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図書館の死体
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図書館の死体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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日本のミステリのような深い謎解きがあるわけではないが、詰め込みに詰め込みぬいた怒涛の展開は 作品に対する深いこだわりを感じられて○ 登場人物は多いがみな個性的なのですぐに誰が誰なのかが覚えやすい点も素晴らしい ただ主人公を敵視する検事補はあまり展開に絡まないので不要な存在だったか 総じて素晴らしい出来といえる | ||||
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都会から、アルツハイマーの母親の面倒を見るため田舎へUターン転職で図書館長になったナカナカのイケメンと思われるジョーディ・ポティートが探偵を務める第1作。どうやら次の作品を読み進む前に4作で打ち止められて入るらしいことを解説で知ってしまいました。 ナカナカ良い出来です。田舎ならではの複雑に絡み合う人間関係、プロットの膨らまし方、どれをとっても最近読んだ海外ミステリの中では上位。 いつも、amazonがお薦めと言ってくるアルゴリズムは変で、ちっとも興味の無いものしか薦めてこないのに、今回ばかりは良かったので驚き。 | ||||
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図書館についての記述は少ない。 これがイギリスならば、詳細な記述があるだろうし、フランスならば壁に掛けてある絵画についても記述するだろう。 その辺が少し気になるけれども、事件の展開はアメリカ的で面白い。 でも結末というのはこういう決着が多いことが気になるのだ。 | ||||
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いろいろな人物から編み出されるさまざまな伏線が 巧く張り巡らされています。 事件のなさそうな田舎町だけど、 叩けば埃が出てくる。 リストに書かれた名前と、 聖書からの引用句の関係。 この謎をどう解き明かすか…。 その描き方も素晴らしいと思いました。 | ||||
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謎解きもあるけれども 秀逸な人間描写がメイン。 ただし、真相のほうにはどうしても 海外作品が苦手な人には きつくかんじてしまうことでしょう。 しかし伏線はとにかく多いですね。 よって誰が疑われても おかしくないような感じになっています。 それに黒い事実もいっぱい出てきますし… でも最後は感動しました。 幸せものだね。 主人公は。 | ||||
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主人公のジョーダン・ポティート(ジョーディ)は、故郷の町を出て ボストンで編集者としていい給料ももらっていたが、 お母さんの病気のためにやむなく故郷に帰らざるを得なかった。 故郷で図書館の館長職を得たが、その図書館で事件が起こってその罪を 着せられそうになり、無実を訴えるため調査を始めた・・・。という筋。 お母さんを施設に入れるかどうかでお姉さんとやりあったり、 暗くなりそうなところもあるけど、主人公の明るさ(というか、軽さというか、) のおかげで全体的に深刻度はそんなにない。 主人公の口調は常に軽いし(ちょっと軽すぎ?)、二人の美女から言い寄られるし。 中盤ダレがちだったところ、残り四分の一ぐらいから急展開で 一気におもしろくなってきました。 ラストシーンのジョーディのセリフがいい。 | ||||
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一見意味不明な聖書からの引用句の謎が解き明かされていくにつれて関係者の人物像が明らかになっていく。主人公にとっての大どんでん返しも引用句の謎にも絡んで重要な要素になっている。 主人公が思いつくジョークは皮肉ばかりで性格は歪んでいると思われる。なのにモテまくるのは著者の願望だろうか。登場する女性に美人率が高いのも不自然。出来過ぎた話だけど面白かった。 | ||||
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文体が自然で読みやすい! 図書館に現れた死体を館長が発見し、自分の疑いを払うため奮闘する、という面白くもなんともないストーリだが、それでもいい具合にユーモアがあって不思議と読ませる作品。 | ||||
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デビュー作でアガサ賞、マカヴィティ賞最優秀処女長篇賞を受賞という本書。 読む前から、期待もかなり膨らもうというもの。それでも星を4つしか付けられなかった理由を挙げていきたいと思う。 まず、架空の町ミラボーの風景が、今ひとつ浮かび上がってこない。 それから事件の流れが若干細切れな印象で、盛り上がりに欠ける。 自分に疑いがかけられて事件解明に乗り出す主人公にしても、 実際はそこまで切迫した事態ではなく、さほど緊迫感はない。 ロマンスの要素も含まれているが、なし崩し的というか、 あってもなくてもいいような中途半端さを感じてしまった。 中途半端といえば、主人公の性格づけも少々掴みづらい。と、厳しい批評が並んでしまったが、それでも星を4つ付けたというのは、 逆を言えばそれだけ作品自体の完成度が高いということだろうか。 本格ものを期待して読むと意外と肩透かしを食らう感じだが、 このシリーズの今後に期待しつつ、続けて読んでいきたいと思った。 | ||||
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面白い。仕事の締切を忘れて一気に読んでしまいました。推理小説の魅力は探偵役の魅力でほぼ半分以上決まる(と思ってます)が、物々しい職業探偵や刑事ではなく、図書館長という一風変わった職業や、冗談まじりで口の減らない性格がいかにも現代的で新鮮。金髪で長身でハンサムで、という外観は女性読者へのサービスか? また他の登場人物(テキサスの田舎町が舞台。その村人たち)の描き方も巧みで、細かな心理描写にも犯人探しのヒントが隠されている。探偵と助手(若くて美人でお金持ち。うらやましい!)という古典ミステリーの構図をしっかり取り入れつつ、ラブシーンやアクションシーンを盛り込むなど、ハリウッド映画的に仕立てているのも面白い。いわゆる謎解きよりもストーリー性がやや優る作品で、出だしの一行目から殺人事件を予感させ、感動的なラストの一文で締めくくる文章の巧みさが最大の魅力。同シリーズの続きがすぐ読みたくなる傑作です。 | ||||
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