塗仏の宴 宴の支度/宴の始末

評判

塗仏の宴 宴の支度/宴の始末の評価:

4.14/5点 レビュー 88件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 1〜20 1/2ページ
No.26
(3pt)

何だか読むのが苦痛になって来た…。

何だかドンドンとつまんなくなって来ます。
本の分厚さを維持するが為だけに内容に無駄な話が多過ぎに感じますね。
途中で京極堂が「何ひとつ事件らしい事件は起きていないじゃないか」
ってセリフが有ったんですが、流石にこの状況でソレは無理が有るでしょ?って思いましたよ。
ソレがきっかけで急激に話が安っぽい物になってしまった感じを受けました。
全体的に理不尽さが目立つだけで初期の頃の清廉さが無くなってしまいましたね。
一応、読み終えたんですが、ラストも何となく消化不良気味に思えるし…。
手元に後2作残ってますけど、更につまらないってレビューも結構見掛けるので、 
段々と気持ち的に読むのが苦痛になって来てしまいました。
ぶっ通してずっと京極堂シリーズを読んでいるせいもあるですけど、
ここに来てちょっとこのシリーズ自体に飽きて来てしまった感が有るのは否めないです。
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上) (講談社文庫)より
4062753952
No.25
(2pt)

これで始末がついたのか?※ネタばれあり

事件らしい事件は起きていない、犯罪性は無いというか、誘拐監禁暴行と犯罪てんこもりではないか。殺人のみ犯さなければ犯罪にはならないってどうかしてる。

そもそも壊れた家族同士が争ったら誰が勝つかなんてどうでも良い。悪趣味な実験だかゲームだか知らないが、余程暇なんだな、という感想しかない。15年もかけてバカバカしい。
このゲームの愉しさがわからないのは愚からしいが、こんなの面白いと思う方が愚かだろう。自分の愚かさと下らなさを認めたくなくてあがいている馬鹿だとしか思えないような奴がスーパーマンのように描かれている違和感。
世間の馬鹿は長いスパンで物を考えられない上に無反省なので世界を壊し、子は親を殺し親は子を食う世の中になる、からどうした。家族も村も町も国も滅ぶからどうした。大体勝ったの負けたの下らない。法を守るのにどんな根拠があるって、法治国家だからです。迷信信じるのとはわけが違う。法治国家がイヤなら法が意味を成さない独裁国家にでも亡命したらどうか。

自分勝手に「家族が欲しかった、羨ましかった」から家族をバラバラに解体しておいて、更に家族を責める権利が何で自分にあると思い込めるのか。中善寺も言っているとおり、尾国のせいで母親は犯され、殺人を犯す破目になり、家族が家族同士で争うことになったのに、何を怒ってるんだ?

山辺を良い人だと思いたいんだか知らないが、人を殺しさえしなければ良い人ってわけじゃない。孤独に寂しく泣きながら死んでいっても憐れだとも何とも思わないくらい酷いことしてる。

笙という子供を頭の良いクールな人間に描きたかったようだけどこれも失敗している。人を殺せという催眠術は効かないと言っておきながら、内藤は催眠状態で人を殺したって証言しちゃってるし。
登場人物の殆どが笙あるいは堂島に何か言われると黙ってしまって碌に反論できないのも実につまらない。何で黙っちゃうの?宗教団体と家族ひっくるめて自分が戴くことになってるって、思い込みが解けたのに何で当然だと思い込めるのか。大体、短期間で使える団体を作るとか使える人間がどうのこうの言う割には何故織作茜を殺したのか。家族たちや付き人たちより織作茜のほうが余程使えるし、使いようがあるというもの。人を見る目は無いんだな。
大体、織作茜を酷い人なんて糾弾する権利はこの子供には無い。そのままブーメランになるからだ。
木場が催眠をかけられていることを証明できるというとそんなのは証拠にならないと断言するが、何でならないのか全く説明が無いのは何故なのか。
自分は主催者側だと散々言っていたが、最後の最後でただの駒であったことがわかったというのに、それでも堂島と一緒に行ってしまうあたり、もう救いようがない。

