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夜光怪人
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夜光怪人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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「夜光怪人」は、昭和24年5月号(創刊号)〜昭和25年5月号の 「少年少女譚海」に連載された作品です。 もともとは、由利先生が探偵役を務める作品でしたが、 昭和50年、山村正夫によって金田一ものに書き換えられてしまいました。 これ以降、刊行された「夜光怪人」は全て金田一になっています。 そのほか、ですます調であったものが、である調に直されているため、 雰囲気が随分変わっています。 「獄門島」で金田一が清水巡査に再会したにもかかわらず、 なんのリアクションもないのは、もともと由利先生だったからです。 本来は、別世界の住人である二人の探偵が「獄門島」を媒介として、 すれ違うというところにおもしろさがあったわけです。 それが横溝正史の茶目っ気でもあったわけです。 昭和50年以前発行の偕成社版「夜光怪人」は貴重なため、 高額で取引されています。 ストーリーは変わらないので、さほど問題はありませんが、 横溝正史以外の人の手が入り、探偵役も替わっているため、 マニア内では、金田一版「夜光怪人」は、ニセモノという評価を受けています。 同じ角川文庫の「金田一耕助ファイル」にも書き換えはありますが、主に「不適切語彙」にとどまっています。 勿論、オリジナルのままのほうがいいのですが、絶版を避けるためのやむを得ないこととも思えます。 「夜光怪人」と「金田一耕助ファイル」を同列に論じるのは、偏屈なマニアのたわごとにすぎません。 | ||||
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中篇「夜光怪人」と短篇「謎の五十銭銀貨」「花びらの秘密」が収録されている。 いずれも少年向け探偵小説で、内容もそれなりの出来でしかない。結末がすぐ読めてしまうし、人物の造形やプロットも頼りない。 「夜光怪人」は、バスカヴィルの犬っぽさが漂う作。少年探偵・御子柴進、三津木俊助、金田一耕助の3人が揃い踏みしているのが楽しい。 「謎の五十銭銀貨」は暗号ミステリ。 「花びらの秘密」はスパイものだ。 熱心な横溝ファンなら読んでも、という一冊か。 | ||||
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