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(短編集)
満願
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満願の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 41~52 3/3ページ
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確かに、どの短編も、よく練られた秀作の短編であるが、、、。 果たして、この作品が? ミステリー三冠、山本周五郎賞 を受賞すべき、 ミステリー界、不動の力作なのだろうか? なぜか、どこかで読んだ事があるようなテイストを感じて しまうのが、残念です。 前評判の高さに、期待感が強すぎたのかもしれません。 | ||||
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買ってみました。短編集なので、1話1話がやや物足りないかな。 | ||||
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評判がよいので、読んでみました。ストーリーの運び方はうまい。しかし短編ゆえなのか、一話一話の内容が浅い。ステレオタイプの人物像で興味がわかない。積極的にはお薦めしません。 | ||||
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多くの2014年の年間ランキングで1位を取っているのだが、他の多くの方がレビューされている通り期待しすぎないほうがいい。 謎の解題は説明がくどくてあまり上手くないし、この短編集の作品の多くが「一見ありふれた事件の裏に実は思いもよらない意図が隠されていた」という同じパターンなので途中で飽きてくる。 しかし、評者が一番の特徴と思うのは舞台設定である。 すべての作品で、登場人物は携帯もインターネットも使わない。 はっきりそう明示されている作品もあるが、そうでない作品も舞台設定は80年代から90年代半ばまでの、インターネットによる高度情報化前の社会のようである。 それはつまり、そうした舞台設定でなければ本作のアイディアは活かせなかったということなのだろう。 例えば、舞台が現代なら、登場人物たちは「拳銃」「暴発」とか「差し押さえ」「証拠品」というキーワードでググり、検索履歴からその目論見は明らかになってしまうのでは。 (ネットで検索をしていないなら、逆にしなかったことに理由がいる。今ほとんどの人は調べ物は検索エンジンでするのだから。) 現代を舞台にすると話は成り立たないか、少なくともややこしくなる。 雪山の山荘ものという言葉があるくらいで、情報が限られている環境を舞台にした方がミステリは書きやすい。 筆者にとって、インターネット普及前の社会は雪山の山荘だったのだろう。 そしてそれはこの作品に限ったことではない。 高度情報化社会に正面から向き合って本格ミステリを書くことは至難の技なのではないか。 テレビがラジオスターを殺したように、インターネットは本格ミステリを殺すのかもしれない。 本作を読んでそんなことを考えた。 | ||||
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米澤さんの本はあたりが多い。 それに加え、ここまでメジャーな賞を獲ったのか! と楽しみにしていたけれど、 そういう意味ではちょっと残念。 決して面白くないわけではないけれど、 高いので文庫まで待ったほうがよかったかな、と。 犬はどこだ、のほうが好きだなあ。 | ||||
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ミステリー賞を総なめした作品につき期待し過ぎだったのでしょうね | ||||
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何年かぶりにミステリーを手にとった。 短編だというのも知らなかったんだが、ストーリーとしてはひとつひとつ映像が すぐ浮かんでくるようで一気に読める文章で、心理描写もわかりやすい。 でもミステリーというジャンルだと言われてもちょっと 納得のいかない部分あり。 | ||||
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2014年がいかにミステリ不作の年かわかる一冊 どの評論本でも評価が高すぎる いい本だがそこまでではない | ||||
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ミステリーの短篇集としては「作法通り」である。表現力は申し分ないし、最後のオチも昔からあるこの分野の本としての王道をたどっている。 ただ、筆者なりのオリジナリーという点ではやや物足りない気がした。もちろん各々面白い小説ではあるのだが。 | ||||
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下記にある「連城三紀彦の再来(か)」という(驚愕の)レビューを読んで購入。 確かに綾辻行人が言うところの作中「偽の絵」で巧みに読み手をミスリードさせつつ 予想外の真相に落とすスタイルは昨年惜しまれつつこの世を去った氏を彷彿させる (表題作は連城氏の某長編を思わせる。柘榴は乙一風の世界観だが)。 反面ネタの落とし所が割合見当がつきやすいため衝撃に乏しく、柔道でいえば有効か技ありどまりで 生前、連城氏が幾度も見せた試合会場ごとひっくり返すようなどんでん返しの凄みには欠ける。 また、「古典部」シリーズや「小市民」シリーズなど、作者の出自であるライトノベル的世界観が ベースである作品群ではさほど気にならないものの、「追想五断章」などリアリズムベースの 作品になると、途端に人物造形の甘さが目立ち、殊に色気のある人物が描けないという弱点が顕著になる。 話の骨組みは良く練られ、完成度の高さは疑いようがないが、山本周五郎賞という年二回ある直木賞と比して、 年間ベストワンを決める賞で満場一致で受賞したとなると、もっと他にめぼしい作品はなかったのかという気にもなる。 四月から増税となり、書籍も値上がりし、(アマゾンレビューを信用し)本書を購入する際、やや躊躇したのも事実だ。 読後、前述した理由からおそらく再読はしないだろう。 希望を言えば、粒ぞろいの作品集より、今年刊行された連城氏の最後の新作「小さな異邦人」の表題作のような 一作だけで読み手を満足させてくれるような切れ味の作品を作者には書いてもらいたい。 このレビューは参考になりましたか? | ||||
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王様のブランチで紹介されていたことをきっかけに購入しました。 届くのをとても楽しみにしていましたが、個人的に少し期待はずれ。 でも柘榴というお話はとても面白く感じました。特に最後の一文にはぞっとした… | ||||
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鵜川妙子が矢場英司を刺殺した!彼女はなぜか控訴を取り下げ、懲役八年の一審判決が確定した。彼女の真の動機とはいったい何だったのか?表題作「満願」を含む6編を収録。 起こってしまった出来事・・・。人はその表面に見える事実しか知らない。だが、その出来事の裏には、複雑に絡み合いうごめいている人の思惑がある。人の不思議さ、人の怖さ、人の面白さ。作者は6編の話の中で、そのことを巧みに描いている。表題作の「満願」はなかなかよかった。鵜川妙子という女性の執念には驚かされた。何かを守るためにはそんな力も出せるものなのか・・・。また、それ以上に印象に残ったのは「夜警」だった。川藤浩志というひとりの巡査の死は、本当に惜しまれ二階級特進に値するものだったのか?彼の裏の顔を知ったときには、ぞくっとするものがあった。 6編の中にはインパクトが弱い話もあったが、どの話も興味深く読んだ。人の心はまさに複雑怪奇・・・。読後、不思議な感じの余韻が残る作品だった。 | ||||
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