塗仏の宴 宴の支度/宴の始末

評判

塗仏の宴 宴の支度/宴の始末の評価:

4.14/5点 レビュー 88件。 A ランク

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平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

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全119件 81〜100 5/6ページ
No.39
(5pt)

文明批評としても優れたミステリー

京極堂シリーズ第6作。新書上下巻合わせて1,200頁を超える大作である。登場人物も多く、複雑な作品であり、高い集中力を持続させなければ、途中で混乱する可能性が高い。よほど記憶力のよい人でなければ、忙しい毎日の中で少しずつ読み進むのに適した読み物とはいえず、ある程度集中的な読書が要求される。本書に取り組める幸せな境遇にある読者は、そう多くないのではないか、と思う。
作品の質は非常に高い。以前の作品同様、謎の解明が読者にできるつくりではないから、これもまた推理小説として読むべきではなく、壮大なミステリーとして楽しむ読み方がよいと考える。また本作品には、共同体、とりわけ家族のあり方について示唆に富む記述が随所にみられ、緩衝剤として機能していた「あいまいさ」が近代思想によって失われつつある現代の危うさを告発している点でも、注目に値する作品である。
塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)より
4061820028
No.38
(5pt)

今まで続けてきて、

 とうとう新書サイズ一冊でまとめるのは不可能になったのか、宴の始末、仕度と、事実上上下間構成。
 仕度は本当に仕度で、たぶん、始末において解決されるべき事件の始まりを予感させるものばかり。じれったいといえばじれったいが、どうしても続きが気になってしまう。
 やっぱり、この長さをノンストップで読ませるのは京極夏彦の筆致があってこそ。特に、この仕度の最後は前の女郎蜘蛛を読んだ人にはかなりの衝撃がある。
塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)より
4061820028
No.37
(4pt)

長い!じれったい!

じわじわじわじわ責められて「一体何だ!早く来い京極堂!」と叫びながら結局次巻に持ち越し、これでは蛇の生殺しだと身悶えた。関口しかり、とにかく今回は全員が踊らされる。私も一緒になって踊るぞ、といいたいくらいだ。でも、これで確信した。百鬼園先生の名前が関口の口から出た以上、正体が明確にわかる。なんでこの人はこんな読者を試すんだ?おもしろいか?おもしろそうだが。ストーリーとは別な所で妙な小細工が施されている。それがまた私達が京極っは面白い、と公言する由縁でもあるのだが。あぁもう!じれったい!色んなところでじれったい。次巻は次巻で色々大変なことになっているのだが、土台の固め方が尋常ではない。固い。我慢して長い文章を読んでいると色々楽しいのだ。是非ともご賞味くだされ。でもこの本だけではじれったいだけなので、星4つ。
塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)より
4061820028
No.36
(4pt)

読み返すと時間がかかる本です。そこがいいのです。

これは是非とも先入観を持たずに読んでいただきたいです。しかし、ちょっと書いてしまいますと、本書はいわゆる上巻にあたるのですが、最初は短編集のようです。どのお話も背景の事情は一連のもののようですが、表面は繋がっていないように見えるからです。一体どうなってるのかどういう話しなのか、叫び出したい気持ちになります。もうちょっと詳しく書きますと、あなたは自分の記憶に自信がありますか? 人は特に意識していなくとも、記憶にべったりと依存して生きています。記録を読んだり見たりする以上に記憶に頼っているのです。当然といえば当然ですよね。さあ、読んで下さい。
塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)より
4061820028
No.35
(3pt)

京極夏彦流、宴の支度しっかり見せます

 この本は京極夏彦の6冊目の妖怪シリーズです。 昭和28年春、一人の小説家に奇妙な事件の取材が依頼された。 それは戦前、伊豆山中に確かに存在した1つの集落が住人ごと、 忽然と消えうせているという事件だった。小説家は始め、 戦争による記録の消滅だと考えていた。しかしその村に食べると寿命を延ばすことができる「くんほう様」が守られていたという話に 興味を持ち、取材をはじめる。調べれば調べるほどに奇妙な点が増え、 小さな集落の消滅が、やがて多くの人々を謎に巻き込み、思わぬ方向へと 事件は発展していく。  私は読んでいる途中、あまりの登場人物の多さに驚き、戸惑いました。登場人物達はみんな血眼になって消滅したはずの集落を手に入れようと 画策していますが、事件の全容が全く見えてこないのです。私は早く全容が 知りたくて必死に頁をめくっていくと最後には思いもかけない結果が…。下巻宴の始末までしっかり楽しめます。 長編が読みたい方におすすめです。
塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)より
4061820028
No.34
(3pt)

