。

人生へのモチベーションが上がりました。
これは決して大げさに言っているわけではありません。
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4120046079
No.2:
(5pt)

『画像はありません』がいい

森先生のこのシリーズ、装丁に気配が出ているのでAmazonの「画像はありません」は
正解な気がします。価値あるものの美しさ。

 映像が止まらず、途中で読書を止めるつもりが止められず、どっぷりと。読後の感想は
ひとそれぞれかと思いますが、『芯に響き、砕き、刺さる』状況でちょっと影響が出過ぎて
いる感じです。もう少し距離を置いて読めば良いと思いますが止められず(前述に戻る)。

 母(60代半ば)も毎年楽しみにしている小説です。お薦めは間違いないですが、母は
この本をどう読むのかと心配と楽しみがあります。

 いままでのシリーズを読まれている方は是非!!!!やっぱり来年が楽しみです。
フォグ・ハイダ - The Fog HiderAmazon書評・レビュー:フォグ・ハイダ - The Fog Hiderより
4120046079
No.1:
(3pt)

他者を守るための剣か、自分を守るための剣か

本来戦いを好まず、可能な限り対戦を避けようとしている侍ゼンが
未知の剣筋への興味と、生来からのお人良しで戦いに巻き込まれ、
自分より力量の勝る侍と対峙し死地を乗り越えていくことで、より強い侍となっていく様が描かれます。

そして女房役(?)のノギとの関係も、今までは寄らず離れずといった絶妙な距離感を保っていましたが
今作では一応の決着が付けられたように感じました。

本シリーズは今のところ全5作予定とのことで、残すはあと一作。
どのような結末が待っているのか、注目です。
フォグ・ハイダ - The Fog HiderAmazon書評・レビュー:フォグ・ハイダ - The Fog Hiderより
4120046079

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