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トミーノッカーズ
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トミーノッカーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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良い | ||||
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スティーブンキングが好きで80年代からずっと読み続けていて、発売済の小説の8割くらいは読破できたように思います。 今までトミーノッカーズはあまり評判が良くなかったこともありずっと読んでなかったのですが、そろそろ良いかなって思って読んでみてビックリです。 キングの悪い部分ばかり目立ってしまっていますね。 傑作の呼び名の高い「IT」の次に発表されたとあってイケイケ状態で出版社も発売したんでしょうが、完全に読者の方を向いていない作品になっていますね。 キングがやってみたかったことをワガママで通せた感じがします。 基本的なプロットの面白さがないのに、とにかくダラダラと話が続いていくから、何度も心が折れそうになります。 キングの大ファンの私でこうなんだから、不幸にもこの小説からキングに入ってしまったら、きっと二度とキングは読まなくなるでしょうね。 とにかくどうでも良い話と、意味のない例え、重要でない登場人物の多さもあって、何が言いたいのか全く分からなくなってしまいます。 キングっていつも話の先が気になる展開でグイグイ読者を引っ張っていってくれるんですが、この作品だけはずっと何も起きませんし、何か気になるようなこともありません。 小説全体に流れる雰囲気というか、空気感は好きなタイプなんです。 しかし、あまりに話がつまらないのと登場人物たちに共感ができないのです。 苦行としてなんとか1300ページを読み終えましたが、キング作品では一番時間がかかったと思います。 現在ドラマ化の話もあるようですが、映像にしてもきっと面白くならないのが想像できてしまいます。 キングの自慰に付き合わされたというのが正直な感想です。 ま、だからと言ってキング嫌いにはなりませんし、大ファンは継続しますよ。 | ||||
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内容は面白いですよ!興を削ぐので詳しくは語りませんが、キングの作品の中でも、かなり興奮する部類に入ります。爺ちゃん、ワンちゃん、化け物みたいな女が良い味出していて、みんな後半重要な役回りを担います。 さて、商品としてはとても良いとは言えません。天(本を立てて上になる部分。新潮文庫で言えばギザギザしてるところ)が埃だらけで真っ黒でした。消毒しろとは言わないけど、出荷するならせめて埃くらい払ってほしい。もうこの古書店では購入しません。 ちなみに同じ内容のレビューを1ヶ月ほど前にしたのに、全く反映されず、「商品のレビューをして下さい」メールが来ました。アマゾンもいまいち信用できません。 | ||||
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偶然つまづいた金属の塊。それを掘り続ける女流作家ボビと、同じ町の人々に異常が起こり始める……。最期はあっと驚くような結末に至るスティーブン・キングの傑作です。文庫本を何度も読みすぎて壊したので、ハードカバーが手に入って嬉しいです。 | ||||
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実はこの本は3組目です。文庫で二回買ったのですが、読みすぎて背が割れてしまったので、今回は単行本を買いました。ネタバレは良くないので、タイトルが精一杯の書けることです。キングの作品の中でも、終盤特に泣ける展開です。 | ||||
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アメリカのある田舎で奇怪な現象が頻発し・・・というお話。 色々言われている通り、チェルノブイリの原発事故に着想を得たというSF風ホラーでした。放射能の影響で人間が死んだり、病み勝ちになる事へのストレートな恐怖から発想したとおぼしき所はキング先生らしい、いかにもな小説だと思いました。 個人的に面白いと思った所は、興を削ぐかもしれませんが、地中に埋まっているUFOの影響で舞台の町に異変が起こる所ですが、そのUFOに人間に対する悪意がなく、ただ存在するだけで人類に影響を与える部分でした。私も色々SF小説を読みましたが、宇宙から宇宙人やUFOが飛来してくる場合、人類を攻撃したり侵略したり、悪意に満ちた存在だったり、逆に善意に満ちた友好の使だったり、という事が多いのでこの小説に出てくる外宇宙の船か生物に悪意がないという所はSFとしては画期的に思えました。私が知らないだけで、結構あったりするかもしれませんが。 ただ、最後の方の阿鼻叫喚のシーンは怖いというよりも何か笑ってしまいました。この辺はキング先生がどういう思いで書いたのかが気になります。 ともあれ、SF小説としては画期的だと思う力作でした。機会があったら是非。 蛇足ですが、ロバートソン・デイヴィスの「五番目の仕事」は「五番目の男」という題名で翻訳されております。 | ||||
