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ビブリア古書堂の事件手帖5 栞子さんと繋がりの時
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ビブリア古書堂の事件手帖5 栞子さんと繋がりの時の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全119件 61~80 4/6ページ
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前巻の長編から、今回は再び短編集に戻っている。 しかし、栞子と大輔の恋愛という要素も絡めて物語は進行しているので、連作短編集と言った方が正解だろう。 作者は元々本格推理作家にも負けない技巧的な手法を用いているが、今回は各短篇の終わりに「断章」としてごく短い章を設けている。 この「断章」では、それまでの展開をひっくり返すのだが、このどんでん返しが読んでいて実に心地いいのである。 柔道で言えば、完璧な一本背負いを食らった感じだろうか。 それでいて、遊びが少なく、読後感のあまりよくなかった4巻とは異なり、以前のまったりした読後感も戻ってきた。 全5巻のなかで、これまでの最高傑作ではないかと思う。 とはいえ、まったりした運びではあるが、話は確実に結末に向けて進んでいる。 栞子と大輔の恋、栞子と母との関係など、今後の展開に向けた布石はしっかりと打ってある。 あとは、美味しんぼのような延々父子対決を繰り返すというワンパターンに嵌ることなく、きれいに完結してくれれば言うことはない。 いまから6巻の発売が待ち遠しい。 | ||||
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大輔と栞子さんの関係も進展を見せて、続きで読んでいる身としてはさらに続きが読みたいです。 続編にも期待しています。 | ||||
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世に本好きや古書好きを自認する方はたくさんおられると おもいますので、本書のような物語を提供するにあたって は、とても神経を使うだろうなと想像します。 キーとなる本の出版事情や裏話が物語の重要なベースとな っているので、本書で扱われている手塚治虫もそうですが いいかげんなことはかけないし、かといって誰もが知って いるような裏話では本当の意味での本好きには失望されて しまう。かといって、あまりに学術的なテキストクリティ ークを展開したのでは、ペダンチックになってしまう。 栞子さんのキャラクタや、ほんわかとした雰囲気をそこね ない程度の適当なバランスをとるのがとても大変だろうな と感じます。 今のところこのバランスは成功していると思います。 古書特有の独特の「匂い」や「手触り」、画一的な新刊書 店とはすこし趣の異なるそれぞれの店が持つ独特の棚づく り。そこに現れている店主の嗜好というか、過去の厖大な 書籍に対する独自のシンタクス。 具体的には描かれてないですがそういう空気を感じさて、 快くちょっと甘目の物語に身をゆだねられる。 眉間にしわをよせるような読書体験(格闘)とは縁遠い類 のものではありますが、これもまた読書の快楽だろうとい っていいのでしょう。 本書に登場する貸本屋は(私は大阪府下でしたが)、70 代後半まではごく少なかったですがまだあって利用してい ていました。 | ||||
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北鎌倉にある小さな古書店の店主・栞子さんと、アルバイト店員・大輔。この二人が主人公の古書ミステリー第5弾です。物語は第4弾の直後の2011年5月に設定されています。 突然現れた実母から衝撃的な誘いを受けた栞子さん。そして大輔は思いのたけを告白したものの、栞子さんからははっきりとした返答を得ることができずにいます。そんな二人をゆっくりと待つことなく、古書をめぐる謎の数々が次々と持ち込まれます。 今回の事件の中心に据えられるのは次の三冊です。 『彷書月刊』(弘隆社・彷徨舎) 手塚治虫『ブラック・ジャック』(秋田書店) 寺山修司『われに五月を』(作品社) 特に『ブラック・ジャック』をめぐる謎解きには目をひかれました。私も秋田書店の『ブラック・ジャック』を全巻そろえているつもりでしたが、刊行年によってはある作品が収録されていない巻があるのだとか。私の『ブラック・ジャック』は今、遠く離れた実家の書棚にあるのですぐには確かめるすべがありませんが、それはもちろん初版本ではないので、“その作品”が抜け落ちている版であるにちがいありません。 