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トミーノッカーズ
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トミーノッカーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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良い | ||||
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偶然つまづいた金属の塊。それを掘り続ける女流作家ボビと、同じ町の人々に異常が起こり始める……。最期はあっと驚くような結末に至るスティーブン・キングの傑作です。文庫本を何度も読みすぎて壊したので、ハードカバーが手に入って嬉しいです。 | ||||
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実はこの本は3組目です。文庫で二回買ったのですが、読みすぎて背が割れてしまったので、今回は単行本を買いました。ネタバレは良くないので、タイトルが精一杯の書けることです。キングの作品の中でも、終盤特に泣ける展開です。 | ||||
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アメリカのある田舎で奇怪な現象が頻発し・・・というお話。 色々言われている通り、チェルノブイリの原発事故に着想を得たというSF風ホラーでした。放射能の影響で人間が死んだり、病み勝ちになる事へのストレートな恐怖から発想したとおぼしき所はキング先生らしい、いかにもな小説だと思いました。 個人的に面白いと思った所は、興を削ぐかもしれませんが、地中に埋まっているUFOの影響で舞台の町に異変が起こる所ですが、そのUFOに人間に対する悪意がなく、ただ存在するだけで人類に影響を与える部分でした。私も色々SF小説を読みましたが、宇宙から宇宙人やUFOが飛来してくる場合、人類を攻撃したり侵略したり、悪意に満ちた存在だったり、逆に善意に満ちた友好の使だったり、という事が多いのでこの小説に出てくる外宇宙の船か生物に悪意がないという所はSFとしては画期的に思えました。私が知らないだけで、結構あったりするかもしれませんが。 ただ、最後の方の阿鼻叫喚のシーンは怖いというよりも何か笑ってしまいました。この辺はキング先生がどういう思いで書いたのかが気になります。 ともあれ、SF小説としては画期的だと思う力作でした。機会があったら是非。 蛇足ですが、ロバートソン・デイヴィスの「五番目の仕事」は「五番目の男」という題名で翻訳されております。 | ||||
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どこの国でも、燃えるツボは同じらしい。 鬼気迫るSFホラー。人々、町が変わっていく・・。 超高度な科学技術を持った宇宙人でも、進化ってより、結局は特殊化した程度でしかない頭というのがシニカル。 作者、ドラッグ&アルコール依存での入院直前で、作中の人物のように鼻血出しながら朦朧とした状態で書き上げたそうですが、 よくその状態でも、きちんと創作できるもんです。 欧米のSF作家、クリエイターでも、エイリアンの位置は、 スミス、クラーク、スピルバーグは地球人を守護する善の超存在だったり友好的。 ラヴクラフト、キングは、徹底的に異様な敵。 同じ文化圏でも、スタンスがえらい違うようで。 | ||||
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キングの世界観が好きな人でも、 これには少々眉をひそめないといけないかもしれません。 それはなぜかといいますと、 どうしても、展開に難がある、ということです。 やはりモダンホラーがメインの作家さんのせいなのか、 あまりSFの部分には力が注がれていなくて、 発狂がすべて、という印象を受けてしまいました。 それと、一応、展開としては 解決、という形でスカッとした展開には なっている「はず」なのですが、 事件のキーとなる人物の運命からすると 100%そうだとは言えないのですよね… 正直、のどに何かがつっかえたような、 一種のもどかしさを覚える作品となってしまいました。 評価としては限りなく3に近い4です。 読ませてくれる、という点では◎なので。 | ||||
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幼い頃からSF雑誌を読み漁り、投稿もしていたというキングが描いた、往年の(B級を含めた)SF作品への愛が溢れる鬼作。 ステーキの如きこってりとした緻密な描写は何時もの事ながら、ドリーム・キャッチャーにもあったH・G・ウェルズの宇宙戦争を彷彿とさせる終盤のどんでん返しにも愛が感じられて、意識して読むととても面白い。 出したお金の分は(中古なら尚の事)決して損はしない筈なので、未読の方は御一読を。 | ||||
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キングがSFを書いた? 円盤。宇宙人の死体。突然変異していく街の住人たち。SF的趣向のおかげでかなりの馬鹿馬鹿しい程の荒唐無稽なストーリーになったが、キングの作品の中でも最もスリリングで恐い展開を見せてくれるのが嬉しい。SFの衣を借りたまさしくキング印のモダン・ホラーだった。 まるでマンガのような怒涛のクライマックス。主人公はそれこそ身体がボロボロになりながらも、もはや人間ではなくなった街の人々からの追っ手を潜り抜けていく。果たして円盤が発掘された田舎町の住人の運命は? ラスト、兄の方が多次元へ吸い込まてしまった幼い兄弟のエピソードが感動的だ。 スティーブン・キングが87年に発表した大法螺SFホラー。 | ||||
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キングの作品は結構たくさん読んでいますが、この「トミーノッカーズ」は本当におもしろいと感じました。世に言うキングの最高傑作である「ザ・スタンド」や「IT」には到底敵わないかもしれませんし、というか敵いません。でもこれにはそれらとはまた違った読後感がありました。また、途中語られる村の人々の話は、それぞれが一つの物語となっていて、特に手品少年の話は終盤にも繋がりを見せ、ラストは感動して鳥肌が立ちました。セルフパロディも満載で、電池を買いにデリーへ出かけるところなんかは続編かと思いました。またお前か、と。しかしそういったお楽しみ要素を抜かしても本当に楽しめました。人を選ぶとは思うけど、是非読んでみてもらいたいです。 | ||||
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