これだけの厚さと文章を必要とする程のものではない。稚拙さがそこここにありすぎる。
10年以上前に読んでつまらなかったのだが、今回もう一度読んでみてもやっぱりつまらないので捨てます。
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上) (講談社文庫)より
4062753952
No.24
(2pt)

色々と無理がある※ネタばれあり

このシリーズは本作を境につまらなくなる一方。
暫く新作が出ていないが、今後も続くならいずれまた堂島と笙が出てきて京極堂と再対決することになるのだろうが、うんざりだ。実につまらないものになるだろう。何が起こっても「堂島さんならできてもおかしくない!」ということになるからだ。大した説明も納得の行く記述もなく、「堂島だから」で通ってしまうとすれば実につまらない。
余程堂島を頭が良く勘も良い、隙の無い男に描きたいのだろうが、上野の駱駝の方が余程キレるし格好良い。

ハイチのゾンビパウダーの如き薬を使用して意識を混濁させ、記憶障碍を起こさせる、って簡単に書いてるけど使用量間違えば死ぬだろうに。薬効なんて個体差があるんだからすぐに覚めてしまう者もいればお亡くなりになってしまう者もいておかしくないのに、村人全員に調度良く効くなんてそんな都合の良い話があるか。

限られた体験的記憶のみを都合良く忘れてしまった、とあるが、言葉も忘れず風呂も入れるトイレも問題ないとしても、それまで住んでいた家から全く知らない他人の家にいきなり移されて「これが自分の家だ」と信じ込まされたとして、何がどこにあるのか、どの部屋がどんな広さでどういう配置なのか等全くわからない状態をおかしいと思わないのはおかしいだろう。おかしいと思っても思い出せないとして、ストレスが溜まりまくると思われる。更に、例えば熊野新宮と伊豆韮山では気候も違えば土も違う。作る作物が違う、あるいは同じ作物でも作り方のコツが異なる。そういった細かいコツや対処まできちんと差し替えるとしたら相当な時間がかかってしまうし、そこに住んでいなければわからないことも多いだろうから無理。忘れたなら忘れたで農家が作物の作り方忘れるなんて死活問題だし。なんだろう、農業や田舎をバカにしているのだろうか。

記憶を操れるのだから捜査した後忘れさせれば良い、との木場の言葉に中善寺は「そんな都合の良い記憶の改竄はできない」と答えているが、さんざん都合の良い過去の塗り換えを行ったことにしておいて今更何を言っているのかという感じ。

妖怪談義だけはそれなりに面白かったので、星2つ。
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫)より
4062753669
No.23
(3pt)

何だか読むのが苦痛になって来た…。

何だかドンドンとつまんなくなって来ます。
本の分厚さを維持するが為だけに内容に無駄な話が多過ぎに感じますね。
途中で京極堂が「何ひとつ事件らしい事件は起きていないじゃないか」
ってセリフが有ったんですが、流石にこの状況でソレは無理が有るでしょ?って思いましたよ。
ソレがきっかけで急激に話が安っぽい物になってしまった感じを受けました。
全体的に理不尽さが目立つだけで初期の頃の清廉さが無くなってしまいましたね。
一応、読み終えたんですが、ラストも何となく消化不良気味に思えるし…。
手元に後2作残ってますけど、更につまらないってレビューも結構見掛けるので、 
段々と気持ち的に読むのが苦痛になって来てしまいました。
ぶっ通してずっと京極堂シリーズを読んでいるせいもあるですけど、
ここに来てちょっとこのシリーズ自体に飽きて来てしまった感が有るのは否めないです。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.22
(2pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

色々と無理がある※ネタばれあり

このシリーズは本作を境につまらなくなる一方。
暫く新作が出ていないが、今後も続くならいずれまた堂島と笙が出てきて京極堂と再対決することになるのだろうが、うんざりだ。実につまらないものになるだろう。何が起こっても「堂島さんならできてもおかしくない!」ということになるからだ。大した説明も納得の行く記述もなく、「堂島だから」で通ってしまうとすれば実につまらない。
余程堂島を頭が良く勘も良い、隙の無い男に描きたいのだろうが、上野の駱駝の方が余程キレるし格好良い。

