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シカゴ・ブルース



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シカゴ・ブルースの評価: 4.40/5点 レビュー 10件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

作者とは思えない程の才気の無い凡作

「エド・ハンター」シリーズの第一作。父親を殺害された18歳のエドが伯父の助けを借りて犯人を追う姿を中心に頽廃した当時のシカゴ、エドの亡父との交情や人間的成長を描いたハードボイルド風の作品。奇抜な着想のSF作家という作者のイメージとは異なる。

作者にはSFだけではなく「3、1、2とノックせよ」という気の利いたミステリがあるが、本作の凡庸さには残念ながら呆れる他はない。滋味溢れると言えば聞こえは良いが、ただ人間模様を綴っただけでは流石に工夫が不足しているだろう。

作者とは思えない程の才気の無い内容にはガッカリした。なお、新訳版では旧約版での明らかな差別語を廃しているので、抵抗感は減少している。
シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488146228
No.1:
(3pt)

若いうちに読むべきか。意外とあっさりだった。

フレドリック・ブラウンの中では最も好きだった(はずの)シカゴ・ブルース。何十年ぶりかで再読だが、意外にも、「?」だった。筆致がかなりあっさりしているので、ストーリーに引き込まれない。もしかしたら、新訳の問題で、青田勝の旧訳が、意外とクイーンの時よりまして良かったのかもしれない。尤も、ブラウン自体、拍子抜けするというか、ややストーリー構成が甘く、アイデア一本で消化不良で終わる気もするので、私との相性は良くないのだろう。やっぱり、ブラウンは熱心なファン向けかもしれない。ただ、若い頃、旧訳を読んで、感動したのは確かなので、若い方に図書館で旧訳をまず読んでみるのをおすすめする。
なお、本書の解説だが、13Pにわたって熱弁をふるって、それはそれでよいのだが、せっかくならエド・ハンター・シリーズについて、最後にまとめて発行年と出版社を紹介するとか、戸川安宣氏の解説のように文献として資するような記載が欲しかった。本書でファンになった読者としては、次回作以降も追っていきたいかと思うが、シリーズの順番がバラバラに記載されているのでわかりにくい。
シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488146228

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