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霧の国
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霧の国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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チャレンジャー教授シリーズの1冊であり、また邦訳は創元文庫のSFシリーズから出版されているにもかかわらず、心霊現象を信じていたドイルにとっては、本作は空想的なSFでもファンタジーでもなかったのではないだろうか。とは言えあくまでフィクションなのだから、研究書としての厳密さを求めるべきではあるまい。ただし、心霊解釈にキリスト教的な道徳臭が強いのは、少々気になった。 チャレンジャー教授は心霊現象を頭から否定してかかる人物として最初登場するが、その後は『失われた世界』等でもおなじみの新聞記者マローンが、チャレンジャー教授の娘イーニッドと一緒に様々な心霊現象を体験する様子が描かれる。さらにロクストン卿も幽霊屋敷の挿話で登場し、最後はチャレンジャー教授が交霊会に立ち会うことになる。この決着部分の伏線が最初から張ってあるのは、ミステリ作家らしいところと言えるだろうか。 | ||||
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