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ティンブクトゥ
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ティンブクトゥの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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前作「ブルックリン・フォーリーズ」が面白かったのと、表紙の写真の犬が可愛かったので、購入しました。ウィリーの「放浪の詩人」という設定は好きですし、良い場面もあります。一方、ストーリー的には相方が犬である必然性はあまりなく、その結果、安っぽくないストーリーになっていますが(この点は、訳者の柴田氏の後書きにも指摘があります。)、逆に、犬のストーリーを期待した読者にはやや物足りないのも事実だと思います。まだ、1回読んだだけですので、今後、繰り返して読めば、評価は変わるかもしれませんが。 ストーリー的には「ブルックリン・フォーリーズ」の方が上という評価になります。評価としては、「普通」の星3つとします。 | ||||
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タイトルにも記載させて頂いたが犬好きである。幼稚園から大学卒業まで一匹の柴犬を飼い、その死に接してからは失う辛さに耐えかね、今は飼う事を止めている。そういう僕ですが、この作品はどうも、どこに主眼があるのかが今一つ掴みかねた本だった。だがポール・オースターの小説の期待に違わず、面白いことは面白い。恐らく犬の生活を通し、更にその人格を思弁的に設定する事で人間の世界をあぶり出したかったのだと思うし、成功している場面もいくつかある。しかし、けっこう重要なテーマをかなり短いページ数で書いたためか、テーマ全体ががっしりつかめず、どうもとりとめない印象が残った。 | ||||
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ポールオースター待望の新作です。「ミスター・ヴァーティゴ」、 「最後の物たちの国で」、「幽霊たち 」と、彼の作品は大好きで すので、本書もとにかく買ってしまいました。 犬の視点から世界を眺めていきます。物語は淡々と進んでいきま すが、ポールオースター作 + 柴田元幸訳 の文章が心地いいです。 犬(主人公)にも段々と感情移入してきます。が、寓話的な感じ が本書にないのが残念でした。ここを一番楽しみにしていたんで すが・・・「犬がしゃべる最初から寓話」なハズですが、物語が 自然なので、犬がしゃべるのが全然不思議に感じられず、それが 逆に災いした気がします。 ちなみに、”ティンブクトゥ”の意味は、同時に読んでた「富の 未来」によれば、アメリカ人共通の”地の果て”だそうです。 「シューシャンクの空に」の”ジワタネホ”みたいに個人的な思 いで使っていると思っていましたが。 最後のシーンはジーンとしたので、星1つ足して、星3つです。 | ||||
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