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アースクエイクバード



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アースクエイクバードの評価: 3.85/5点 レビュー 13件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

東京・佐渡島滞在日記か?

外国の方が読むと、日本の風俗文化や考え方に興味をそそられるでしょうが、私はこの内容で、英推理作家協会のミステリー賞とは驚きです。ネトフリでも(本編解説のみ)「エクス・マキナ」のアリシア様が主演とは、やはり選択の間違いでしょう??
アースクエイクバード (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:アースクエイクバード (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151839011
No.4:
(3pt)

ミステリ?

日本下げではなく、日本上げでもなく、かといってトンチキ日本でもない、地に足がついた日本を描いた小説。作者はこれがミステリの賞をもらったことに戸惑ったらしいが、さもありなん。
アースクエイクバード (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:アースクエイクバード (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151839011
No.3:
(3pt)

スリラーとしてはNo。一際憂いを帯びた東京

2001/12月に単行本の「アースクエイクバード」を読んでいました。その時は、この小説について何を思ったのでしょう。Netflixで映画化されたと聞いて、kindleで「アースクエイクバード "The Earthquake bird"」(スザンナ・ジョーンズ 早川書房)を再読しました。
 舞台は日本。翻訳を生業にしているルーシーは、東京湾で見つかった遺体が彼女の友人のリリーではないのかと疑われ警察から尋問を受けることになります。そして、その尋問の間、子供時代からこれまでの自身の「回想」に深く埋没していくことになります。
 リリーは誰に殺害されたのか?何があったのか?何故殺害されたのか?ミステリーとして読もうとした場合はそれが要になりますが、作者は、そのことよりもむしろ(その頃の)東京で一人暮らしをする外国人女性の生活、恋、心理、雰囲気を描こうとしてますね。そして、それはとても成功しているのだと思います。恋人、禎司とのロマンティックな出会いから、リリーの思いは次第に執着に塗れた「ラブ・アディクション」という名の病に変換されていきます。「恋」という名のアディクションは、ひとつの進行性の「病」ですから、手の施しようのない「暗闇」の中を泳ぎながら、相手への不信と疑心暗鬼、嫉妬に苦しめられ、ついには<自我>が崩壊していくプロセスがスリリングに描かれているのだと思います。そのことは、2001年に読んだ時の感想とあまり変わりがありません。

 現時点、映画は未見です。
 何故この小説が映画化されることになったのか?今では、そのことの方に興味がありますね。製作がリドリー・スコットですから、「ブレード・ランナー」のような夜を表現したかったのか?英国から見た日本は未だに"Cool Japan"なのだろうか?主人公ルーシーの役は、アリシア・ビカンダーだそうですね?その配役を聞いただけでも、小説と映画は明らかに別物なのだと感じました(笑)
 この小説はスリラーとしてはNoですが、「東京」という街が一際憂いを帯びて描かれていると思います。
アースクエイクバード (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:アースクエイクバード (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151839011
No.2:
(3pt)

少し変わったミステリー

著者のSusanna Jonesは教師としてまたラジオのシナリオ作家として日本に住んだことのあるイギリス人である。彼女のデビュー作であるこの作品は、海外で「簡潔な文章を自信を持って書いた作品」という評価を得たようだが、その評価は当を得ていると思う。イギリスの女性が日本の男性と恋に陥る。そこにもう一人のイギリスの女性が登場し、殺人事件が起こる。その犯人は誰か、という点を、読者は主人公の独白から想像しようとするのだ。結末は読者の想像に任されているというのがこの作品の特徴である。ミステリーや推理小説としてこの作品を読むと失望するだろう。むしろイギリス女性の日本に関する考えや観察を知るつもりで読むと面白いと思う。作者の旅行先の描写は見事で、小説の表現力に幅を持たせている普段、分かりやすいアメリカのミステリー作品を読んでいる人は、「変化」のためにこのような作品も読むのもいいだろう。しかしあまりペーパーバックのミステリーを読み慣れていない人はすぐに飛びつくのはお勧めしない。この作品はどことなく「玄人好み」のところがあるからである。なお、英語は極めて分かりやすい。シドニーシェルダン級の読みやすさである。
アースクエイク・バード (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:アースクエイク・バード (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083840
No.1:
(3pt)

ちょっと期待はずれ

東京を舞台にしたサスペンスで、英国推理作家協会最優秀新人賞受賞作、ときいて、期待しすぎたのか、読後感はいまいちだった。
確かに細かい心理描写はされているが、ストーリーにあらが目立つ。いや、翻訳が悪いのかもしれない。なにしろ主人公の一人称が「あたし」というのは、はすっぱな響きでいただけない。ルーシーは地味で内向的な性格だから、ちゃらちゃらした感じの「あたし」というのはいかにも似つかわしくないのだ。同じ日本を舞台にしたミステリーなら、スジャータ・マッシーのシムラ・レイシリーズ「雪殺人事件(The Salaryman's Wife)」をおすすめする。
アースクエイク・バード (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:アースクエイク・バード (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083840

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