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氷壁



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氷壁の評価: 4.37/5点 レビュー 83件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.37pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全83件 41~60 3/5ページ
No.43:
(2pt)

時間が勿体なかったです。

昔の文学で仕方ないが・・・ 登場人物が現実とかけ離れている考え・行動をとるので、途中から真剣に読めなくなってきました。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
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No.42:
(4pt)

山に行ってみたくなる本

先日初めて上高地に行き、30年前に読んだ氷壁を思い出し、再度読みました。 舞台は昭和30年、今から60年前の物語で、少々、時代錯誤は感じますが、日本語の美しさ、また穂高、上高地の自然描写とあいまって、心洗われます。 しかし、内容は波乱にとんでいて、長編ですが思わず一気に読んでしまいました。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
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No.41:
(5pt)

登山と都会の完璧なドラマ

1955年に穂高で起きた、当時出始めのナイロンザイルが切れて死者が出た事件。「ナイロンザイルに欠点があるのか、扱い方を間違えたのか」巻き起こった論争。それをもとに描いた登山・ヒューマンドラマ。

すっっごく面白かった。

自然をしっかり感じられる「山」の描写、愛憎劇が繰り広げられる「都会」の描写の2つが大きく繰り返しながら物語は進んでいきます。

「山」では、必要最小限ながらも自然の美しさや厳しさ、その描写力に北アルプスへの憧れがつのります。

「都会」では、主人公の魚津を中心に、ザイル事件で亡くなることになる小坂、彼が想いを寄せていた八代夫人、その主人の教之助、魚津に思いを寄せる小坂の妹かおる、魚津の上司常盤等が複雑に人間模様を交錯させていく。友情、愛情、嫉妬――時代に不変の感情は、事件後60年たっても全く輝きを失いません。

この2つが交互に、しかもときに人物視点を変えながらテンポよく繰り返されるので、600ページにわたる分厚い本ながら、全く飽きることなく、一気に読んでしまいました。

ちなみに僕が一番好きだったのは主人公の魚津ではなく、豪快で自己中心的ながらも部下を認め、包み込むような上司の常盤さんだったのですが、上司のやさしいフォローにも突っかかっていく魚津これが登山家との視点の違いでしょうか。

悲劇から始まる物語「にもかかわらず」な最後は、個人的にはキツくもあったのですが

最後の最後のシーンは素晴らしかったです。主要な3人が、それぞれの思惑を抱えながら、それぞれの方向へ解散していく。名シーンではないでしょうか。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.40:
(4pt)

単なる山岳ものでない

滑落事故を中心に、主人公を取り巻く人々の人間関係や心理の描写が細かく描かれていて、読み飽きず楽しめました。
最後の落石のシーンが心に残ります。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
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No.39:
(2pt)

ちょっと古い感じ

中途半端に時代が古いし、恋愛ネタも古臭いので自分的には感情移入できなかった。
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4101063109
No.38:
(3pt)

敦煌とは趣が全く違う作品でした

冬山登山の描写とザイル切断事故、恋愛と詰め込みすぎた感があります。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.37:
(3pt)

山岳もの企業もの、裁判ものではなく、昭和の昼メロドラマのような小説。

昭和32年(1957年)発行された小説です。本格的な山岳小説だと思って読み始めましたが、実際は8割方昼メロドラマのような、昭和の薫り満載の恋愛小説です。

 ザイルの品質問題にについて、最後に何か進展があるかとずっと期待して読み進めますが、踏み込んでいないのが残念です。主人公も山と山友達(小坂)が大好きな、昭和の男というだけで、正義感や社会性などが現代からすると、踏み込めていないように思います。主人公の魚津を半沢直樹みたいな目で見ていたのですが、全く違いました。

 当時は、インターネットや携帯はもちろんなく、人間関係が非常に濃密なことが分かります。ただ、心理描写がうっとうしく、「いったい、何を考えているの?」と思う場面も多かったです。

 文体自体は古臭さが全くなく、さくっと読めますし、次の展開を知りたくなる、昼ドラとしては秀逸な内容だと思います。本格的な山岳小説だと思うと肩透かしを喰らいます。

 山や日本の農村風景の描写は秀逸で、頭のなかに鮮やかなイメージが浮かびます。
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4101063109
No.36:
(5pt)

最後の結末が....

