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(短編集)
満願
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満願の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 21~40 2/3ページ
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短編集です。ラストの話は今後につながりそうですが、その分本作だけでみると、イマイチ進展したものがなく、やや物足りない印象です。 | ||||
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ぎりぎりまで先を読ませないストーリー展開は読み応えあり。 おもしろいとは思うが、作品全体を覆う暗さは最後まで馴染めなかった。 一つくらいすっきりとした作品があってもよかったな、というのが率直な感想です。 | ||||
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米澤氏の作品は初めて。表題作「満願」は確かによく練られた文体で読みやすく、高度な技巧をこらしている。 主人公を一人称で描いているので心奥にひそむ不思議な心事までも表現できている。しかし、短編は短編である が故にラストのどんでん返しが必要となる。が、その手法がまずいと鼻白む思いである。例えば5編目「関守」 のラストシーン。あの終わり方、一人称ではどうしても無理が生じてしまう。 | ||||
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多くの賞を獲得した本だが、短編集ということで当時は興味がわかず、文庫になった機会に購入した。丁寧な描写のさきに意外性のあるオチ(「関守」のみ途中でオチが分かりましたが)があって、ストーリー作りの上手い作家だと感心した。にもかかわらず評価が星3つなのは、読後感が良くなかったためである。特に3つ目の「柘榴」は読み終えて気分が悪く、ここで止めようかと思った。ただ、残り三編については続けて読んで良かったと感じた。 | ||||
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帯の宣伝文句が大げさすぎるものは用心して買うようにしているのですが、それにしても絶賛に値する作品は一作もありませんでした。 私からすれば、読後感が悪すぎる虐待事件とか、動機が薄すぎる殺人事件ばかりで、読書の喜びが得られる本ではありませんでした。 | ||||
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ぶっちゃけ、際立って面白いものはありませんでした。 レビュー高かったので単行本で読みましたが、これなら文庫本になるまで待ってもよかった。 | ||||
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氷菓、いわゆる古典部シリーズが好きという、まあいわゆるにわかですが、 ごめんなさい。自分の体には合いませんでした。 そもそも推理小説を離れていた理由を改めて感じさせられた感じです。全体的に陰欝な話苦手なんですよね。 まあ、そんな人もいるでしょうから、古典部シリーズからフラッと立ち寄る人は気をつけて。 | ||||
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どれも過去どこかで読んだような話。 下宿の奥さんの満願とは?主人の死だとばかり思っていたが、違っていた。 | ||||
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世評はおしなべて高いが、米澤作品のなかでは通常運転じゃないかな~ | ||||
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どれも長編になりえる、読ませる短編揃いです。 その分短編であることが惜しまれます… 読後感がスッキリしないというか。 | ||||
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この作家の作品は、「インシテミル」や「儚い羊たちの祝宴」を読んだときも感じたが、ミステリの核となる部分を異常な人間性ゆえとしているものが多い。 それがある程度共感を得られる範囲であれば(もしくはそういう描写をしていれば)いいのだが、表面的にはさほど異常性を見せずにいて、種明かしの場面で「実は〇〇でした」とくるから、登場人物が作り物臭く感じてしまって自分は萎える。 「人間の犯した犯罪」ではなく、いかにも頭の中だけで「こんな動機だったら面白いんじゃないか」と考えたものを見せてみました、という感じで。 この本で言うなら、「柘榴」と「満願」。前半で異常な執着心を描写する等の伏線があれば、読後の白けた感は薄れたと思う。 異常性という意味では「夜警」もそうだが、これは少し伏線があったのと、語り手である巡査部長の悲哀が感じられたので面白く読めた。 「死人宿」は、まあ普通。 「関守」は早い段階から犯人も手口もすぐわかるから、謎はミッシングリンクだけというところだったが、それが思ったよりうーんというものだった。んなもん、朝来たらこうなってたでいいじゃないかという。第一、たて続けに死んでいるなら検死ぐらいするだろうし、そうしたら手口がばれるだろ、と。 「万灯」は面白かった。語り手を犯人とすることで、ちゃんと心情も理解でき、結末も意表を突かれた。 こういう話を書いてくれるなら、いくらでも読みたいのだが。 この人の基本的な作風は好みじゃないので、今後も手にとるかどうかは評判しだい、といったところ。 | ||||