ハイチのゾンビパウダーの如き薬を使用して意識を混濁させ、記憶障碍を起こさせる、って簡単に書いてるけど使用量間違えば死ぬだろうに。薬効なんて個体差があるんだからすぐに覚めてしまう者もいればお亡くなりになってしまう者もいておかしくないのに、村人全員に調度良く効くなんてそんな都合の良い話があるか。

限られた体験的記憶のみを都合良く忘れてしまった、とあるが、言葉も忘れず風呂も入れるトイレも問題ないとしても、それまで住んでいた家から全く知らない他人の家にいきなり移されて「これが自分の家だ」と信じ込まされたとして、何がどこにあるのか、どの部屋がどんな広さでどういう配置なのか等全くわからない状態をおかしいと思わないのはおかしいだろう。おかしいと思っても思い出せないとして、ストレスが溜まりまくると思われる。更に、例えば熊野新宮と伊豆韮山では気候も違えば土も違う。作る作物が違う、あるいは同じ作物でも作り方のコツが異なる。そういった細かいコツや対処まできちんと差し替えるとしたら相当な時間がかかってしまうし、そこに住んでいなければわからないことも多いだろうから無理。忘れたなら忘れたで農家が作物の作り方忘れるなんて死活問題だし。なんだろう、農業や田舎をバカにしているのだろうか。

記憶を操れるのだから捜査した後忘れさせれば良い、との木場の言葉に中善寺は「そんな都合の良い記憶の改竄はできない」と答えているが、さんざん都合の良い過去の塗り換えを行ったことにしておいて今更何を言っているのかという感じ。

妖怪談義だけはそれなりに面白かったので、星2つ。
文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫)より
4062738384
No.21
(2pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

これで始末がついたのか?※ネタばれあり

事件らしい事件は起きていない、犯罪性は無いというか、誘拐監禁暴行と犯罪てんこもりではないか。殺人のみ犯さなければ犯罪にはならないってどうかしてる。

そもそも壊れた家族同士が争ったら誰が勝つかなんてどうでも良い。悪趣味な実験だかゲームだか知らないが、余程暇なんだな、という感想しかない。15年もかけてバカバカしい。
このゲームの愉しさがわからないのは愚からしいが、こんなの面白いと思う方が愚かだろう。自分の愚かさと下らなさを認めたくなくてあがいている馬鹿だとしか思えないような奴がスーパーマンのように描かれている違和感。
世間の馬鹿は長いスパンで物を考えられない上に無反省なので世界を壊し、子は親を殺し親は子を食う世の中になる、からどうした。家族も村も町も国も滅ぶからどうした。大体勝ったの負けたの下らない。法を守るのにどんな根拠があるって、法治国家だからです。迷信信じるのとはわけが違う。法治国家がイヤなら法が意味を成さない独裁国家にでも亡命したらどうか。

自分勝手に「家族が欲しかった、羨ましかった」から家族をバラバラに解体しておいて、更に家族を責める権利が何で自分にあると思い込めるのか。中善寺も言っているとおり、尾国のせいで母親は犯され、殺人を犯す破目になり、家族が家族同士で争うことになったのに、何を怒ってるんだ?

山辺を良い人だと思いたいんだか知らないが、人を殺しさえしなければ良い人ってわけじゃない。孤独に寂しく泣きながら死んでいっても憐れだとも何とも思わないくらい酷いことしてる。

笙という子供を頭の良いクールな人間に描きたかったようだけどこれも失敗している。人を殺せという催眠術は効かないと言っておきながら、内藤は催眠状態で人を殺したって証言しちゃってるし。
登場人物の殆どが笙あるいは堂島に何か言われると黙ってしまって碌に反論できないのも実につまらない。何で黙っちゃうの?宗教団体と家族ひっくるめて自分が戴くことになってるって、思い込みが解けたのに何で当然だと思い込めるのか。大体、短期間で使える団体を作るとか使える人間がどうのこうの言う割には何故織作茜を殺したのか。家族たちや付き人たちより織作茜のほうが余程使えるし、使いようがあるというもの。人を見る目は無いんだな。
大体、織作茜を酷い人なんて糾弾する権利はこの子供には無い。そのままブーメランになるからだ。
木場が催眠をかけられていることを証明できるというとそんなのは証拠にならないと断言するが、何でならないのか全く説明が無いのは何故なのか。
自分は主催者側だと散々言っていたが、最後の最後でただの駒であったことがわかったというのに、それでも堂島と一緒に行ってしまうあたり、もう救いようがない。

