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(短編集)
教場
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教場の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 41~60 3/4ページ
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警察学校が舞台のお話です。 多分、実際の警察学校とはかけ離れているのだとは思います。 しかし、フィクションでそういう設定と思ってしまえば、短編の割には伏線などもあって、人間心理を上手く利用して書いていて楽しめると思います。 特に何も情報を持たずに、期待せずに読んだ為か、楽しめました。 短いですので、気軽に読むのにはお勧めです。 | ||||
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長岡弘樹の作品では「傍聞き」を読んでおり、それが面白かったので「陽だまりの偽り」にも手を出したが、何れも状況説明を極力抑えた文体が新鮮で気に入っていた。「教場」は2013年の週刊文春ベストミステリーの1位で、「このミステリーがすごい!」でも2位なので、いよいよ長岡弘樹も全国区に躍り出たかと歓んだものだが、遅ればせながら内容を見て行こう。 風間教官が軸足になっていて、何でも見通すような眼が怖く、キャラクターも冷徹で存在感ある。それに個性の強い学生が絡み、舞台が警察学校という特殊性も相まって魅力のある連作ミステリーになっている。 なかでも、親しいと思っていた人間に裏切られ、それでも何とも思っていないフリをしていた者が、最後に強烈な復讐を遂げる「蟻穴」は強烈だった。 はるか昔、同期で入った民間企業から警察へ転職した男がいて、はるばるその警察学校へ面会に行った事があった。久しぶりに会ったその男は、軍隊のような規律生活に驚愕していたのと、面会の間でも、いかにも年下であっても年次が上の人間には丁寧な挨拶をしていたのを思い出す。学校内部の様子はあまり話さなかったが、本書を読んで、その過酷さに今更ながら同情した。 長岡弘樹はやはり書ける作家で、横山秀夫に似た感がする。どちらも面白い小説を書こうという執念みたいなものがあり、それが凄い。 | ||||
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私が初めて著者の作品に接したのは、2008年のこと。 日本推理作家協会賞の短編部門を受賞した「傍聞き」を収録した、同名の短編集でした。 私が、当時綴ったレビューには、「人情噺の短編集」とあります。 本作品は、2013年末の出版社主催の年間ランキングでも、上位を占めたもので、「傍聞き」の作風が、深化しているのでは、という期待を込めて、読んでみました。 結果は、合格点に値する出来だと思います。 今回の舞台は、「警察学校」。 ここで研鑽を積むこととなった、新任の警察官たち(生徒)と、彼らを受け持つ白髪の教官、風間公親の心の交流がメインストーリー。 目次から明らかなとおり、第一話から第六話と記されていることから、「連作短編集」の体裁を採っています。 各話ごとに主人公は入れ替わり、風間が受け持つクラス(教場)の各生徒が、主役を努め、別の話では、脇役として登場したりします。 ただ、一貫して登場するのが、風間教官で、その卓越した観察力から、生徒の警察官としての資質を見抜いていきます。 そこに、ミステリ的な、名探偵による推理に匹敵するものが、生まれ、苦悩する生徒たちの悩みを解決し、場合によっては、警察官として不適格という判断をします。 それでも、作品の底に流れるのは、風間教官の優しい眼差しであり、「傍聞き」に通じる、ある種の「人情噺」の趣は、活かされているように思いました。 なお、「連作短編集」と上述しましたが、全編を読み通すと、新任の警察官たちが警察学校に入り、成長し(ある者は脱落し)、研修期間を終えるまでが時系列的に描かれており、「長編小説」の体裁も整えていると思いました。 警察小説のジャンルの新局面を拓いたと評される本作品ですが、私は、人情噺的な側面を丹念に描くことで、日本人好みの作風になったと感じており、「傍聞き」の文庫版のベストセラーに続き、本作品の好評価につながったと考えています。 | ||||
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以前から警察物になぜか惹かれて読んでいます、長岡さんの作品も2冊めですが、興味深々で時間を忘れて読み込んでしまいます。 ドラマも考えながら推理するのが好きですし、当分飽きずにこのまま続けるでしょう。 | ||||
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面白くていっきに読んでしまいました。警察官も大変な職業だなあと感じる事が出来る。 | ||||
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「文春ミステリー」1位、宝島の「このミス」2位と話題の小説「教場」。警察学校を舞台にした連作長編。話のスケールは小さいがよく書き込んであってグイグイ引き込まれる。妙な緊張感が続いて息が詰まるが、いかにも玄人受けしそう。「半落ち」の横山秀夫とか、そっち系かな | ||||
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警察小説にはあらず、警察学校小説であります。 さまざまな理由で警察学校に集まった学生たちの織りなす、友情と裏切りの人間模様。 ミステリとしてはシンプルかつ簡潔にまとまめられた短編集であり、凝った仕掛けなどはございませんが、伏せられたオチが後ろのエピソードで明かされたり、謎解きの手がかりが前の方のエピソードで言及されていたり、連作ならではの小技が利いていてニヤリ。 あの小説、あのドラマ、あのマンガの警察官たちもこんな教習課程を過ごした(?)なんて考えると妙な気分になります。シリアスですが読みやすさは抜群。 | ||||
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警察学校を舞台にした『傍聞き』のような連作ミステリー。どこか謎めいた警察学校教官の風間公親が生徒たちを指導しながら、彼らの本質を暴くといったストーリー。エピローグで風間の謎の正体が明らかになる… 長岡弘樹の作品は考えられた伏線とプロットには驚かされるのだが、どうにも登場人物の姿が見えて来ない。『傍聞き』のような短編であれば、それも気にはならないのだが、連作となると非常に気になる。主人公の風間公親は横山秀夫の『臨場』の倉石に匹敵する魅力的な主人公となり得るはずなのに…勿体無い。 | ||||
