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霧の国



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【この小説が収録されている参考書籍】
霧の国 (創元SF文庫)

霧の国の評価: 4.40/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

小説形式の心霊現象解説書

チャレンジャー教授シリーズの1冊であり、また邦訳は創元文庫のSFシリーズから出版されているにもかかわらず、心霊現象を信じていたドイルにとっては、本作は空想的なSFでもファンタジーでもなかったのではないだろうか。とは言えあくまでフィクションなのだから、研究書としての厳密さを求めるべきではあるまい。ただし、心霊解釈にキリスト教的な道徳臭が強いのは、少々気になった。
 チャレンジャー教授は心霊現象を頭から否定してかかる人物として最初登場するが、その後は『失われた世界』等でもおなじみの新聞記者マローンが、チャレンジャー教授の娘イーニッドと一緒に様々な心霊現象を体験する様子が描かれる。さらにロクストン卿も幽霊屋敷の挿話で登場し、最後はチャレンジャー教授が交霊会に立ち会うことになる。この決着部分の伏線が最初から張ってあるのは、ミステリ作家らしいところと言えるだろうか。
霧の国 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:霧の国 (創元SF文庫)より
4488608043

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