3つの謎を解き終わった時に感じるのは、人は誤解によって傷つき、その誤解を晴らす機会を逸することで取り返しのつかない時間を無為に過ごしてしまいかねないことです。ほんのいっとき勇気をもって、相手に意を尽くして事を説けば、もっと豊かで温もりある人生を歩めたかもしれないのに。わずかに気後れすることで生まれてしまったホコロビを、繕うことができずにいる悲しみに思いが至ります。 その気おくれを取り戻そうとする志田の次の言葉が胸に迫ります。 「若い奴らと違って、俺たちのような年寄りにはもう十分な時間がない――くっついたり離れたり、怒ったり笑ったりする時間が」(96頁) そしてもうひとつ、本好きにはたまらない、心くすぐる言葉を引き写しておきたいと思います。 「作り話だからこそ、託せる思いもあるんです。もしこの世界にあるものが現実だけだったら、物語というものが存在しなかったら、わたしたちの人生はあまりにも貧しすぎる……現実を実り多いものにするために、わたしたちは物語を読むんです」(186頁) 作者のあとがきによれば、「物語は折り返し地点を過ぎて終盤に入っています」。そして6巻目はもっと短い間隔でお届けしたいと考えてくれているのだとか。 「引き続きお付き合いいただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします」(307頁)。 もちろんです。 | ||||
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最終的な結末がどうなるのかは非常に気になるのだがこの巻は少し物足りない。結末がついたと思われた笠井の再登場は特にその思いが強い。笠井という人物の純粋性は-本物を燃やした-と信じていればこそ、読者の共感を呼ぶと思うのだが・・・ | ||||
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安定のおもしろさでした! 最初ミスリードに引っかかってしまって、もう一度読み直してやっと納得・・・ 二人の関係も進展しているみたいで、次巻が楽しみ! 改めて本っておもしろいなーと再認識です 最近少し本を読む時間が減りつつあったけれど、読書の時間をちゃんと取ろうと思います | ||||
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枚巻楽しみに読んでいます。今回も前評判に違わぬ引き込まれる内容で満足しました。 途中からだと良さが半減してしまうので、ぜひ1巻から読むことをお勧めします。 | ||||
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今回は読んだことがある手塚治虫や寺山修司が出てきて、話がとても身近に感じられました。 またまた知らなかったことがたくさん出てきました。手塚治虫にも人気が下降していた時期があったんだ、とか手塚治虫が「単行本を一種類読んだだけではわからない」とか…あまり書くとまずいでしょうからこの辺にしておきますが、とにかく栞子さんに教えてもらうことばかりです。 以前はほのかな甘い香りが漂う静かな展開でしたが、今回はいつものように静かではありますが、だんだん甘い香りが強くなってきています。 だんだん終章が近付いている事がはっきりしてくる展開でした。個人的には、最後はハッピーエンドを希望するものの、作品全体としてはあまり甘ったるくなりすぎない方がこの作品らしくて良いんじゃないかという、わがままな感想をもちました。 それにしても、智恵子さんにまつわる事柄が、謎すぎます。どうやってすっきりさせるんでしょう…続きが待ち遠しいです。 | ||||
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しばらく発行に間があったので、よもや月9ショック?などと邪推してしましましたが、作品のクオリティを上げるための準備だったようで安心しました。前回の引き続きのような人間関係や変わらぬ古書に対する著者の資料監修と作品に対する愛情が感じられる良作だと思いました。そして、最後によもやの展開。ああ、著者は最初からこのお話の幕引きの方向性まで計算されていたのだと、改めて思いました。もう折り返し地点は過ぎ、これから佳境というか終着地点へお話しは向かっていくようです。また次刊を楽しみに、一巻から読み返してしまいました。 | ||||
