グレイシー・アレン殺人事件
評判
グレイシー・アレン殺人事件の評価:
2.33/5点 レビュー 3件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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グレイシー・アレン殺人事件の評価:
2.33/5点 レビュー 3件。 - ランク
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と関係なさそうな話から始めましたのは、日暮雅通氏による新訳で特に会話言葉が現代的になり、作品世界が身近に感じられることから、他の11作とはモードの異なる本作が新訳になればどう印象が変わるのか、興味深々だからなのです。少々おつむの弱い天然少女グレイシー・アレン(香水工場の女工という設定)が、ギャングが跋扈する犯罪事件の渦中でのんきにボーイフレンドとのあれこれを語り、プロのギャングを面食らわせ、ヴァンスに手がかりを提供するというドタバタ喜劇風の展開なのですが、旧訳ではこのさじ加減がどうも中途半端に感じられてしまうのです。特に肝心なグレイシーの会話口調がどうにもぎこちない。日暮さんにはTVのバラエティー番組をよく見てもらって、天然で売る女性タレントの話し方をよく聞いてもらって、訳業に生かしてもらいたいものです。
ヴァン・ダインの構想力、文章力がそこまで喜劇に徹しきれなかったとみることも可能ですが、他の11作で常に明快で作品に合った話法を駆使してきた彼ですから、ここでも立派に目的を果たしたものと思いたい。新訳でそのぎこちなさを解消したら、作品の出来不出来は別として、楽しい読み物として大化けするかもしれないそ、と期待したいのであります。 以上!