■スポンサードリンク
ドラゴンフライ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ドラゴンフライの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
刑事 鏑木班シリーズ2作目です(^-^*)/ テーマは公共事業の闇と、子供たちの友情。 とても、やりきれない許されない闇の背景から生まれた未曾有の犯罪を防ぐべく、鏑木班が奔走します! 現実的には、いくら前作で手柄を立てたとは言え、警察組織の管理官たちがここまで鏑木班にスタンドプレーを許すのか?という疑問はありますが、 それでも情に熱く真摯な鏑木班メンバーの頼もしさにすっかり惹き付けられ、 切ないラストに泣きました……。 刑事ミステリーシリーズとして、素晴らしい2作目でした! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トンボの故郷 飛龍村 奥の沢。 沢山の種類のトンボが、飛び交い。 その中に ムカシトンボもいた。 それが 巨大なダムがつくられることで、 飛龍村も ダムの底に 沈んでしまう。 反対運動が強く、長い時間をかけて、建設がすすみ 8800億円もの投資となった ダム建設だった。 トンボが好きな 遊介。同級生の 健。 そして、眼が見えない 泉美。 遊介と健は 年下の泉美をかわいがっていた。 そして、二人とも 泉美を守ってやろうとしていた。 は トンボが縁で 友達になり、 3人は 巨大トンボ メガネウラ を見る。 遊介は、公務員に。健は 建設設計会社を経営。 遊介が アジの開きのように 内蔵は切り取られ 焼かれて 死んでいたことから、 飛龍村に 隠されていた事件が 暴かれていく。 デッドマンで活躍した 鏑木警部補、正木、姫野、澤田が 『アジの開き殺人事件』を解明しようとする。 それは、泉美の 幼い頃に 両親が殺された 20年前の事件は すでに時効になっているが、遊介殺人事件と関連性があると思われた。 登場人物が少ないので、誰が 犯人なのかは 推定できるが、その推定を 覆しながら、本当の犯人を見つける。 ミステリーとはいえ、トンボにまつわる話が、蘊蓄で語られ、 あいかわらず 正木は オヤジダジャレで 健在である。 鏑木は 違和感をかんじる という独特の勘で 事件を解明する。 泉美の 太陽のような笑いが 人を惹き付ける。 それぞれのキャラクターが きちんとしているので 複雑にならない。 物語を編集する力が 巧みで、様々な伏線が ひもとかれていく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ第2弾。 相変わらず、ついに超常現象に走ったかと思うような謎が謎を呼ぶ、先の読めないミステリアスな警察小説である。 プロローグに描かれる山中で遭難した男が体験したSFのような出来事、三人の子供たちが目撃した太古に絶滅したはずの巨大トンボ、多摩川の河川敷で発見された猟奇死体。物語はどう繋がり、結末がどうなるのか、果たして全てを回収出来るのか不安になるほどのミステリアスな材料の数々。 今回も鏑木警部補が率いる特別捜査班が時には強引な捜査と紆余曲折の末、事件の核心に辿り着く。 半ば強引な展開もあるが、全く先が読めず、読み進むうちに早く結末を知りたいという欲求が増していく、不思議な魅力を持つ作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非常に良かったです。 展開も面白く、シリーズで一番かも。 一読価値あり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語のテンポも良く軽やかで、変わらぬ読み易さです。 トンボを巡る謎や猟奇殺人、幼馴染3人の過去、さらにダムに関する社会問題など、内容はかなり盛り沢山で大風呂敷を広げた印象です。 警察小説として組織にリアリティがあるのか、その真相は強引じゃないか等ツッコミ所もあると個人的には思いますが、そんなこと関係なく面白く読めます。 鏑木班の面々やその上司とのやり取りも程よい感じで、ドラマ化になったら楽しいでしょう(本作は難しそうですが)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作もそうであったが、新人らしからぬ達者な書き手だと思う。 警察小説好きと本格好きいずれも満足させられる出来だろう。 特にチームを組む刑事たちのキャラクターの描き分けが巧みで、 ストーリー全体にえも言われぬ緊張案が醸し出されている。 (特に東大卒で刑事オタクのノンキャリ刑事、姫野が個人的には気に入っている) 本格ミステリとしても優れているが、一点看過できない欠点がないでもない。 ネタバレになるのでコメント欄に記すが、この点がなければほぼ満点に近い。 次作も大いに期待したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者の前作が実に面白かったので、今作も強い期待を込めて 購入しました。 感想は、期待以上です! の一言。 圧倒的な読みやすさはそのまま、生き生きした登場人物の造形もより丁寧に 掘り下げられています。 あえて難をいうならば、冒頭から前半の違和感が多い記述。 警察小説というかミステリでこういうのはないんじゃないかなあ……という シーンが挿入され、大丈夫かしらと思いながら読んでしまいました。 ところが、これら「違和感のある描写」が物語の後半から次々と反転して、 「真相解明の手がかり」に変貌していきます。 まさに読書の快楽を存分に味わわせていただきました。 実はほんの少しだけ未解明な部分も残ったのですが、これだけ手練れの著者のこと、 間違いなく次作への巧妙な伏線でしょう。 本作までの2作で、背景にある広大で豊かな物語世界の存在まで想像させ、 これから先がどんどん楽しみになった次第です。 このシリーズがドラマ化・映画化される前に、本作から入門しておきましょう。 お勧めです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!