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(短編集)

シャーロック・ホームズの帰還



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シャーロック・ホームズの帰還の評価: 4.44/5点 レビュー 43件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全43件 21~40 2/3ページ
No.23:
(5pt)

大変楽しく面白く読ませてもらいました。

久し振りにシリーズを読み返していますが、
いつ読んでも愉しいものですね。
シャーロック・ホームズの帰還 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (角川文庫)より
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No.22:
(5pt)

真の紳士とは、高潔な決意を行動に示す者のことである。

ホームズといえばヴィクトリア時代が思い浮かぶが、本書『帰還』シリーズでは世紀末から20世紀初頭にかけて、電気照明が実用化され、自転車の流行した時代に活躍する探偵の姿が愉しめる。

『Charles Augustus Milverton 犯人は二人』
本書の中のお気に入り。スキャンダルネタを手に社交界を揺るがし儲けるロンドンの大悪党、ミルヴァートンに対峙し、法を犯してまで名誉を守るホームズの姿が凛々しい。
冒頭、ミルヴァートンに屈するかにみえたホームズ。だが紳士たるもの、婦人が助けを懸命に求めているとき、危険など気にするべきではない。「自尊心や名声のために最後まで闘う」(p326)決意を行動に移すホームズとワトスン。この「二人の犯人」は真の紳士だ。
静寂の書斎の中の緊迫、そして訪れる復讐の惨劇。事後の某貴族夫人の胸中を想うとやるせなさが募る。せめて後半生に幸あらんことを願う。

『The Second Strain 第二の汚点』
或る秋の朝、グラッドストーンをモデルにした大物老政治家にして首相と、やり手の若手貴族閣僚の突然の訪問を受けるホームズたち。仏露・独墺の各同盟にバランスを取る英国の立場を揺るがしかねない手紙の紛失。時を同じくして起きた殺人事件。国際諜報組織のエージェント。ホームズの鮮やかな事件解決の手腕! 面白くないわけがない。

『The Dancing Men 踊る人形』
子供の落書きにしか見えない暗号の恐怖、秘密結社の内紛、誠実な男の悲劇。
ホームズの推理が冴える傑作。

『The Empty House 空き家の冒険』
突如、ワトスンの前にその姿を現したホームズ。バリツ、チベット紀行などの記述も興味深いが、愛妻を亡くした相棒に、悲しみには仕事が一番の薬だと慰め励ますホームズの姿が凛々しい。そうだ、男なら紳士でありたい。

『The Priory School プライオリ学校』
湿地帯に刻まれた自転車のタイヤの溝の形、「牛」の蹄、ホームズも驚愕したホウルダネス卿の秘密。ウェットとドライの入り混じる興味深い物語。

『The Abbey Grange アビ農園』
警察とは立場・思想の異なる民間のprivate detectiveは、被害者だけでなく、加害者にも法を超越した救済を示すことができる。ホームズの「紳士」がいかんなく発揮される一編。

他に
『The Norwood Builder ノーウッドの建築士』
『The Solitary Cyclist 孤独な自転車乗り』
『Black Peter 黒ピータ』
『The Six Napoleons 六つのナポレオン』
『The Three Students 三人の学生』
『The Golden Prince-Nez 金縁の鼻めがね』
『The Missing Three-Quarter スリー・クォーターの失踪』
を収録。

付録の『競技場バザー』『ワトスンの推理法修業』は小作品というより、習作といったところか。

スピンオフ作品は数あれど、やはり本家は何かが違う。
シドニー・パジット氏による挿画とオックスフォード版の充実した解説により、ホームズの世界を思う存分楽しめる一冊である。
シャーロック・ホームズの帰還 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (河出文庫)より
4309466168
No.21:
(5pt)

おもしろかった

翻訳者延原氏のおすすめ通りドイルの描き下ろし順に読んでいます。
この短編集は面白い話が多かったです。

私は・・・この19~20世紀にかけてのロンドンの様子を、本を読んだだけでは
具体的に思い描くことができなかったので・・・ジェレミー・ブレット主演のグラナダテレビで作られた、
テレビドラマは非常に参考になり、読みながら当時の馬車、人々のファッション、インテリア、立ち居振る舞いなどを
思い描くことができました!