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ついに大輔が告白この後いったいどうなっちゃうの? そんな感じで終わった四巻ですが、栞子の答えはさてさてどうなるのか 大輔の存在をどこか疎ましく思いながらも消えた(様にみえた)母親の存在も気になりますよね 気になる人間関係はもちろんありますが、古書にまつわる探偵業的な事も継続して続いています 栞子の親友の女性も登場。そのさっぱりした性格にちょっとびっくり 今回の事件の中にブラックジャックがあるのが驚きでした そういえば前も漫画を扱ったことがあったとは思ったのですが 手塚後期の作品ということもあった古書というよりも今なお読んでいる人間がたくさんいると思うので 親しみを持つと同時に、手塚のなみなみならぬ努力を知りました 今回意外だったのが、これまでのような大輔の一人称ではないこと これはこれで面白いですね そしてエピローグとんでもない展開で幕引きます 次巻が待ち遠しい | ||||
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栞子と大輔との恋のゆくえが焦点のひとつになっている。作品は4巻をのぞく以前の作品のように短編が組み合わされたものになっている。しかし、全体を通して栞子の母親の陰を感じさせる点が以前とは大きく異なる。また、章と章の間に断章というものを挿入しているのも新しい試み。手塚治虫の「ブラックジャック」の章が本作では一番のお気に入り。 | ||||
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シリーズ全作購入中!期待通り! あとがきで著者が言っていますが、発刊ペースをもう少し早くしてくれることを期待しています! | ||||
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人間関係も、古書堂の雰囲気もますます魅力的になってきています。 | ||||
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ネタばっれしてしまうのであんまりかけないのですが1作目から読んでます。次回作も期待してます。 | ||||
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シリーズで、一番面白かったです。でも、かなりのデジャヴ?コバルト文庫の恋のドレスに、母と娘の関係がかなり似ていると感じました。文体とキャラは違いますが、人間関係がかなり、、、。まあ、そちらは終わってしまったのですが、今後の展開次第かな?と思っております。2人はようやくくっつきましたが、コバルトでもお母さんの影に悩んでからが長かったんですよね。あちらはミステリーではなかったので、このまま活劇に走らず展開して欲しいですね。 | ||||
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今までのビブリアとなんか違う展開です それぞれの話(三つあった)はミステリーとしてはオチが読めてしまうんですが、全体的にはすごく意外なお話です 栞子さんが大輔に好意を持ちつつも、告白の返事をなかなかしない(待って欲しい)ってのは、普通に考えれば他に好きな人がいるのでは、とかんぐらせるのですが、実は…… こういう女性はたとえ外見がよくても、めんどくさい女だと敬遠されるはずなんですが、大輔は律儀にかかわりあって、むしろそういう面倒なところがいいんだって感じですが 智恵子さんはもう女帝といっていいような雰囲気で、過去にも何人の男を手玉にとって、いろいろと問題を起こしているようですが、栞子さんは男関係については本当に淡白と言うか純情なんで、そこだけは母親似ではないと思います ホームレスの志田、知り合いの古本屋の妹、ちょっと問題のある以前のお客が深く関わってきますが、その人たちも智恵子さんと関係あるんですよね 大輔と栞子さんの関係が進展するので、ようやく結ばれるのかなと思ったら、最後の最後で1巻の敵キャラが登場(紙切れだけ)したので、次でどういう結末を迎えるのか楽しみです | ||||
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中1の娘にせがまれて購入したので内容はわかりませんが、 けっこうハマってるようです。 | ||||
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第1巻が出た時に本屋さんで見つけました。表紙のイラストから興味を覚えパラパラと捲ってみました。それが2巻め以降予約購入するにいたってしまいました。 | ||||
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次の作品の発売を待っていたので、予約して購入しました。毎回のうんちくも楽しみにしていました。 | ||||
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栞子さんのゆうずうのきかなさは腹が立つけど、読んでしまいます。 | ||||
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