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本屋大賞ノミネート作ということで、大々的に宣伝されているようなので購入。 さすがに実際の警察学校もここまでは暗くないだろ……というぐらいホラーテイストの強い 作品ですが、その雰囲気さえ許容できるなら紛れもなく面白い。 連作短編形式ですが、前話の「ん?」という部分が次の話で解決されていたりして、 読み進めたいという気持ちが後半に行くにつれ強くなる。面白い構成だと思いました。 人を選ぶ部分はあるかもしれませんが、是非ともシリーズ化して続けていただきたい作品です。 | ||||
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最初から、ちょっと重苦しい雰囲気。 警察学校の中の物語。 「踊る大捜査線」の青島くんも 古畑任三郎氏も、この警察学校を出たのか・・・・ 確かに、法を執行する以上は きちんと法例を知っていなければ 逮捕などできないだろうな・・・と思う。 で、一般人には思いもよらない対応を 現場の警察官はしているんだということを この小説は教えてくれる。 交番に電話して巡査をおびきだしての犯罪。 車内に覚せい剤をかくしもっていた場合に車のキーといっしょに 手にもったまま車を降りて警察官に車内を捜索させる・・・など テレビの刑事ものだけみてると知らない事ばかり。 一部のレビューで、帯に「一行も読み逃すな」とあるのが不評のようですが 私は面白く読みました。 所詮、小説。 実際にこんな事は警察学校ではおきてはいないでしょうし どんな集団でもいろんな事件はおきるでしょう。 それを娯楽としての「小説」にしたら、こうなった・・・という事ではないでしょうか? 規律がまもられてこその集団・・・その最たるものが 警察と自衛隊。 警察学校という、思いもよらない題材を扱った 面白い小説でした。 | ||||
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警察小説の新境地になるかどうかはわかりませんが、、、このミスのトップスリーに入ったのも納得です。 | ||||
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警察官になるための学校は想像以上に常識的ではないと知りました。 | ||||
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もともと、長岡弘樹さんの作品のファンで購入。内容は読んでみてください。一気読みできます。 | ||||
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とある県の警察学校を舞台に、警官を目指す若者たちを巡るさまざまなトラブルを通して、警察官養成の意味をつづる短編連作。ものすごい事件が起こるわけではないが、巧みに伏線もはられ、最後まで楽しみながら読み通すことができる。 | ||||
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本当かな?と思いつつこんなかんじかな?と警察学校の内部が 少しわかった感じがしました。この本警察官も読むのかな? って思いました。 | ||||
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非常に読みやすい。 なんで2時間くらいで読んでしまったかな? そういう意味では、ちょっと損した気分(笑) 伏線伏線伏線が繋がりそういう意味の満足感もあり。 あと人間の厭らしさがそこかしこからにじみ出ていい味だしてます。 定価で買ったのを後悔は・・・してないな? それにつけても疑問なのは、ほんとうに警察学校ってこんなにハードなの? こんなハードなところ卒業したにしては、 とてもじゃないけどそうは思えない現職の方が・・・以下自粛(笑) | ||||
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図書館から借りて読んだので、幸いにも「すべてが伏線。一行も読み逃すな。」の帯を見ることもなく読むことが出来た。出版社はこういう売りたいがための過剰広告をいい加減に止めないと駄目だ。作者に対しても大変失礼な行為だと思う。このような過剰広告でレビューの星が減ってしまうのはもったいない。 長岡作品を読むのは「傍聞き」に続いて2冊目。同じ短編だが、伏線の貼り方やオチの切れ味は格段に進歩しているとの印象。私は横山秀夫作品が大好きなのだが、横山短編ほどの分かりやすさや切れ味はまだまだ無いものの、以前に比べてグッと距離を縮めてきている印象。 「こんなドロドロした警察学校はイヤだー!」という内容だが、今まで目にしたことのない舞台設定は新鮮。警察を志してるといっても人間なのだから身勝手さや心の闇も存在する、それを見極めるために厳しい訓練課程があるのか?などと思ったりもして、この舞台設定はなかなか楽しめた。 | ||||
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一通り読んだだけでは真相に迫れないので何度も読み返しております。 | ||||
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警察学校というものは、一般的には伺い知ることは出来ないが、正直最初は教官の姿勢にややドン引きした。 しかし、小説としては面白い。伏線も散りばめられていて、ラストも毒があって、単なる学校ものという感じじゃなくヒリヒリしたミステリーです。 そういう意味では、横山秀夫ばりの警察小説に近いものがありますかね。 ただ、最後はちょっといい話になっちゃって、いかにもな青春小説っぽい話になっているところが、前半までの展開で期待値が上がった分だけ物足りなさが残る結果になりました。やはり、教生のコンプレックスや秘密に根差したラストにして欲しかった気がしました。 でも次回作も期待します。 | ||||
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警察学校を舞台にした連作短編集。よくできていると思う。教官のキャラクターも魅力的だ。 だが、もう読み進めるうちにイヤーな感じが深まってくる。 警察官になろうって人たちが、こんなに恨みつらみを抱えていて、どいつもこいつもこんなに心がねじくれているのは嫌だなあ。 すごくマイナス思考で減点主義な舞台なので、読後の爽快感がまるでない。 だけどストーリーそのものは面白いんだなあ。 | ||||
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