若い頃一度読んでいたはずが30年以上もたつと記憶も薄れ、再び読んでみたくなりました。新たに買って読んでみると意外な発見が随所にありました。サスペンス物でもあるのですが、恋愛も少しあり、日本の男性の心としては品よく好感がもてました。最後の結末、なんとなく悲しかったです。これもお話しの世界だから致し方ないかもしれません。あまりにも日本的な作品で、こういうものを読むとほっとしました。素敵な作家だとつくづく想いました。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.35:
(5pt)

信じるということの意味

私と相性の良い山岳テーマの小説でした。主人公を違う視点から信じる3人の登場人物が共感持てました
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4101063109
No.34:
(5pt)

上高地から登山するなら一度は読みたい。

前から読みたいと思ってましたが、電子書籍で通勤に少しの時間でも読めるので、念願かないました。
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4101063109
No.33:
(5pt)

懐かしい風景

若い頃から何度か読み、昔の映画も観ていますが、上高地かた徳沢、横尾、穂高の風景がよみがえってくる小説です。
文庫も持っているのですけど、どこにあるのか探すより手っ取り早くキンドルで購入して読みました。
青春の山旅を思い出す一冊、この先も何度か読み返すことでしょう。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.32:
(4pt)

楽しめました ^^

休日、山にも行けないので、読みかけの井上靖作「氷壁」を読みました。Amazonのメールで誘惑されて購入 ^^
昨年の春以来山を歩き始めてから山岳小説?なるものがあるのも知らなかったけど、既に幾つか代表的なものを読んでいます。井上靖氏の作品は高校生の頃、本を読むようになった時も今までも読んではいません。それは当時まだ生きてる人のものは何故か生々しく感じられて読むのを避けていたんですが、今も何故かその習慣が続いていたりする…
さて、読んでみて久しぶりに文学作品に触れた感じでわりといい充実感を感じています。果たしてこれが山岳小説か否かは別にして良い作品だと思います。登場人物のの常盤支店長、痛快で良いです ^^
長くなりましたが最後に、私だったら主人公の魚津の最後の場面では死なないルートを取るなぁと思ったりする。一途さが美しいんだけど、可愛い娘と待ち合わせしてて死んじゃいけません。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.31:
(2pt)

昭和の風俗小説

登山小説であるかどうかという前に、これは極めて古いホモフォニーなナラティヴに無意識に貫徹された風俗小説というほかなく、最後まで読み終えるのがなかなか大変だった。女性の描き方が当時の作品としてもあまりに男目線であり、その心理描写も、作者がそのことに完全に無頓着なだけに、当時の作品として古過ぎる。これを傑作と言っては、ニッポン文学も可哀想だろうというようなものだ。

それでも★二つを献呈したのは、まあプロットはそれくらいはあるかなというところ。

作者=主人公ではないのは小説読みの常識であるが、ここに描かれる登場人物たちの心理と地の文のナラティヴは作者の視点が色濃い。すなわち作者の反動的なジェンダー観がモロに出ている点でも、陳腐な大衆文芸の域を一歩たりとも出ていない。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.30:
(4pt)

久々に読み、しびれました

20年以上前の高校時代に読み、感銘を受けたこの本を久々に読みました。時代が変わっても色あせない美学がありますね、主人公の魚津には。挑戦する対象である山に対して限りなく真摯であろうとする姿勢に、痺れました。それが端的に表れているのが、最期の手記でしたね。あれはやはり、美しい。

ただ、高校時代は感じませんでしたが、2人の女性はやや、男目線から描かれた都合のいい人物像でしたね。特に小坂の妹はこれはさすがにおらんやろ、という心象でした。と、いうわけで、星一つ減じて4つという感想です。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.29:
(4pt)

登山小説と言い難い

文章力はさすがだ。読み始めてぐいぐい読める。

内容は最近テレビドラマに使われているネタ。
主人公は山でパートナーを亡くす。
パートナーが恋慕していた魅惑の人妻が、今度は主人公を翻弄する。
この辺りは恋愛小説といっても良い。