ドイルの文章は、探偵小説のなかで、ホームズの心の礼儀作法、信念といったものが垣間見えるとき、
特に感動します。推理小説でありながら、文学作品のように感動して心に響く文章がいくつかありました。
シャーロック・ホームズを読むと、この時代の落ち着き、礼儀正しさ、友をもつ幸せ、などが感じられて本当に
幸せな気持ちになります。

ところで、イギリスは当時、やはり自国以外の国は、ちょっとどうでもいい、というか、
当たり前のことながら自国が一番大切であったわけですよね。
なんか、インド、オーストラリア、南アフリカ、などと人々の行き来が多いわけですが、
犯罪者も外国に逃亡してしまうなら、もう、いいや・・・と、途端に追及心がなえ、許すような気持になるようです。
また、海外であくどい、非道なことをして、年を取ってからイギリスに戻って、
まっとうに、周りの人にもつくしながら暮らしてるイギリス人がいると、
罪は昔の若い時代の外国でのことだから・・・という風に考えて、
ちょっと許す?っぽい雰囲気もあります・・・
海外にバンバン進出するのが当たり前の国だから、そういう考えにもなりがちでしょうが・・・
外国でなら、所詮イギリスより野蛮な国なんだから、罪を犯しても目をつぶろう・・・みたいな
所ありますね。結局自国以外を見下してる風になっちゃう、所以、かも、ですね。
現代はしらないけど。
シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)より
4102134026
No.20:
(5pt)

悩んだけど購入して正解でした

他の全集を持っていたので(日本語・英語各1セット)購入を迷っていましたが、自分へのご褒美という名目で購入しました。
訳注が非常に多いので、単純にミステリーとして読みたい人にはお勧めしませんが、時代背景などが分かるので、より詳しくシャーロック・ホームズや19-20世紀のロンドンについて知りたい方には大変お勧めです。
シャーロック・ホームズの帰還 (シャーロック・ホームズ全集)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (シャーロック・ホームズ全集)より
4309610463
No.19:
(5pt)

文字も大きく、がっちりした単行本です

とても読み易く、訳者も良く、特に老齢に大文字は、大変助かります。格安で入手でき、全巻を揃えられるのも魅力です。
シャーロック=ホームズの帰還 下  シャーロック=ホームズ全集 (10)Amazon書評・レビュー:シャーロック=ホームズの帰還 下 シャーロック=ホームズ全集 (10)より
4037381001
No.18:
(3pt)

デザイン。

表紙がこのデザインじゃない、ふるーいタイプがきました…
そろえてたのに、この一冊だけ違う…
残念です。
シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)より
4102134026
No.17:
(3pt)

訳本としては・・・

昔の文庫本の方が趣があって、読んでいて違和感がない気がしました。
若い人は、こちらの方が良いのでしょうか?
まぁ、ずいぶん雰囲気は変わってしまいましたが、またホームズ作品が読めてうれしいです。
シャーロック・ホームズの帰還 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (河出文庫)より
4309466168
No.16:
(5pt)

手紙・・・・・・・

コナン・ドイルの妻ルイーザが悪性の肺結核で死亡し、恋人ジーンと再婚するまでの精神的に不安定な時期に書かれた作品を集めたのがこの「帰還」。そのせいか、モリアティとのファイナル・ファンタジーから復帰したあの有名な「空き家の冒険」も含め、プロットがいまいちで、やっつけ仕事風なものが多いのもこの「帰還」の特徴かもしれない。といって、決して面白くないものではない、むしろ、深読みも相変わらず面白く楽しめる。

 「孤独な自転車乗り」の中で、「訳者あとがき」ではホームズが「彼らは結婚してしまったのだ」と叫ぶ・・・とあるが、実際は「私」、つまりワトスンが叫んでいるのだが・・・・・まあいいか。ホームズは実際にレイプシーンを目撃したのかどうか、本文にはないけど・・・・・まあ、これもいいか。

 それにしても、この時代、すべては手紙に始まり、手紙が乙女心をくすぐり、はては、レディを惑わし、かどわかす・・・・・
シャーロック・ホームズの帰還 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (河出文庫)より
4309466168
No.15:
(5pt)

安いんで買いました

三省堂とかでホームズの原語版を買うと1000円以上するので、Amazonで買いました。
中古でもそれなりのものを選べば、ぜんぜん気になりません。
が、、、、、
たぶんこのシリーズはみんな本が小さくて軽くて、ということは字も超小さいです。
老眼の進んだ私の目には、負担が大きいなあ・・・
The Return Of Sherlock Holmes (Yohan Ladder Editions 97)Amazon書評・レビュー:The Return Of Sherlock Holmes (Yohan Ladder Editions 97)より
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No.14:
(5pt)

懐かしい

また読みたくなり、購入。思い出すにつれ、懐かしくなりました。少しずつですが、全巻そろえるつもりです。
シャーロック・ホームズの帰還 (シャーロック・ホームズ全集)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (シャーロック・ホームズ全集)より
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No.13:
(4pt)

