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ムーン・パレス
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ムーン・パレスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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何の汚れかわからないがカバーに付着しているものが納品された(新品で購入) 本自体は問題無いので星3つにさせていただきます。 | ||||
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柴田元幸氏の翻訳なので読み切れたのかもしれません。リアリティーのなさに徐々にさめて行きました。 | ||||
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とある雑誌でコロナ期間の読書の勧め特集で紹介されていて、「深い余韻」が残る小説ということで結構期待していたのだが…残念ながら、私には合わなかった、少なくとも今の私の心境には合わなかった。 生前に父は亡くなり、子どものときに母も亡くし、「自分より大きなものと結び付けてくれる」大きな世界との唯一のパイプだった叔父さんもなくしてしまい、宙ぶらりんな主人公。青天の霹靂のような人生が続く。 最初の部分は、若気の至りで何か新しいことをやったるで~という感じで、ホームレス生活をしてみたが見事に失敗した、というコロンビア大の大学生のの青春が笑えるし、60年代アメリカの不穏な時代の雰囲気を捉えていて、臨場感もあった。作者自身が60年代にコロンビア大の学生だったから、私小説的なのかもしれない。 でもそこからちょっと変わった老人の世話をするようになって、これは主人公の○○なのでは…という予感…。そしてその老人が主人公に自伝執筆のために聞かせる話が長過ぎて… 呪われたような主人公の徹底的な孤独と、アメリカのフロンティアとを重ね合わせたところが、特に開拓者の集団であるアメリカ人の琴線には触れるのかなあ。 | ||||
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私は明確なメッセージとか方向性(?)がある話が好きで、村上春樹さんの一部の作品のような、どこにも向かわないようなゆらゆらした小説が苦手です。 この本はそっち系の印象を受けましたが、その割には楽しめました。 他の方のレビューにもありますが、後半はちょっと締まりがなく感じました。 随所随所で爆笑。 知的なユーモアだと思いますが。 著者によるとこれは”コメディ”らしいですし、そう思って読むのが一番楽しめると思いました。 | ||||
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MSフォッグという男の人生の一時をまるまる切り取った説明文みたいな感じ。 「これからどうしたものか、という僕にとってはおなじみの問題」この苦悶はわかる。何かしたいことがあるわけでもないのに、何かせずにはいられない。でもその何かがどうしても見つからないような、どうにも立ち行かない状況。その感覚が440pの全編にわたって漂っている。だから読む人にとってはどうにも捉えどころのないような話に思うかもしれない。 バイト先の老人が偶然自分と繋がりのある人物で、そこから知りもしなかった自分の父親へと繋がっていく、という設定の部分には、どうしてもご都合主義的な感が否めない。しかしあとがきで訳者も触れていたが、この話のご都合主義的な点を緩和させているのが、物語全体に漂う立ち行かなさ、絶望、救いの無さ、などの要素であると思う。これがあるから物語に深みも出るし、青春小説として成立している。 章の最初にちらっとネタバレするところや、中華料理屋ムーンパレスでのフォーチュンクッキーの文言が後々の伏線になっているところなどを鑑みると、相当綿密にプロットを組んでから書かれたであろうことがわかる。必要以上に長くて冗長な章はなかったし、ダレずに読める。何とも纏まりのない読後感ではあるが、それも含めてオースターの綿密な計算に基づくものであるのかもしれない。 翻訳が読みやすい。良文。 | ||||
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村上春樹をはじめとした多くの若き日本の純文学作家がこよなく愛するポール・オースターの小説。 唯一の肉親であった伯父の死をきっかけに世界に絶望してしまう主人公が、 自らを取り戻すまでを不思議な物語とともに淡々と描く。 とはいえ、淡々としながらも小説の中には濃い時間が流れていて、かなり圧倒させられる。 じんわりボディブローのように響く名作です。 | ||||
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本が好きな人にとってこの小説に出てくる主人公の本の読み方はとっても素敵だと思った。敬愛する死んだおじさんの残した本を、死んだおじさんだと想い返しながら読んでいくなんて、そんなおじさんみたいな人間になれたらいいなと思いました。 | ||||
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