これだけの厚さと文章を必要とする程のものではない。稚拙さがそこここにありすぎる。
10年以上前に読んでつまらなかったのだが、今回もう一度読んでみてもやっぱりつまらないので捨てます。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.20
(3pt)

状態良く、支障有りませんでした。

状態良く、支障有りませんでした。また機会があれば宜しくお願いします。
文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫)より
4062738384
No.19
(1pt)

さすがにこの本ぐらいから、異常に長いだけ、マンネリ、だらだら描写が続くだけで全然面白くないと感じ始めました。

さすがにこの本ぐらいから、異常に長いだけ、マンネリ、だらだら描写が続くだけで全然面白くないと感じ始めました。初期の作品はまだ新鮮だったせいかそれなりに楽しめたのですがね。今となって振り返ると妖怪もので一生食っていこうという感じで新しいものへの取り組みとか無くなっていったと思います。それでも一応は持っていたのですが、かさばるし重いのでブックオフに売ってきました。結構私みたいな人間も多いのか100円コーナーに京極さんの本が並んでいました。物書きは単なる量産作家になってはいけませんよ。今となって振り返ると、特にこの作品は上・下巻ありその物量は半端ない割に読後感はしょぼかったなあと感じました。時間がありあまってる方は読んでもいいかもしれませんが、嫌になったら読み通さなくてもいいぐらいの出来です。それとページ数で定価を高くして利益を上げようとしてるなとも感じましたね。私の中で京極さんの評価が下がり始めた作品ですし内容も長いだけでつまらないので評価は1です。まあ昔は若かったから何とか読み通せたのかもしれませんが。今はこの分量はよほどの傑作でないと無理ですね。
塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)より
4061820338
No.18
(2pt)

壮大な実験の失敗

前編「宴の支度」を読み終えたとき、この話がどこへ向かうのか、どう収束するのか、予想しづらかった。
本書で、それが明らかにされるのだが、さて、これで良いのか?

前編は短編集仕立てだったが、後編は長編スタイルである。
これまでのシリーズの関係者が登場し、総まとめみたいな様相を呈する。
そして、読んでいて、何か不安定さが気になる。
記述にミソがあり、そのせいである。
そのミソはラストで明らかにされるが、その作品中での必然性は説明されない。
だからこれが、単なる著者の作法上の都合にしか見えない。

そして、ストーリーの先を見えにくくするため、さまざまな人物が登場し、行動する。
それでも後編では、前編と違ってラストに向けて収束するため、次第に先が見えてくる。
すると、途中で仄めかされていたモリアーティの存在が、本作のキモであることが分かる。

そう、本作はこのモリアーティの登場こそがすべてであったのだが、それに対峙する京極堂の、なんと影の薄いことか。
レギュラー・キャラそれぞれが活躍するのだが、本作ではみんな存在感がない。
それは、あまりに周囲の状況がハデすぎる、大きすぎるためであろう。
そのためのアクションが、本作のミステリ度を低くしているのだ。

これはミステリといえるのか?
そして本シリーズは今後、どこへ向かうのか?
「邪魅の雫」以降、本シリーズが刊行されていないのは、意味があるのか?

本作は前後編合わせて、本シリーズ最長ではある。
しかし、後編を読み終えて思ったことは、シリーズ最大の失敗作である、ということだ。
収集はついているし、謎として提出されたものも、かなりが説明されている。
それでも、不満な点、説明されていない点が多々ある。
著者もおそらく、本作の未完成度合いは分かっていたのだろう。
ある意味では、著者は本作で、壮大な実験をしたのかもしれない。
しかし、失敗してしまった。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.17
(3pt)