いかがなものか

「宴の支度」でそれぜれの人物のに思い入れを感じ、その彼ら行く末が
どうなってしまうのか、どんな事情があるのか、感情移入しながらページを捲りました。
ですが、「宴の始末」を読むと
作者の意図は全く違う所にあったようです、トリックや、どんでん返しは他の作品に比べ
それ程酷いわけではありません。ですが今までは強引でも無理矢理に納得させられる迫力がありました。それはやはり人物を大事にしていたからではないでしょうか。このシリーズで
一番出来の悪い作品だと思います。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.33
(4pt)

宴の始末を読んで

待ちに待った始末編です。今作品は塗仏の宴、上下2巻の下巻になります。あたりまえですが、今作品から読んでも読めないことはないですが、おすすめはしません。
支度編を読んでから手に取る方が多いと思うので楽しみにしている方ばかりだと思います。私は始末編がとても長く感じたのでいつ物語の真相があらわになってくるのかといそいそと読みました。宴というだけあって上巻の登場人物が乱れに乱れて行列をなす様はまさに”宴”そのものです。
ただ、期待が大きかったからでしょうか、憑き物おとしがあっさりしすぎていました。そう感じたのは始末編に入ってから、中禅寺が多くを語らずとも、関係者(読み手も含め)たちが真相を知り始めていたからだと思います。物語のからくりが大きすぎて逆にそのスケールを縮めてしまったというのが今作でしょうか。謎解きよりも、妖怪談義、そして、シリーズに共通して登場する人の心に住まう本物の妖怪を堪能できるのが宴の始末だと思います。他の方のレビューにもありましたが、今作から百鬼夜行シリーズを読み始めるのはやめたほうがいいです。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.32
(5pt)

後編。

その登場人物の多さに、時間が空いてしまうと、誰が誰だか分からなくなる気がしたので、前編に当たる「支度」を読み終わって一息着く間もなく読み始めました。
短編集のような「支度」がどのように纏められ、始末されるのか。催眠をテーマにした作品なので、誰がその術に落ちているのか、落ちていないのか、どきどきはらはらでした。
エノさんが腰の重い中禅寺を立ち上がらせるシーンは必見の価値があります。いつも名(迷)言を生み出すエノさんの言葉を何度も読みました。
後半の混乱大行進のシーンは圧巻です。
憑き物落し百鬼夜行シリーズ、間違っても本作を一番最初に読まないことをお勧めします。(出来ればウブメから順番にどうぞ。)
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.31
(4pt)

ここはどこ?

「宴の支度」に誘われて、ここまでやってきました。
正直、この物語には、京極堂シリーズの集大成的なものを期待していたのですが、読み終わってみると、何だか放り出されてしまったような寂しさが残ります。
京極先生、今回は放置プレイですか?
謎は一応解決します。
けれど、本当に肝心なことは何も謎解かれていないように思えて仕方がありません。
前作までも、伏せられたままのカードが残されているような飢餓感は多少あったのですが、この作品においては、開かれたカードの下に、まだもう一枚本当の黒いカードが置かれています。
後半、点と線はどんどん加速しながら繋がっていきますが、その展開についていけず、集中力が途切れそうな部分もありました。
もうりょうやうぶめなどは、一点の核心に向けて読者を引っ張る勢いがあったのですが、これはその核心に辿り着いたかと思ったら、そこからまた拡散していくかのよう。
大団円であるはずの場面も、妙にサスペンス劇場のような陳腐さを感じてしまいました。
今回は京極堂が最後の一本締めをやらないで、すたすたと立ち去ってしまった感じでしょうか。
このシリーズのピークはもう過ぎたのか、いや、新たな展開を迎えようとしているのか、判断つきかねます。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.30
(4pt)

