塗仏の宴 宴の支度/宴の始末

評判

塗仏の宴 宴の支度/宴の始末の評価:

4.14/5点 レビュー 88件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全93件 41〜60 3/5ページ
No.53
(5pt)

オムニバスのようになっています

短編短編に分かれているような形で物語が進んでいきます。これからお読みになる方へのアドバイスといってはなんですが…最初のほうの関口目線での語りが抽象的で脈絡がなく分かりづらいとは思いますが、この上巻の一番最後まで読んでやっと理解できるようになっておりますので、うんうん頭を悩ませず普通に読み進めてみてください。
文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫)より
4062738384
No.52
(5pt)

妻の感想

小難しい感じがまた癖になる作品が多いと、読んでいる妻は申していました
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.51
(5pt)

プレゼント

妻へのプレゼントで購入。
内容にどっぷりはまっている様子です(^ω^)良かった。
文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫)より
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No.50
(5pt)

「世の中終わりに向かっているのかな」

この作品を読み終えて一番考えたことは「やっぱり世界って終わりに向かってるのかな」ということである。
 クライマックスからラストにかかる部分を読んでいて一番思っていたことも「やっぱり世界って終わりに向かてるのかな」ということである。
 読み始めのうちはまさかそんなことを思うなんてまったく思わなかった。前作、前々作に続き膨大な知識に裏打ちされた博識な作品だと思っていたくらいだった。ただし、だからと言ってそれが今まで読んだこのシリーズの全作品が読んでみて面白かった理由でもないだろうとは思っていた。何かしら強烈なインパクトと共にこのシリーズに魅了されていたのだがその理由はよくわからなかったというのが本当のところだった。
 それでこの作品「塗仏の宴・宴の始末」を読んでみてその理由が何であるのか少しわかった気がした。それが「やっぱり世界って終わりに向かってるのかな」という感想に現れているのかなとも思った。この作品及びこのシリーズの他の作品を読むと「世界の終り」ということを感じずにはいられないのである。
 多分、この作品に引き付けられる人の多くが日常生活においてもなんとなくそんなことを直観として持っているのではないかと思う。
 人間関係が希薄になり社会は解体されている。政治権力は暴走し戦争を引き起こす。経済活動は行き過ぎて働く人が過労死や過労自殺に陥り、格差などの問題も深刻になり富める国の貧困問題が深刻になっていっている。「世も末だな〜 」と思うことは多くてため息ばかり出る。そんな人たちがこの作品を読むならたいていは「世も末だな〜 」という自分の感想が自分一人のものではなく他者と共有されうるものであるという予感を持つのだろうと思う。もしかしたらそれがこの作品の魅力であるのかもしれないと思った。
 それはそうとして、この物語は家族の物語でもあると思った。
 始めからからクライマックスにかけてそれはわからないのだが、最後にこの物語が家族をテーマにしていることが明かされていると思う。
 「塗仏の宴・宴の支度」において登場する複数の集団(新興宗教らしいものや自己啓発セミナーらしきものなど)が「塗仏の宴・宴の始末」のラストにおいてその主催者が実はバラバラになった一つの家族の成員だったことがわかる。
 ここにおいて家族というものが世間一般で言われているような愛情に満ちた穏やかな共同体などではなく家族同士がギスギスとしていがみ合うある意味緊張感にあふれた集団であることが描かれている。
 その結果、家族はバラバラとなって悲劇を産むというのがこの物語の明かされたタネであるようだが、これにはたいへん驚かされた。
 家族というものの問題を様々な現象、特に宗教現象と結び付けてここまで壮大な物語へと発展させた筆者の筆力というか創作能力には脱帽するしかなかった。
 そういう意味でたいへん興味深く面白い作品であると思った。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.49
(4pt)

あらゆる因縁が邂逅する!!!