いかがなものか

「宴の支度」でそれぜれの人物のに思い入れを感じ、その彼ら行く末がどうなってしまうのか、どんな事情があるのか、感情移入しながらページを捲りました。ですが、「宴の始末」を読むと作者の意図は全く違う所にあったようです、トリックや、どんでん返しは他の作品に比べそれ程酷いわけではありません。ですが今までは強引でも無理矢理に納得させられる迫力がありました。それはやはり人物を大事にしていたからではないでしょうか。このシリーズで一番出来の悪い作品だと思います。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.16
(2pt)

さらば京極夏彦

姑獲鳥、魍魎、狂骨、鉄鼠、
と読み進み、特に、魍魎、狂骨、では
頭脳を揺さぶられるような衝撃を受けました
しかし、蜘蛛、から
そのご都合主義がハナにつくようになり
(前からあったけれども)
今回の塗仏ではもう耐え切れませんでした
さんざん「ない」と言っておきながら
「ああ!こんなところに!」
ってなに?(苦笑)
いろんな妖怪の文献から話の素地をつくり
オカルトにならないぎりぎりのラインで
話を構築する力量はさすがだと思います
でももうつきあいきれないですね
(ストーリーに無関係だけど京極先生は蛍光灯の普及年をお調べになったほうがいいかも...蜘蛛での関口の「ベースギター」の件も時代錯誤だと思う)
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫)より
4062753669
No.15
(2pt)

京極堂はどこへ向かうのか?

 分冊版ではずいぶん細かく刻まれている宴の支度・始末についてです。
 この作品で、京極堂シリーズは、これまでぎりぎり踏みとどまってきた本格ミステリーの枠組みから、自らドロップアウトしました。理由は結末に直結しますので言えませんが、犯人側の仕掛けた「あれ」は、OKなら何でもあり、という反則技。確かに、他作品で主役もつとめるあの人のあの能力も微妙だったのですが、今回のは・・・・・・。したがって、本格ファンとしてはこの評価です。まあ、もともと本格の枠組みにいないよ、と言われればそれまでですが。
 逆に、キャラクター小説としてこのシリーズを好きな方は、高評価のようですね。
 ただ、登場人物が多すぎて収拾がついていないし、全体に散漫な印象。あと、以前の作品で、たいへん深い余韻を残して生き残ったあの人が、今作であのように必然性のない登場・退場をしたのも、なんだか・・・・・。とにかく、長いし大仕掛けだし、それでいていろんな意味で憑きものがおちていない。
 あとの作品を見ても、京極氏にとっては、ターニングポイントとなったらしい1作。京極堂は、少なくともこの作品から、どこかへ向かうとは思えないのですけれど。
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫)より
4062753669
No.14
(3pt)

大きく広げた風呂敷をしまうのは、かなり大変です。

前作、の5つの物語を一つのゴールへ収束させて解決に導かねばならない訳ですが、さすがに今回は話を広げすぎたため、かなり強引な終焉となった感じがします。旧日本軍の残党=悪の親玉はいかにも、漫画的で昭和初期の冒険活劇風ですが、京極堂にはもう少し、小さな事件をクールに解いてほしい。月光仮面や黄金バットではないのですから。
塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)より
4061820338
No.13
(3pt)

うーん

支度を読み終わり、さぁ始末をどうつける!?と期待して読んでいけども、始末が始まらない。結局、始末を始めるのは中盤以降という・・・。これは始末とは言えないんじゃないだろうか。まぁ始末と言えば始末なんだろうがスッキリしない。読後感も冴えない。だからこそなのか、徒然袋がかなり面白かった。始末を読み終えるまで我慢してたせいか、声を出して笑ってしまった。
塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)より
4061820338
No.12
(3pt)

これはちょっと……

京極堂シリーズはどれも読みどころがあって面白いのだが、この作品に関しては他の作品よりも数段落ちる出来栄えだと思う。まずシリーズ特有の薀蓄だが、これまでの作品では無関係に見えても実は関係があったたため、いつも非常に驚かされていたのだが、この作品に関しては無関係な薀蓄が多すぎる。重要なファクターである催眠術にしても、ちょっとご都合主義、というか今までの作品では例えご都合主義であってもそうとは感じさせない力があったが、この作品にはそれもない。京極堂シリーズの中では珍しく凡作という印象
塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)より
4061820338
No.11
(3pt)