シャーロック・ホームズを初めて読まれる方に

もし、あなたがシャーロック・ホームズを初めて読まれるならば、出版順に読まれることをお勧めする
 先ず、最初は「緋色の研究」と「四つの署名」は読んで欲しい。ついで短編集の「シャーロック。ホームズの冒険」、「シャーロック・ホームズの想い出」、長編「パスカヴィル家の犬」、「シャーロック・ホームズの帰還」、長編「恐怖の谷」、「シャーロック・ホームズ最後の挨拶」、そして、最後に「シャーロックホームズの事件簿」を読み終えると完全読破したことになる。但し新潮文庫版では、短編集の都合で先の作品から落とされた物を集めて「シャーロック・ホームズの叡智」なる表題で出版されているので、他の出版社の作品を選ぶ方が良いとおもう。
シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)より
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No.12:
(5pt)

読みやすい分量です

中学生の時シャーロック・ホームズシリーズは全巻読みました。当時は翻訳もので、今回原書で読んでいる。1話あたり30ページ前後。19世紀のイギリスの文化を楽しめ、英語文体も平易で大変読みやすい。やはりホームズは不世出の探偵キャラクターだなと思う。
The Return Of Sherlock Holmes (Yohan Ladder Editions 97)Amazon書評・レビュー:The Return Of Sherlock Holmes (Yohan Ladder Editions 97)より
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No.11:
(4pt)

文字が適度に大きくて良かったです。

短編集第三弾ですね。個人的には第三弾>第二弾>冒険 の順に好きです。

最近「BBCドラマ シャーロック」にハマったので取り寄せました。ホームズは昔少しだけ読んだことがありましたが、アガサクリスティーなどと同様に、外国の小説は読みづらくて嫌だという印象のまま、ずっと嫌っていました。

やはり、
回りくどい言い回しが多くて理解しづらい印象は変わりませんでした。でも読んでいる本人が20年大人になっているので、そういった意味では昔よりはずっと読みやすかったと思います。あと、昔の版より文字が大きかったので目が疲れませんでした。

そして、
「BBCドラマ シャーロック」はとてもよく出来ています。原作への愛が感じられました。例えば返事が必要な手紙なのにナイフで刺しあるだとか、VRと壁に発砲して書いてしまっただとか、どうでもいいようなことをきちんとドラマの中で表現してあります。(ドラマのほうはスマイリーマークだったが)

あと、「冒険」の一番目に収録されているアイリーンアドラーですが、小説のほうは何の印象も残っていませんでしたが、現代版ドラマのほうはなんとまあ素晴らしい出来栄えだこと。そういう意味でも改めて読み直してよかったと思える箇所が多かったです。
続けてジェレミー・ブレット版も観ましたが、あちらは聖典=小説のそのまま写しといっていいような出来栄えでしたので現代版との比較は止します。

小説に関しては、訳す人によっても印象が代わる可能性がありますので他社から出版された品も読んでみたくなりました。
シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)より
4102134026
No.10:
(4pt)

冒頭の作品でホームズが帰還する

「シャーロック・ホームズの思い出」中の「最後の事件」で
ホームズは死んだ事になっていたが、
その後、この本の初めに収録されている「空家の冒険」で
実は死んでいなかったということにして短編集は続くことになった。
なので「思い出」を先に読み、続いてこの「帰還」を読むべき。

「空家の冒険」「踊る人形」「美しき自転車乗り」「プライオリ学校」
「黒ピーター」「犯人は二人」「六つのナポレオン」「金縁の鼻眼鏡」
「アベ農場」「第二の汚点」の10作品。

原作は13編で、「ノーウッドの大地主」「三人の学生」「スリー・クォーターの失踪」の3編は
ページ数の関係で「シャーロック・ホームズの叡智」の方に
収録されているから、「帰還」の後「叡智」を読むべき。
スリー・クオーターはラグビーのポジションの事です。

この「帰還」の解説で、訳者が原典の誤りに言及しているのが
珍しく、おもしろい。


シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)より
4102134026
No.9:
(5pt)

よくわからない

シャーロックホームズは、1冊づつ、別の本として読んでいる。
そのため、どの話と、この話が矛盾しているという議論には興味がない。
1作づつ、単独で楽しめればよい。
ホームズが復活したのは、話がたくさん読めるので嬉しい。
今のように、コンピュータでデータ管理をしているわけではないし、
データ管理して物語を作ってもらっても嬉しくないかもしれない。
その時々の、ホームズとワトソンの振舞いが面白い。
1作づつ、別々に読む、読み方をお勧めしたい。
シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)より
4102134026
No.8:
(5pt)