宴の支度を読んで始末を読んだ感想は、忘れられていた因縁なども姿を現してくるのでそれらを繋げることでこの物語は、一つになったのでなかなか面白いものであると思いました。塗仏の宴の二冊はなかなか量が多いですが、ぜひ読んでみてください。
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No.48
(4pt)

妖怪、続々登場!!!

この宴の支度では京極堂による妖怪の解説が多くて、それに関連して事件が起きていくので一気に読み耽りました。京極堂シリーズでは珍しく二冊で完結するので宴の始末を読みましょう。
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4062738384
No.47
(4pt)

いろんな妖怪

京極道シリーズは読めば読むほど病みつきになる。
膨大な薀蓄や講釈は、理解出来たときの快感と消化不良だったときのモヤモヤと、私には二パターンがあるが、それがまた病み付きになる。
このシリーズはどれだけ読んでも飽きることはないだろう。
文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫)より
4062738384
No.46
(4pt)

締りの悪い宴

とりあえず、これだけの長さを読ませる筆力には☆四つ付けたい。

だが、膨大なキャストを出したはいいが、最終的にひとつに収束することはなく、
後味の悪いラスト。締め切りに追われていたなどの理由で、致し方なかったのだろうか。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.45
(4pt)

登場人物が。

登場人物が多すぎで、誰が誰といるのか理解するのが、結構しんどかった^^;
で、登場人物の何人かは「実は本名が○○」という展開で、ますます混乱・・・

でも、話自体は勢いがあって、面白かったです。
特に、榎木津さんと木場さんのやり取りは最高!!この話の中の二人のやり取りはすごく好きです。
榎木津さんと、京極堂さんのやり取りも、信頼関係が感じられてすごく良かった。

どうでも良いことですが、榎木津さんが、鳥口さんを「トリちゃん」と呼ぶのが非常にツボでした(なぜだろう)。

最後は、ちょっと消化不良な終わり方でしたが、内容は良かったと思います。
好きな小説の一つになりました。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
4062738597
No.44
(4pt)

面白いのだが、読み進めるのが少々辛い

短編集のようだが、れっきとした長編。
本書が前編であり、「宴の始末」が後編というわけである。
後編は普通の長編の体裁だが、本書が短編集の体裁なのにはわけがある。

それぞれが独立した話、ということは、著者のミステリなのだから、ありえない。
だから、それぞれの話は、最終的にどこかで繋がる。
その繋がりの伏線は、もちろん各ストーリーに記述されている。
だから、それを分かりにくくするための、作話上の必然というか仕掛けなのだ。

詳しいことはネタばれになるので言えないが、後編を読んだら納得する。
バラバラのものが実は、ということだけ云っておこう。
スケールが大きくなりすぎた分、妙な宗教団体やらが登場するのが、私的には興ざめなのだが。
それと、レギュラー・キャラがどう活躍するのかが、なかなか見えにくいこともマイナスかな。
文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫)より
4062738384
No.43
(5pt)

あまりにも長いが、読了の達成感は格別である

「塗仏〜」の後編。
前編は短編集仕様だったが、後編はまったくの長編である。
ただし、話はあっちへこっちへと飛んでいくので、どういう収束になるのか、なかなか予想がつき難い。

まあ、最終的にはあそこにみんなが集まって、という展開になるのは前編から分かっていることなのだが、さて、レギュラーキャラクターたちがいつそこに向かって行動を開始するのかといったら、本書の後半部分に至ってようやく、という次第である。
つまり、前半部分は、あいかわらずの妖怪談義と、周辺人物たちをめぐるエピソードということになる。
もちろん、中禅寺敦子も木場修もレギュラーキャラクターではあるが。

さて、面白かったかといえば、まあね、と答えるしかない。
相変わらず犯罪には宗教団体が絡むし、記憶やら思想やらの脳科学というか心理学的なものがプロットの重要な部分を占めている。
あちこちを引っ張り回されて、その結末がこれかい、という感想もないわけではない。
しかし本シリーズは、なぜだか読みたくなる魅力がある。
そして、読んでいる間は、間違いなく作品世界に没入してしまうことになる。
読み始める前の躊躇いなど、どこ吹く風、といった感じである。