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昨年のベストセラーを遂に完読。 噂に違わぬ至極の短編集であったと思う…が「関守」と「万灯」以外のラストはどうしても凡庸なものとして読んでしまった。 物語の構成はどれも精緻に計算されており、一人称の文体も訥々としたモノローグ調の雰囲気の良さがあった。 しかし、例えば「柘榴」には正直のところ湊かなえの節回しに近いものがあったし、「死人の宿」の最後は単に虚を突かれた印象しかなかったのが評者の感想である。 「夜景」と「満願」については人物に「入って」いくことができなかった。 今度は長編でじっくりストーリーを楽しんでみたいと思う。 | ||||
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ミステリー”という部分での推理の面白さややられた感は少ないのですが、6作品とも良くできた短編集ではあると思います。 ミステリーという部分にこだわらなければ十分に楽しめました。 だけど長く心に残る作品にはおそらくならないでしょう。 6つとも変なモヤモヤは残さず、きちんとオチをつけてきれいに終わらせてはいるけど心には響きません。 1番目の「夜警」はこの中ではいちばんミステリーっぽくて面白かったです。 真実が分かった時はゾクッとしました。 | ||||
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ごくごく普通に面白い。でもこんなもんか、という失望も否めない。 | ||||
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このミスや週刊文春ミステリで一位になったということで、かなり期待して読みました。 最初の『夜警』は横山秀夫の『動機』と似ていて既視感があり、今ひとつでした。『死人宿』は謎自体が大したことなく、『柘榴』は設定がリアリティに欠けていて、感情移入できませんでした。 『万灯』はバングラデシュの状況をよく調べて書いてあり、冒頭と結末がうまく対応していて、意外な結末に驚かされましたが、直木賞の選評で東野圭吾が指摘していたとおり、コレラの症状について重大な事実誤認があります。 『関守』は半村良の『箪笥』を思わせるような恐怖感があり、これが一番よくできていると思います。表題作の『満願』は内容も文章も叙情的ですが、ミステリとしては謎も動機も今ひとつ面白くないし、これまた東野圭吾の指摘の通り、夫の借金を妻が返済する義務はないので、問題ありです。 全体として小説としてはそれなりに面白いですが、期待していたほどではなかったというのが正直な感想です。 | ||||
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ハヤカワミステリーマガジンのランキングで、他作寄せ付けない堂々の1位を獲得したり、いろいろと評価の高い短編集ですが、 つくづくこれらのランキングは、あまりアテにならないということを実感しました。 まず、文章が若書きで生硬なのが気になるところですが、まだ30代の若い書き手なので仕方がないかなと思いつつ、若さを露見させない ためにわざわざ、こなれていない表現を使うのは如何なものかと思う。 あと、時代考証が少し雑であるところも若さゆえか。なぜか昭和の時代を意識しているような気がするが、本人は昭和をほとんど知らないのだから無理もないが、例えば「万灯」の中で、舞台が昭和56年なのに、仕事道具としてバングラディシュのダッカにパソコンが登場しているのはちょっとお粗末。 やはり短編のせいか、急展開でオチに持っていく感が否めず、「あれ」という感じで、どの作品も幕が引かれる感じがする。 まあまあ評価できるのは、夜警と柘榴と関守かなという感じですね。 | ||||
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楽しめた章は、読み終わった後に「良かった」と何度も思い出しています。 女性の気持ちがよくここまで解るなと驚きました。 ただ、自分はすべてを楽しめませんでした。 文脈が、自分にはまだ難しかったのかもしれません。 また数年後読んでみたいです。 | ||||
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短編なので評価しづらい。普通。 意表のつき方が悪くない。長編に期待 | ||||
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本は元々あまり読まないので評価は初心者レベルです。短編集なのでいろいろ楽しめますがどの作品も私にはまあまあに感じました。 | ||||
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どの作品もよく書かれていると思う。久しぶりで楽しめる短編集じゃないかな。ただ、ちょっとくどい文章もあってだらけるものもある。その分星マイナス でも、全体としてはいい方の部類に入ると思う。 | ||||
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