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裏切りの朝



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【この小説が収録されている参考書籍】
裏切りの朝 (角川文庫)

裏切りの朝の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

あっと驚く究極の裏切りが待っている

8年間の刑期を終え、刑務所から出所したラニアンを待ち受けていたのは、保険会社調査員のモイヤーズ、そして自称レポータのルイーズだった。目当ては、ラニアンが強盗で逮捕された際に隠した200万ドルの宝石なのか。宝石に在りかがばれれば刑務所に逆戻り。ラニアンを付け回し、あの手、この手で口を割らせようとするやつら。ばれないように宝石を回収したいラニアンだったが、ルイーズといい仲になった挙句、命を狙われるようになって ・・・

主人公ラニアンがストイック一辺倒じゃなく、惚れた女にほだされる弱さを持っているところが良い。謎の女ルイーズの目的を感じながらも、自分への愛情を信じたい男心。出会いは打算的であっても、徐々に心を通わせていく様は恋愛小説のよう。

肝心かなめの宝石は8年の歳月で隠し場所が失われ、失意のどんぞこのラニアン。ラニアンを罠にはめたやつらが殺害され、警察からも追われるはめに ・・・ とつづく。

裏切りにつぐ裏切りで窮地に陥るラニアンだが、ここいちばんの頭脳戦がすばらしい。警戒厳重な施設への命をはった侵入行や、ロッククライミングシーンといったハラハラものの見所が用意されている。

ラストは、どんでん返しとも言うべき、あっと驚く究極の裏切りが待っている。締めくくり方もぐっとくるな。
裏切りの朝 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:裏切りの朝 (角川文庫)より
4042530079

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