本作では静岡県韮山が舞台なのだが、本シリーズでは逗子、鎌倉、箱根など、東京から西の地域が舞台となることがほとんどである。
いや、千葉があったか。
まあ、首都圏といえるが。
このあたり、著者に何か意図があるのかどうかは分からないが、シリーズが続いて行けば、明らかになることもあるのかもしれない。
ただし、「邪魅の雫」以降、刊行されていないのが気がかりではある。

そして、本書を読み終えたときの達成感は、格別である。
そのためだけに、著者の本シリーズを読むということも、ないわけではない。
シリーズキャラクターとの再会というのも、本シリーズを読む楽しみのひとつでもある。
でも、どんどんと深刻化が進行しているキャラクターもいたりで、そこらも心配ではある。
塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)より
4061820338
No.42
(5pt)

シリーズ最長の傑作ミステリ

著者の作品は長い。
しかし、その長さを意識させない面白さがある。
本作も、問題編ともいえる「宴の支度」は、まるで短編集のような出で立ちであり、その各編は中途半端なかたちで放り出されて終わる。

しかし、そこは著者の作品であり、‘長編’であるから、各編はどこかで密に繋がっているはずである。
それがどこかを探りながら、漫然と作品世界を漂うことになる。
その基本線は最初の「のっぺらぼう」に明示されているので、それが分かれば微妙な繋がりの影は、見えてくるはずである。

著者の他の作品でも同様だが、作中の特に前半部分では、いったい何が起こっていて、どういう状況にあるのかが理解し難い場合が多い。
しかし、本作はスタイルが短編仕立てになっているため、そのあたりは比較的分かり易いものになっている。
だから、なにが謎なのか、なにが不可思議なのかが早い段階で分かる分、特に登場人物の会話の中にある様々な糸口も分かり易い。
それはまた、作品世界に嵌りこみ易いということに繋がり、だからこそ作品の持つ魅力、面白さを堪能することができる、ということになる。

今のところ、本シリーズでは最長作品ということらしい。
長ければ良いというものではないが、本作はこの長さがぜひとも必要であり、その長さをだれることなく読み切ることができる。
傑作である。
塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)より
4061820028
No.41
(5pt)

面白かった!

姑獲鳥から京極堂シリーズを読み続け、読後感はこの作品が一番良かった。長い、とにかく長いのだけど展開が広ければ広いほどどうやって収束をつけるのか、楽しくてたまらなかった。この作品では京極堂が少し人間臭い。そこが良かったのかもしれない。京極堂を中心にして周りの知人友人たちがいわゆる「唆す」場面でははからずも目が潤んでしまった。
一見、本編とは関係なさそうな薀蓄話も京極堂を知る上では欠かせない要素であったと私は思う。
作品はどれも長いし本は分厚いけれど、これ以上には削れないという著者のぎりぎりの選択だと思うし、挑戦状を突きつけられ、受けたる!みたいな意気込みで読んでいる。‥とはいえ自分が好きで読んでいるんだけど。
塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)より
4061820338
No.40
(5pt)

はっきい言って

 こんなすごいものを書ける人がいるのか、と思わず思ってしまうほどのできばえ。たしかにあまりにも分厚く、さらにあまりにも多い登場人物、錯綜しまくるストーリー、なのにも関わらず、それを吹き飛ばすほどの面白さ。
 基本ミステリなのだが、この巻のラストのほうは活劇。怒涛の人、人、人。京極は男を見せるし、最後の謎解きのやり取りはいつにもましてスリリング。ボスっぽい男も出てくるし、それに相対する京極が哀愁漂うかっこよさを醸し出していて素晴らしい。
 関口にノータッチで終わるのにはびっくりだが、次回作は関口に焦点が当たるのだろうか。シリーズ終幕へ向かっていると思うのは僕だけか?
塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)より
4061820338
No.39
(5pt)

