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死者の声なき声
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死者の声なき声の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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第二次世界大戦前、ナチスが政権をとる前のベルリンが舞台。 映画がサイレントからトーキーになるころ、撮影所で女優の上にライトが落ちる。 事故か?事件か? 捜査にあたるラート警部。 さらに女優の死体が閉鎖された映画館から見つかる。 犯人は同一犯か? ときどきインサートされる「犯人」と思われる人物目線の描写が 緊張感を盛り上げます。 しかし、警察内部の権力抗争が・・・読んでいて邪魔かな~ 「嘆きの天使」が公開されたころの大戦前のドイツ・ベルリンを 舞台にしたミステリー。面白く読めました。 | ||||
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ストーリー自体は、それなりに面白い。 サイレントからトーキーに変わる直前のドイツ映画界、ナチスが政権を握る直前のベルリンの様子、当時の飲食を中心とした風俗などは特に興味深い。 ただ、主人公のラート警部に違和感を覚える。 日本の警察小説でもラート警部のように一匹狼で周囲と協調できない主人公は少なくない。ただ、日本の場合、それぞれ強烈な正義感もしくは悪を憎む感情を抱き、それゆえに、官僚的で「なあなあ」で済ませてしまう周囲と摩擦が起きてしまう。一方、本シリーズのラート警部は、強烈な正義感などは特に感じられず、強すぎる上昇志向ゆえ、上司との不協和音を招いているようにしか思えない。かといって、出世のために清濁併せ呑むほどの度量も感じられない。 さらに感情の起伏が激しく、とても緻密な捜査ができるとも思えない。 ナチスが政権を握ったのちのラート警部たちがどうなるかは、気にならないではないので、シリーズ終盤の作品を読んでみたい気はするものの、途中については微妙な感じである。 | ||||
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