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どこの国でも、燃えるツボは同じらしい。 鬼気迫るSFホラー。人々、町が変わっていく・・。 超高度な科学技術を持った宇宙人でも、進化ってより、結局は特殊化した程度でしかない頭というのがシニカル。 作者、ドラッグ&アルコール依存での入院直前で、作中の人物のように鼻血出しながら朦朧とした状態で書き上げたそうですが、 よくその状態でも、きちんと創作できるもんです。 欧米のSF作家、クリエイターでも、エイリアンの位置は、 スミス、クラーク、スピルバーグは地球人を守護する善の超存在だったり友好的。 ラヴクラフト、キングは、徹底的に異様な敵。 同じ文化圏でも、スタンスがえらい違うようで。 | ||||
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キングの世界観が好きな人でも、 これには少々眉をひそめないといけないかもしれません。 それはなぜかといいますと、 どうしても、展開に難がある、ということです。 やはりモダンホラーがメインの作家さんのせいなのか、 あまりSFの部分には力が注がれていなくて、 発狂がすべて、という印象を受けてしまいました。 それと、一応、展開としては 解決、という形でスカッとした展開には なっている「はず」なのですが、 事件のキーとなる人物の運命からすると 100%そうだとは言えないのですよね… 正直、のどに何かがつっかえたような、 一種のもどかしさを覚える作品となってしまいました。 評価としては限りなく3に近い4です。 読ませてくれる、という点では◎なので。 | ||||
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幼い頃からSF雑誌を読み漁り、投稿もしていたというキングが描いた、往年の(B級を含めた)SF作品への愛が溢れる鬼作。 ステーキの如きこってりとした緻密な描写は何時もの事ながら、ドリーム・キャッチャーにもあったH・G・ウェルズの宇宙戦争を彷彿とさせる終盤のどんでん返しにも愛が感じられて、意識して読むととても面白い。 出したお金の分は(中古なら尚の事)決して損はしない筈なので、未読の方は御一読を。 | ||||
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キングがSFを書いた? 円盤。宇宙人の死体。突然変異していく街の住人たち。SF的趣向のおかげでかなりの馬鹿馬鹿しい程の荒唐無稽なストーリーになったが、キングの作品の中でも最もスリリングで恐い展開を見せてくれるのが嬉しい。SFの衣を借りたまさしくキング印のモダン・ホラーだった。 まるでマンガのような怒涛のクライマックス。主人公はそれこそ身体がボロボロになりながらも、もはや人間ではなくなった街の人々からの追っ手を潜り抜けていく。果たして円盤が発掘された田舎町の住人の運命は? ラスト、兄の方が多次元へ吸い込まてしまった幼い兄弟のエピソードが感動的だ。 スティーブン・キングが87年に発表した大法螺SFホラー。 | ||||
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キングの作品は結構たくさん読んでいますが、この「トミーノッカーズ」は本当におもしろいと感じました。世に言うキングの最高傑作である「ザ・スタンド」や「IT」には到底敵わないかもしれませんし、というか敵いません。でもこれにはそれらとはまた違った読後感がありました。また、途中語られる村の人々の話は、それぞれが一つの物語となっていて、特に手品少年の話は終盤にも繋がりを見せ、ラストは感動して鳥肌が立ちました。セルフパロディも満載で、電池を買いにデリーへ出かけるところなんかは続編かと思いました。またお前か、と。しかしそういったお楽しみ要素を抜かしても本当に楽しめました。人を選ぶとは思うけど、是非読んでみてもらいたいです。 | ||||
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