混乱するほど面白い

上巻から引き続き、さらに登場人物が増え、入り組んで、入り混じり、読んでいる方としたら「何がどうして、どうなっちゃうの???」と、とにかく目が離せない。(一瞬中断すると、誰と誰がどう繋がって、どうしてこうなったっていうのを忘れてしまうので、とにかく読み続けるしかない!)作中の登場人物と共に、自分も混乱しつつ誰を信じていいのか、自分の記憶も信じていいのか揺さぶられ続け、最終的に登場人物、読み手全ての者の混乱が極度に達したとき、いよいよクライマックスの宴へ...こんな厚い本の上下巻...と敬遠する必要はありません。あっという間に引き込まれて、あっという間に止まらなくなります。開いたが最後...ってやつです。
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4061820338
No.38
(5pt)

罪な本

わたしゃ~ね、この本のおかげで営業職失格ですよぉ。だってね営業車で会社出るでしょ、路駐するでしょ、本を開くでしょ、読み始めるでしょ、気づいたら夕方ですわいなぁ。いやぁ、参った参ったぁ。あー参るのはうちの社長かぁ、はっはっはっ。京極天才!おいらが何より凄いと思うのはハッキリ言ってこーんなに小難しい漢字を(恐らく)わざと使ったり、話が複雑難解なのにも関わらず明らかに「活劇」であると言う事実!おいらも失職目の前!でも後悔しないもーん。
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4061820338
No.37
(4pt)

登場、登場、また登場!!

通常、シリーズ物では出てくるのはほぼレギュラーメンバーのみで、そのまま最後までいってしまう。しかし、このシリーズではレギュラーメンバー以外のゲストメンバー(その話にだけ出てくる人)も最後に勢ぞろいしてしまう!!その効果あって、シリーズ全体がまるで一つの物語であるかのような、また、それまでのシリーズがすべて複線であったかのような錯覚をしてしまう。物語的には人がたくさん出すぎていて、メモを取りながらでないとわかり辛いのがマイナス一点だけれど、このシリーズをはじめから読んでいる人は、これを読まないと終われない。そんな作品です。
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4061820338
No.36
(4pt)

興奮して読む速度に加速がついていきます。

いわゆる下巻です。韮山。全ての事象がその場所を示す。牽制しあういくつもの怪しげな団体。逮捕された小説家の関口はどうなるのか。答えを求めるべく、記者・鳥口や探偵見習い・益田たちも何もわからないながらも韮山へ向かいます。『宴の支度』で何かの存在は感じれるものの見えなかったことが、見事に繋がります。何年もかけた大きなとてつもないからくりが今、一つになり宴が始まろうとしています。誰が誰に誰を、そして何の為に……。自分であるための確かな証拠、アイデンティティ。いつ形成され自己を確立するものなのでしょうか。人は母の胎内にいる時の記憶を持っていると言われます。覚えているものと覚えていないものから成り立つものの上に乗っている自己は非常にもろく崩れやすいのかもしれません。
塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)より
4061820338
No.35
(4pt)

オールスター

ファンにはたまらない「オールスターストーリー」の解決篇。 理屈なしに楽しめます。ラストを読んで、シャーロックホームズシリーズみたいだと思ったのはワタシだけでしょうか。 そのココロは「モリアティ教授登場!」 気になるひとはぜひ読んでみて。
塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)より
4061820338
No.34
(4pt)

探偵榎木津の言葉が光る!

消えた村を探しに行った関くんは、本当は何を見て何を聞いたのでしょうか?逮捕された彼はこのままでいいのでしょうか?すぐにでも助けたい気持ちになりますが、京極堂の始末は今回は少々勝手が違うようです。心の隙間は厄介で、どの人物の心も複雑に交錯して。。。あまりに沢山の登場人物に思わず相関図を書いてしまうほどですが、みごとに落ち着くところは流石です。榎さんファンならずともキラリと光る言葉はグッときます。
塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)より
4061820338