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氷壁



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氷壁の評価: 4.37/5点 レビュー 83件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.37pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全83件 81~83 5/5ページ
No.3:
(4pt)

描写が丁寧で綺麗

氷壁は山岳小説として有名です。山岳小説と言うと無骨なイメージがありますが、この小説では描写が非常に丁寧で、また形容が非常に綺麗です。山岳小説というジャンルにこだわらず、万人に好かれる形式のようにも思います。ただ、内容的には暗い。死に始まり死に終わる。本物の登山家は死を避け得ないという前提に立つ場合、この様な条件設定でも良いだろうが、現代のように冒険が許容されない時代にあっては、少なくともこの様な遭難はほとんど考えられず、したがってこの様な暗さはほとんど感じられなくなっている。この小説の初版は昭和32年だそうだが、時代の変遷が感じられる。一方でこの暗さは重みも持っている。暗さが無くなって明るさが増えると同時に重みも無くなり、現代の登山小説では読むべきものもほとんどない。この点からは貴重な一冊と言えるであろう。登山の経験有無にかかわらず、重みのある小説を読みたい方にはお勧めです。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.2:
(5pt)

ドラマティック!

読んだ後に大きな爽快感を感じられる1冊です。
特に、男気に富んだ、実直な主人公の最後の登山シーンは大変ドラマティックで、また、彼の残した手記は読むものに感動を与えると同時にその山の情景に吸い込まれていきます。
全体的にストーリーがじわじわと進んで行くため、最終シーンでは一気に興奮と感動が押し寄せます。山に少しでも携わる人はもちろんのこと、そうでない人も十二分に楽しめる素晴らしい本だと思います。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.1:
(5pt)

山岳文学の最高峰です

登山のメーリングリストで「山の本でお勧めは?」と問いかけて一番に推薦してもらったのがこの本である。切れたナイロンザイルの謎を中心として、様々な人間模様が展開されていくのだが、丁寧で細かな山岳風景の描写に助けられて、山の素晴らしさと厳しさが良く伝わってくる名作である。「山岳文学の最高峰」というキャッチフレーズも嘘ではないと思った。映画化もされたようだし、この本が出版された当時大変な登山ブームがわき起こったというのも分かるような気がする。山を愛する人にはぜひ一度読んでもらいたい、お勧めの一冊である。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109

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