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リバーサイド・チルドレン
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リバーサイド・チルドレンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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『叫びと祈り』で短編の書き手として非凡な才能を見せた著者。さて、長編は?・・・ということで楽しみに読んだ。 正直、評価に迷うところ。ミステリーとしては平凡と言うしかない。ラストの捻りも特になく、あ~犯人はこの人か、みたいな感じ。 他方、カンボジアのストリートチルドレンを扱った文芸小説としてはよく出来ていると思う。ミステリーとしては冗長な文章も、文学としてなら理解は可能。 雨乞いの爺さんに何故、赤い入れ墨があり、それが多くの人に嫌われているのか。クメールルージュの歴史を知らなければ理解は出来ないのだが、小説中には一切の説明がない。 そんな突き放したところが、天の邪鬼の私には逆に心地よく感じられ、星1つプラスして計4つ。あ、あと、18ページにトレンサップ湖という表記があるけど、Tonle Sapなのでトンレサップ湖が正しい。 | ||||
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前作の『叫びと祈り』が好きで、早く次回作を読みたいなと心待ちにしてました。 文章が綺麗で、読んでいて飽きないし、子どもたちを取り囲む世界や心の動きがよく分かります。 最終的に救いのある物語が好きで、どうなるかのかなとどきどきしながら読みました。 『叫びと祈り』のときにも感じましたが、物語のなかにはどこか諦観と悲観的な感情があり、また、殺人などの動機はいつもinnocentというかpureな感情が多く、かっこいいです。 | ||||
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カンボジアには行ったことがありませんし、 先進国の日本で暮らしているため、本物のストリート・チルドレンの 苦しみが本作できっちり描けているかというと、それは私にはわかりません。 しかし小説としてこの作品を読むと、 叙情的な筆致が描く風景は醜くて美しく、 雨のにおいを感じるくらいにリアルで、ああさすがだなあと思いました。 梓崎優独特のロマンチックな文体は好き嫌いが分かれるでしょうが、 これだけの筆力がある新人はやはり数少ないとも思います。 ミステリの点でも「?」と腑に落ちないところもなくはないですけど、 それでも平均以上のレベルにはなっているのではないでしょうか。 あとは、今後の期待をこめて☆4つとしました。 腕にさらなる磨きをかけて、これからのミステリ界を担って欲しいと思います。 | ||||
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