道具立ての割には中身が乏しい

「京極堂」シリーズの第6作。「村が消滅した」というキャッチ・コピーとこれだけの大部である事から期待して読んだが、正直期待外れだった。この他、盛り沢山の趣向があるのだが、本質的に面白くないのである。以下ではネタを割っているので、知りたくない方は飛ばして下さい。
まず「村が消滅した」話は、読む前、村(人)が消滅したと早合点していて、それなら怪異譚や不可思議現象に繋がると予想していた。ところが、読んで見ると「村人が入れ替わった」という説明でガッカリした。そんな事ができるのは国家権力しかないではないか。
この他、前作の犯人を殺害の被害者にさせ、しかも犯人として関口を捕らえさせるというエピソードを挿入しているが、これは関口の精神構造に全面的に依存したもので、感心できない。
更に、新興宗教、気功道場、謎の少年等を登場させ、紙面を賑わせているが、それに関る不可思議な事件が全て「後催眠」で説明されるのはヒドイと思った。元々、本シリーズは本格ミステリを目指したものではないので、全て合理的に説明しろとは言わないが限度がある。「後催眠」で全てが説明できるなら、どんな不可能犯罪でも可能になってしまう。
分量の多さ、趣向の多様さに反比例するかのように中身の乏しい作品で残念である。
塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)より
4061820028
No.10
(3pt)

ココロが不安定に・・・

 レギュラー人が次々と不可解な出来事(事件)に巻き込まれていくのですが、何とも後味の悪さと言うか気持ちの悪さに苛まれました。「はやく!はやく!京極道!憑き物を落として〜!」とコレほど思ったことはないかも・・・
 この巻のラストは驚愕!手元に『始末』の巻を用意して置くことをオススメします・・・
塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)より
4061820028
No.9
(3pt)

京極夏彦流、宴の支度しっかり見せます

 この本は京極夏彦の6冊目の妖怪シリーズです。 昭和28年春、一人の小説家に奇妙な事件の取材が依頼された。 それは戦前、伊豆山中に確かに存在した1つの集落が住人ごと、 忽然と消えうせているという事件だった。小説家は始め、 戦争による記録の消滅だと考えていた。しかしその村に食べると寿命を延ばすことができる「くんほう様」が守られていたという話に 興味を持ち、取材をはじめる。調べれば調べるほどに奇妙な点が増え、 小さな集落の消滅が、やがて多くの人々を謎に巻き込み、思わぬ方向へと 事件は発展していく。  私は読んでいる途中、あまりの登場人物の多さに驚き、戸惑いました。登場人物達はみんな血眼になって消滅したはずの集落を手に入れようと 画策していますが、事件の全容が全く見えてこないのです。私は早く全容が 知りたくて必死に頁をめくっていくと最後には思いもかけない結果が…。下巻宴の始末までしっかり楽しめます。 長編が読みたい方におすすめです。
塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)より
4061820028
No.8
(3pt)

いかがなものか

「宴の支度」でそれぜれの人物のに思い入れを感じ、その彼ら行く末が
どうなってしまうのか、どんな事情があるのか、感情移入しながらページを捲りました。
ですが、「宴の始末」を読むと
作者の意図は全く違う所にあったようです、トリックや、どんでん返しは他の作品に比べ
それ程酷いわけではありません。ですが今までは強引でも無理矢理に納得させられる迫力がありました。それはやはり人物を大事にしていたからではないでしょうか。このシリーズで
一番出来の悪い作品だと思います。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.7
(3pt)

魅力ある主役たち

「宴の支度」から続く物語。その厚さに比例し、主要8人に朱美、織作茜まで、
登場人物の数が半端じゃない。今回は登場人物たちがそれぞれの事情で
いつもよりシリアスになっており、鬱々とした中にも切迫感が増していたため、
最後の榎木津の暴れぶりに救われました。
博識京極堂によりわかりやすく語られる知識はもちろんのこと、
登場人物たちがそれぞれに魅力を放つこのシリーズですが、
やはり京極道と榎木津の登場は待ち遠しい!
厚さが増すにつれテンポダウンしていっている感がありますが、
限られた出番を楽しみに読み進めていっている自分がいじらしいです。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597