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(短編集)

月と太陽



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【この小説が収録されている参考書籍】
月と太陽
月と太陽 (講談社文庫 せ 17-1)

月と太陽の評価: 4.25/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

遠いようで近い未来のような物語

この本を読んだ時点では、近い将来、こんなデバイスは出てくるかもしれないな、と思っていたら、2016年4月、極小カメラ内蔵スマートコンタクトレンズの特許が申請されるというニュースが。
衛星の運用に絡めたお話、日食と結合双生児のお話、などありますが、少しだけ理工系の話題に関する知識があったほうが読み易いのではないかとは思います。
月と太陽 (講談社文庫 せ 17-1)Amazon書評・レビュー:月と太陽 (講談社文庫 せ 17-1)より
4062932369
No.2:
(5pt)

未来を強く生きるために

そういう作品に感じました。

短編5集の本作品ですが、そのため読み易くもあり、また非常に読み応えがあったと感じます。

個人的には科学やテクノロジーの類が好きなため、
著者の発想と知識からも成る本作品は、面白さを増す要因となっています。

未来を希望とし 今を強く生きる
そんな作品だと感じました。
月と太陽 (講談社文庫 せ 17-1)Amazon書評・レビュー:月と太陽 (講談社文庫 せ 17-1)より
4062932369
No.1:
(5pt)

未来への想いに満ちた短編集

身体と意識、エンパシーとシンパシー、震災、そして未来。
これらのキーワードを軸に端麗な文章で語られる物語には、瀬名秀明の未来への想いが色濃く反映されている。
特に最後に収録された「瞬きよりも早く」で語られる一文に、僕はあの震災で感じた想いを掬いとってもらい、救われた気持ちになった。

誰が読んでも面白いと思える作品集ではないだろう。
読者を煙に撒くような構成や、作者の心情がストレートに吐露されたセンチメンタルな文章、そして人物への同情ではなく感情移入を要請する内容を嫌う気持ちも理解できる。
だが、それらの欠点を補ってあまりうる希望の灯火が本書には込められている。

今の日本SFの先鋒を行く短編集。
月と太陽Amazon書評・レビュー:月と太陽より
4062186500

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