再充電により熟成された傑作集

ホームズもの第3の短編集であり、長編を合わせると「バスカヴィルの犬」(1902)に次ぐ第6の作品集ということになる。雑誌連載は1903〜1904年、発刊は1905年。短編集としては、ホームズ「最後の事件」が掲載された「シャーロック・ホームズの思い出」(1894)から実に11年後であった。13編の短編が掲載されていたが、本書では3編が割愛され、「シャーロック・ホームズの叡智」にまわされている。私はそれを、原典に対して冒涜的と感じている。
しかし作品の質は高い。何より現代の作品に比べて優れているのは、本来は陰惨な事件を扱わざるを得ない推理小説で、扇情的な描写が極力避けられ、解決までの顛末にも正義を重んじた配慮がなされていることである。現代の探偵が警察との共同作業を余儀なくされるために、法に照らした結末が不可避である点は、しばしば暖かい読後感に支障となるが、ある意味でいい加減なホームズの行いが、各短編のハッピー・エンドに手を貸していることが少なくない。
本書でもっとも有名な「六つのナポレオン」は、今の読み手ならすぐにわかってしまうようなトリックに大騒ぎする登場人物が微笑ましい。一方で、最高傑作とされることもある「金縁の鼻眼鏡」は、世評に違わぬ堂々たる名品であった。その他の作品も、娯楽短編として申し分ない。
「思い出」からしばらくの充電期間があったために、期せずしてドイルのネタ切れの懸念がしばし薄れた幸福な作品集であると私は考える。
シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)より
4102134026
No.7:
(2pt)

新潮社のは買うべきではない

新潮社の「シャーロック・ホームズの帰還」は
買うべきではありません。
なぜなら、オリジナルに存在するはずの
「ノーウッドの建築業者」
「3人の学生」
「スリークォーター失踪事件」
の3つの短編がなぜか収録されていないからです。
これらの短編も大変すばらしいですから
買うならぜひこれらも収録されているものを買うべきです。
延原 謙さんの訳は
個人的には、あまり好きではありません。
なんか不自然な言い回しや、古くてもう殆ど使われていない表現も多いです。
私は東京創元社のものをお勧めします。
小さくてコンパクトだし
阿部知二さんの訳が現代的でとても自然な感じがします。
シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)より
4102134026
No.6:
(4pt)

マスト

「最後の事件」で終了するはずだったがファンからの熱烈なラブコールにより復活したのは有名な話。
復活作なのにまだまだクオリティーの高い作品が創作された本書に拍手。
「六つのナポレオン像」はお勧めの作品です。
次作以降は徐々に焼き直しと思われる様な作品も見受けられるので本書までをベストとしたい。
シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)より
4102134026
No.5:
(5pt)

正しいシャーロックホームズです。

シャーロキアンによる、ちょっと強引な深読み解説には抵抗のある人にもお薦めなのが、この全集です.日本文学で言えば、近松、西鶴あたりの古典に対するような註がとてもまじめにつけられています.当初の原稿ではこう書かれていたのが単行本でどう変更された、貴族階級を正確に描写することに関してドイルは無頓着であったが、公爵の称号の正しい呼び方はこうである、などなど。オックスフォードかケンブリッジを思わせる大学で起きた、奨学金をめぐる事件<三人の学生>では、慇懃無礼にあびせられる訂正の数々に、エジンバラ大学出身のドイルがちょっと気の毒でおもしろいです。値段が高いのが玉に瑕です。
シャーロック・ホームズの帰還 (シャーロック・ホームズ全集)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (シャーロック・ホームズ全集)より
4309610463
No.4:
(5pt)

大英帝国に名探偵が帰って来た!

当時のイギリスが、たくさんのホームズファンが、そしてワトソン博士が!心から望んでたであろうホームズの復活!この巻でその興奮が味わえます。みすぼらしい書物収集家に身をやつし、ぶっきらぼうにワトソンに詰め寄り、「なんて失礼な御仁!!」と不信感を持って振り向いた博士の目の前にあらわれた名探偵!なんて劇的でチャーミング!個人的に訳者の延原氏の言葉遣いが大好きで、ホームズの翻訳はあまたあれど、氏の少し古典的な文章のまま読むのが当時の雰囲気が良く伝わるんじゃないかなぁ…。日本語がまだまだ美しく、勇敢に言霊を持っていた時代の翻訳。「有名すぎて、ちゃんと読むのはこれから…」という方は、ぜひ延原氏の訳でホームズシリーズは読んでいただきたいと思うのです。読む時は、そうですね…ソファにとぐろを巻ながら…。
シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)より
4102134026

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