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見知らぬ乗客



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【この小説が収録されている参考書籍】
見知らぬ乗客 (角川文庫)
見知らぬ乗客 (河出文庫)

見知らぬ乗客の評価: 3.62/5点 レビュー 13件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

ヒッチコックに物申す?

これは映画を先に観てはいけません!!映画は原作に沿って進められると思っていたら、ここまで違うとハイスミスさんの了解を良く取れたなぁと、感心?致しました。原作は2人の男の心理描写を嫌と言うほど、しつこく長いところが、私にはハズレでした!!
見知らぬ乗客 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:見知らぬ乗客 (角川文庫)より
4042518028
No.1:
(3pt)

期待していたほどではなかった。

パトリシア・ハイスミスの『見知らぬ乗客』(1950年)は、アルフレッド・ヒッチコックが映画化したことで知られている。
 映画化されたのは1951年だが日本で公開されたのは1953年である。
 評者がこの映画を観たのは、その何年かあとであり、交換殺人というサスペンス映画だったことは記憶にある。
 ハイスミスの原作は読んでいないのでAmazonで入手して読むことにした。
 以下、ネタバレになるから、これから読まれる方はこのあとのレビューを読むことを避けてください。
 チャ―ルスが独走してしまった殺人のあと、チャールスに脅迫され、ガイが追い詰められたのち夢遊病者のごとく殺人を犯してしまう。
 チャールスは、エディプスコンプレックス的な性格であり、そのあたりの描写は、たしかにハイスミスは上手い。
 が、主人公のガイについての人物像(人物描写)にはどうしても最初のページから感情移入することが出来なかった。
 物語が終わるころになり、ガイは逃げ切れないと覚悟し、ヒューストンに住む元妻の愛人だったオーエンにすべてを話しに行き謝ることが一番大事なことだと考える唐突さにはついてゆけない。
 後を追う探偵のジェラードが、ホテルの部屋でガイがオーエンに話をしていることを、ドアの外で盗み聞きして終えるところなど平凡すぎる幕引きである。
 とにかくテンポの遅いストーリー展開なので緊迫感が読み手に伝わってこない作品である。
 さて、ヒッチコックの映画化したDVDも手元にあるから、原作と比べてみながら鑑賞してみようと本書を読み終えた。
見知らぬ乗客 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:見知らぬ乗客 (角川文庫)より
4042518028

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