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なごり歌
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なごり歌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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対応も丁寧でよかったです。 | ||||
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昭和を生きた世代にはサウダージを随所で感じられます。しかし、あれっ?なぜ?って感じで終わる話が何話かあってちとモヤモヤしました。 | ||||
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ほっこりした余韻を残すストーリーの連作。それらが絶妙に絡まっていて、登場する人物のすべてがとても印象に残ります。 | ||||
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素敵な話、満載はいつものことですが・マリアちゃんのハナシは苦しいです まぁ本の中での出来事なんですけど・・感情移入させられてしまいました ハナシのもっていきかた、短編そうで大きな描き方の中のつながり・・まさに朱川ワールドです | ||||
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前作のかたみ歌が好きで今作も朱川さんの昭和を舞台にした作品と言うことで購入しました。 前作は商店街だった舞台が今作は団地になっており、それぞれの人間模様が描かれています。 どのお話も、人間が生きている限り一度は経験するかもしれないことばかり。 それでも、そこで出会う人の温もりを感じさせてもらえるお話ばかりでどのお話も感動させられました。 現代の日本が忘れてしまった人間の温もりの優しさに会える、そんな一冊です。 | ||||
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団地を舞台にした小説という事で、関心を持って手に取りました。 朱川湊人さんの作品を読むのはこれが初めてでしたが、しみじみとしたとてもいい作品でした。 ノスタルジー、日常に潜む非日常、そして人の優しさ、ほのかな希望…派手さは無いけれど実直な文章が心地良く、それぞれの短編が絡み合う構成も見事で、ぐいぐい引き込まれて読みました。 そしてこの作者の方にも非常に好感を持ちました。 私は元々小説が大好きなのですが、子供が産まれてから、実用書の類や趣味の専門書を読む事が多くなっていました。それはそれで楽しい読書でしたが、こちらの作品を読んで、久し振りに小説の面白さに気付かせて頂いた気がします。 これから朱川さんの作品をもっと読んで行きたいと思っています。 | ||||
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とても優しい気持ちにさせてもらえる作品でした この“虹ヶ本団地”って、「わくらば追慕抄」で建設されていた所なのかと思いますましたが、違いましたね 難を言えば、作品のまとめである最終抄がちょっと呆気ないかな… 昭和のスター風ルックスの主人公の性格が、それまでのイメージとちょっと変わってきちゃっていたし そもそも主人公の想い人が、あんまり魅力的な女に感じられない…登場人物の回想にしか出て来ないせいでしょうか 何より、睨んだ通りの人が犯人なのが拍子抜け… まあ、ミステリー小説な訳では無いんでしょうね ともあれ、他の作品も読みたいと思います | ||||
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大切な家族を失った後に偶然この本を手に取りました。悲しくてやりきれない気持ちが少し和んで、とても救われました。 作者に好感を覚えました。 | ||||
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団地を舞台とした本書は 40年代のものも書いていて とても懐かしく想いながら 読ませていただきました。 団地では大人社会での人間模様や 子供には子供社会の思いがあります。 臆病になったり、見栄を張り合ったり、 赤ちゃんからの遊び仲間だったり、 いろいろですね。 そんななかでホッとさせてくれる ゆうらりゆうらりひこうきは 速さや高さに魅力を感じない、 優しくフワッと飛ばし そしてぜーんぶゆっくりでいいんですよと 語りかけてくれますよ。 | ||||
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舞台は昭和50年前後、78号棟もある虹ヶ本団地に住む人々。 全7編からなる。1篇1篇独立した話だが、登場人物が重なって いて全編通すと、虹ヶ本団地という舞台をベースにした1本の 長編にも思える。 当時の団地は今と違い、近未来的に輝いていたようだ。 そして時代は今よりも自由で素直だ。 「なごり歌」というだけあって、ほとんどの登場人物が何らかの 別れを経験していて、その人の残した印象を忘れられないでいる。 特筆すべきは、当時の歌やテレビ番組を多数出すことで、話に奥行と リアリティ、郷愁を持たせていることだろう。 さすがと思わせたのは、7編を繋げた伏線だ。 団地に引っ越してきた家族の話から始まり、そこからさまざまな 人物(以外のものも)が出てきて、最終話ではきっちり大団円 (カタストロフィー?)。 しかし、この作品の中枢をなすのは、「ゆうらり飛行機」のセリフ 『ゆっくり、ゆっくり.....全部ゆっくりでいいんですよ』だと思う。 | ||||
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「団地には、いろいろな運命を背負い、いろいろな生き方をしてきた人間たちが、特に理由もなく寄り集まっている。その人生はコンクリートの壁一枚を隔てて、つかず離れずの距離で存在し、似ているような似ていないような時間を過ごす。(文中より)」高度成長期の都市人口集中対策として建てられた、巨大な公団住宅を舞台にした7編の話は有機的に絡み合って構成されてます。朱川ファン心のド真ん中を射抜くような、正統派作品です。全体の構成や表現力は、流石としか言えません。また、自分は作者とほとんど同世代のため、作中に登場する「ボクシーボールペン」などのアイテムを懐かしみ、『いとしのレイラ』などをYouTubeで聞き返しながら、ノスタルジーに浸るのも朱川作品の楽しみ方定番ですね。読み進むにつれて、何故か自分が人間らしさを取り戻して行くように感じられました。これからも期待してます。、 | ||||
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かたみ歌 が最高に感動作でした。ですので、期待して…読んでおりませんが☆5つ!!文庫本になって欲しいです。 | ||||
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同じ著者の「かたみ歌」は、昭和の商店街を舞台にし、母に殺された子や特攻隊で死んでいった者たちの思い、理不尽に殺されて現世に未練を残す者たちの切ない歌をつづった傑作だった。 本書は、昭和の団地を舞台に、死者にとり残されて生きる者たちのなごりを惜しむ切ない歌。理不尽な死に彩られた「かたみ歌」ほど劇的な構成ではないけれど、取り残された者たちの淡々とした日常を描く筆致は、胸にしみる。 各短編に登場する、ゆっくり飛ぶ模型飛行機。ボクには、なごりを惜しんで生きる者たちの象徴に思える。ぜひ、「かたみ歌」とあわせて読んで欲しい。 | ||||
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商店街を舞台にした「かたみ歌」に続き、今作は団地を舞台にした「なごり歌」というなつかし感涙ミステリー。 朱川湊人さんお得意のホロっと泣かせて、ゾクッと寒気もよぎる7つの作品集です。 7つの作品はすべて同じ団地を舞台にし、登場人物等も少しずつリンクしています。 どの作品も読んだ後にノスタルジックに酔いしれ、優しい気持ちになれます。 最初からあやしかった人物が、7つ目のお話しでやっとメインとなってスッキリです。 | ||||
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昭和四十年代、私も同じような団地に住んでいたので 当時のことを思い出しながら、懐かしく、読ませてい ただきました。 当時、日本は高度成長期でした。団地の住民はファミリ ー層が中心で子供も多く、団地内は活気がありましたが 一方で時間はゆったりと流れていたように思います。 そんな時代、団地で起こる様々な出来事はありそうな 話でとても興味を誘いました。 7本の短編は独立した話のようでじつはどこか繋がって いて、最後まで読まないとわからないのもグッドです。 ホラーの中にも郷愁や切なさや優しさを感じてしまい ます。 個人的にはある日、突然団地に引っ越してくる子供の 話を描いた「遠くの友だち」や公園で模型飛行機を飛ば すおじさんの「ゆうらり飛行機」の話が好きでした。 | ||||
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