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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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全て唯の物語。ただし年月が過ぎていき、最後の作品は唯の夫の失踪後10年という設定になっている。 依頼される調査、それに関わる人々の悲喜交々を通し、唯は常に夫貴之のことを思う。だが、積極的に夫のことを調査しようとは思っていない。真実を知りたいと思う反面、真実を知るのが怖いのだ。その間にも時はどんどん過ぎてゆき、唯の心も少しずつ変わり始める。人の心は急には変われない。物事をじっくり見つめられるようになるまでには、長い年月が必要なのだ。唯と夫の物語。作者にはぜひこの続きを書いてほしい。切に望みたい。 | ||||
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これ一冊で完結するわけではなく、貴之のなぞもなにか宙ぶらりん。そして、あとがきで作者が「いつか必ず続きを書きたい」とあるように、この続きがいつ出るのかわからない。 やっと貴之の消息をつかみかけていただけに、もう早く続きが読みたくてしょうがないです。 ただ、殺人事件の捜査を依頼され、解決に導くと、大切な人を守るためにその人のアリバイは完璧にし自分のアリバイはあいまいだったというものが、2件この一冊の中で出てきたりと、ちょっとマンネリ感がありました。 | ||||
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突然、失踪した夫・・・。素人ながらも夫の探偵事務所を一人できりもりし、夫の帰りを待つ女・下沢唯の物語。数々の男女間のもつれによる依頼をこなしながら、後半は夫の失踪の謎に迫っていく内容です。10年という長い年月の間に、唯の気持ちもどんどん変化していきます。慣れない仕事をしながらも必死で歯を食いしばってただ待つだけの10年・・・。彼女の中に「あきらめ」「心変わり」「夫を責める気持ち」そんな感情が生まれてきたとしても、誰が彼女を責められるだろう。まわりの友人、同業者たちは少しでも唯の心を軽くしようと助言をするけれど、それでも待つことをやめない唯の姿が痛々しい。仮に夫が戻ってきたとしても昔の生活にうまく戻れることなんてありえないのに、それでも待つ。その女心が切ない。著者は続編を考えてるらしく、残念ながらこの本を最後まで読んでも失踪の謎は解決しません。ラストの締め方がうまく、今後も唯のラストを見守らざるを得ないような責任感のような気持ちがうまれました。 | ||||
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