オールスター作品

この前後編2冊で、主要登場人物から過去作の登場人物まで、
捕まっちゃったり、死んじゃったりした人以外は、ほとんど
登場しました。
今まで読んできた読者は普通に楽しめるのではないでしょうか。
また、今までちょっとずつ出てきた京極堂の過去が明かされます。
そういう意味でも集大成です。
また、いつもの薀蓄もパワーアップして謎の古代文明へと言及します。
しかし、これだと影の黒幕という今までには無い、漫画チックな展開。
この人を敵として、まだ話ができそうなのでいい意味でも悪い意味でも、
かなり漫画っぽくなったな、というのが今作の印象です。
評判が悪かったので、私はこの後の作品を読んでいませんが、
作者自身もやりすぎと思ったのか、この影の黒幕には次作では、触れて
いないようです。
この作品から京極堂シリーズを読んではいけません。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.29
(3pt)

魅力ある主役たち

「宴の支度」から続く物語。その厚さに比例し、主要8人に朱美、織作茜まで、
登場人物の数が半端じゃない。今回は登場人物たちがそれぞれの事情で
いつもよりシリアスになっており、鬱々とした中にも切迫感が増していたため、
最後の榎木津の暴れぶりに救われました。
博識京極堂によりわかりやすく語られる知識はもちろんのこと、
登場人物たちがそれぞれに魅力を放つこのシリーズですが、
やはり京極道と榎木津の登場は待ち遠しい!
厚さが増すにつれテンポダウンしていっている感がありますが、
限られた出番を楽しみに読み進めていっている自分がいじらしいです。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.28
(4pt)

終わり方が・・・

今までの登場人物が総出演!・・・までは良かったんだけど・・どうでしょうね。京極堂の宿敵と言えるような人物の出現なども好きなんですが「始末」という割にはって感じでしょうか?まぁ次回作に期待します。
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4062738597
No.27
(3pt)

何だよこれ。

膨大なページ数を退屈させずに読ませる手腕はさすが。
だが・・・だがしかし、奇を衒い過ぎてはいないだろうか?
京極堂が謎解きを始める直前の乱闘シーンはまるでアニメか漫画だ。この作家の作品はデビュー作から全て読んでいるが、「馬鹿らしい」という五文字が始めて目の前に浮かんだ。どんでん返しの部分も、ただどんでん返しのためのどんでん返しという印象が非常に強い。「実はこういうことだったんだ」と謎解きされても、「だから何だ?」と聞き返したくなるような謎解きだった。手段が自己目的化してしまっているようだ。「爆裂」とか「爆睡」とか時代考証を無視した言葉を使うぐらいなら許せるのだが。
事件の黒幕の退場のさせ方も、次回作以降に登場させようという意図が見え見えなのが痛い。「始末」と銘打っておきながら、「続く」的なストーリーというのもいかがなものだろうか?
これまでの五作、外れは一作もなかっただけにちょっと失望している。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.26
(4pt)

構築された複雑さ

京極堂第7作。前作『塗仏の宴―宴の支度』を引き金として始末をつける。複雑なストーリーは1,000ページを超え、伏線に伏線がはられ正に結界だ。
ここまで京極作品を読んできて全体がすべて連関していて、順序立てて読まないと理解できないということが分かる。今回の作品のテーマはやはり家族の絆ということになるのだろう。最後は今後の展開に影を落とすこと必至の人物まで登場し、実に複雑だ。しかし、そこが面白い。駄作のない作家だ。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.25
(2pt)

不味い料理の始末

 さて、卓上にずらりと並べられた料理を賞味する時が来ました。
「宴の支度」でいかにも不味そうに見えた料理はやはり不味く、あるものは
食べる前に引っ込められていました。一見美味しそうに見えた料理も、味付
けが酷く悪かったりすっかり冷めていたりして、食べられたものではなくなっ
てしまっていました。酷い事に缶詰やレトルト食品まで供される始末。
 今まで旨い料理を提供してくれていた京極堂、手の込んでいるはずの晩餐
は一体どうしてしまったというのでしょう?
 変な比喩ばかりを開陳してしまいましたが、読者に考えさせる楽しみを与
えるような旨い伏線もなく、ただただ驚くような意外な事ばかりが披露され
ます。それはそれで見事なのですが、手法としては大変稚拙に感じました。
また、舞台を比較的近い過去にとっているだけに、そこからの現代社会を予
言するような台詞はたった一言であっても作品全体の品位を著しく貶めてお
りファウルです。加えて、今後に含みを持たせている訳でもないのに、きれ
いに始末を付けられていない粗雑な部分も多く見受けられます。また登場人
物にしても多いばかりで十分な役割を担って居らず、登場する意味のない者
も多く居ます。
 これまでの京極作品の中でもっとも質の悪い作品になってしまっています。
大変残念に思いました
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.24
(3pt)