本が書かれた昭和30年代が丁寧に書かれていて、上高地に自動車が入っていくことに時代を感じた。
パートナーが亡くなった原因のザイルについて、警察もメーカーも検証しないことも今では考えられない。
この時代にはリコール制度などなく、ザイルが切れた原因について関心がないのは仕方がないのかもしれない。

主人公は会社員としては決して良い社員ではない。むしろ、良くこんな奴雇っているなぁと思った。
上司も懐が広い。こんな上司ならついていきたい。

上高地、穂高の自然が美しく描写され、都会の銀座、新橋あたりの雑踏と対比してストーリーを引き立てている。
登山に期待して読むと肩すかしされたようだが、50年前の小説として考慮すれば許せる。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.28:
(5pt)

これこそ文学

実際に起こったナイロンザイル事件をベースに、成長していく日本の中で自分の立ち位置を探しながら生きていく人々を描いた名作です。もう少しナイロンザイル事件を描いて欲しいと思う人は「氷壁・ナイロンザイル事件の真実」をお読みいただくのがいいかと思います。これはあくまで小説なので表現に限界があったと思います。
井上靖の素晴らしい文章力で飽きることなく一気に読んでしまいました。これこそ文章力、表現力です。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.27:
(5pt)

登山が趣味の方には是非

夏に槍ケ岳へ登り、その下山途中に徳澤園に宿泊しました。「氷壁」という小説は以前から題名だけは知っていたのですが、館内に氷壁についてのあらすじが掲示されていて、結末だけは書いてありませんでした。この結末が知りたかったというのと、実際に自分が歩いた風景を背景に語られていく小説であるということで、帰り道にKINDLEで購入し読みながら帰ってきました。
 小説自体が昭和の世相をよく著していて、なお且つ上高地・穂高の自分の中のイメージが登山で歩いた道とリンクし、懐かしくまたとても興味深く楽しむことが出来ました。特に後半は「コレどうなるんだ?早く教えてくれ'」という感じで一気に読むことができました。
 結末は書きませんが、登場人物たちの心の葛藤や立ち居振る舞いが清々しく、凛としていてとても良かったです。また自分が実際に歩いた風景が随所に出てくるので、楽しめました。

 登山をされる方はいずれ上高地・穂高を目指すことになると思います。その際には是非読んでおくと、今までとは違った登山の楽しみ方が出来るのではないかと思います。私自身今まで登るだけでしたが、これからはその山にまつわる小説等があれば目を通してから登っていこうと思いました。登山をされない方でも読みやすい小説だと思います。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.26:
(5pt)

主人が選んで求めた物です。

私は若かりし頃映画も本も読みましたがもう一度読もうと思っています。
井上靖文庫〈第12〉氷壁 (1962年)Amazon書評・レビュー:井上靖文庫〈第12〉氷壁 (1962年)より
B000JAZ6FA
No.25:
(4pt)

?

中古ですから汚れは覚悟していました。でも、読むには問題なく安価で手に入れることができて良かったです。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.24:
(4pt)

この映画のDVDは、まだ出ていないようである。

[...]

雪山の怖さを視覚的に捉えた王道作品で、原作は「井上靖」の新聞小説。

本のタイトルと北壁の表紙絵(今のものとは違う。)に釣られて、随分前に文庫版を読んだが、今ではディテールの記憶が無い。
ただ、リュックを背負って、穂高登山からの帰り道に酒場に寄るという幕開けは小説と同じ。

穂高の氷壁で切れ、主人公のひとりを死に追いやったナイロン・ザイルの性能問題と、男女の三角・四角・五角の関係とが絡み合う。

今ではそんなことは出来ないと思うけど、遺体はタキギを組んで、山で焼かれた。
土地の人も、エキストラで多く、撮影に参加しているものと思う。

最後には、もうひとりの主人公も、雪崩に遭って、雪山で死ぬ。

どうしてそんな所へ行くのかと思うが、雪山に登った人に言わせると、それは登った者にしか分からぬことだと言う。

映画では、大きな邸宅の前でさえ土ぼこりの立つ未舗装道路だし、バスには女性車掌が乗っている。

「菅原謙二」や「山本富士子」が出てくることで、安心して見ていられる秀作。
「山茶花究」が、いい味を出している。

映画館で見た。
氷壁 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:氷壁 (新潮文庫)より
4101063109

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