始末のつけ方

相変わらず面白いのだけど、始末のつけ方に不満が残るため評価が下がりました。
これで京極堂の帝国陸軍時代の秘密裡工作部隊の話は終わったように思えたので
安心しかけたのも束の間。黒幕のパワーアップ部隊が、お子様の成長なども絡め
てまた登場するかのような終わり方。少しご勘弁の気分です。この黒幕の始末の
つけ方が一番愉しくなかったです。
私は京極堂シリーズの1作目からここまで連続して一気に読んでいるので、本が
出るごとに「待たされた」後、いよいよ手にとって読むのとは又違う感想にな
るのか、と思いますが、最後に実は何でも知っていた京極堂が全てを解決する、
というのプロットが、少々疲れてきました。
京極堂シリーズでは珍しい海千山千の成金主義、羽田氏と茜の絡みは面白かった
のですが、早々に死んでしまいちょっと残念。もっともこの二人の絡みなら、
京極夏彦というより、大沢在昌の世界になるかもしれませんが。でも、この
成金オヤジ、羽田氏の会話なども、京極夏彦さすが!上手です。
また、これだけの新規キャラクターデザインを既存のサブキャラと練り合わせ
絡み合わせた手腕、京極夏彦の筆力に感動感謝して、3つ星を1つあげて4つ星
にしたいところではあります・・・流麗な筆致の新絡婦の理の次作に、骨太な
作風を持ってこれるところも作家としての懐の深さを感じます。
最後に、関口氏が非情な哀れな扱いで、少し淋しくなってきました。ジミな存在
ながら良いキャラだと思っていましたが、京極堂、榎木津が超人的にパワー
アップし、ビルが建つ程の探偵料が入ったり、弟子や下僕に恵まれ、二人の
尊名が轟くのと正対照的に、敵味方双方から人間の屑のような扱いと情けを受け、
私生活もままらなず、いよいよドン底が見えてきて(どん底か)、ファンと
してはだんだん淋しくなってきました、というよりちょっとイヤかな。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.23
(4pt)

ラストは最早ギャグ漫画

本作のラストシーンは突然ギャグ漫画に転じもうめちゃくちゃである。著者は山上たつひこの大傑作、喜劇新思想体系[野口英世の生涯]のラストシーンを意識して書いた筈である
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.22
(5pt)

集大成!?

「塗仏の宴-宴の支度」の続編というか、
「塗仏の宴」の下巻にあたる本作品であります。
私だけかも知れませんが、
後半の200ページくらいまで何が起きているか(個々の事件の真相)解りませんでした。
ここまで辿り着くまで上巻にあたる「宴の支度」から長い長いページ数を重ねて引き込まれましたので
事件の全貌が理解できたときに何とも言い難い気持ちになれます。
登場人物が今までのシリーズで群を抜いて多いです(おそらく)。
しっかり個々を記憶しながら読んで下さい。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.21
(3pt)

うーん、始末が悪い。

分厚いの2冊・・・とうとう京極堂の出番。
もうこのシリーズは終わるのかと思ってじっくり読んだ本。
最後の始末がどうしても納得できず。
でも、読んでしまう。京極夏彦の魅力です。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.20
(4pt)

今後に期待。

不気味さ怖さではシリーズ中群を抜いているかと思いますが、結末に到っては若干不満も有りこの評価。しかしその不満点をカバーしてしまうだけの一級のサスペンス小説となっていると思います。前作でのショッキングなラストを受けてスタートする本書では、榎木津氏や今までは完全脇役だったキャラの出番も多く、京極堂の重い腰を上げさせるのが意外な人物の一言だったり、最後の立ち回りにも意外な人が、と随所にシリーズを通読してきた人を満足させてくれる一冊。前作では風太郎の連作モノを、本書では久作の代表作と笠井氏のシリーズに登場する人物を思い起こしましたが、そこは流石に京極流に仕上げられています。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597