塗仏の宴 宴の支度/宴の始末

評判

塗仏の宴 宴の支度/宴の始末の評価:

4.14/5点 レビュー 88件。 A ランク

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平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

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全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(3pt)

何だよこれ。

膨大なページ数を退屈させずに読ませる手腕はさすが。
だが・・・だがしかし、奇を衒い過ぎてはいないだろうか?
京極堂が謎解きを始める直前の乱闘シーンはまるでアニメか漫画だ。この作家の作品はデビュー作から全て読んでいるが、「馬鹿らしい」という五文字が始めて目の前に浮かんだ。どんでん返しの部分も、ただどんでん返しのためのどんでん返しという印象が非常に強い。「実はこういうことだったんだ」と謎解きされても、「だから何だ?」と聞き返したくなるような謎解きだった。手段が自己目的化してしまっているようだ。「爆裂」とか「爆睡」とか時代考証を無視した言葉を使うぐらいなら許せるのだが。
事件の黒幕の退場のさせ方も、次回作以降に登場させようという意図が見え見えなのが痛い。「始末」と銘打っておきながら、「続く」的なストーリーというのもいかがなものだろうか?
これまでの五作、外れは一作もなかっただけにちょっと失望している。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
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No.5
(2pt)

不味い料理の始末

 さて、卓上にずらりと並べられた料理を賞味する時が来ました。
「宴の支度」でいかにも不味そうに見えた料理はやはり不味く、あるものは
食べる前に引っ込められていました。一見美味しそうに見えた料理も、味付
けが酷く悪かったりすっかり冷めていたりして、食べられたものではなくなっ
てしまっていました。酷い事に缶詰やレトルト食品まで供される始末。
 今まで旨い料理を提供してくれていた京極堂、手の込んでいるはずの晩餐
は一体どうしてしまったというのでしょう?
 変な比喩ばかりを開陳してしまいましたが、読者に考えさせる楽しみを与
えるような旨い伏線もなく、ただただ驚くような意外な事ばかりが披露され
ます。それはそれで見事なのですが、手法としては大変稚拙に感じました。
また、舞台を比較的近い過去にとっているだけに、そこからの現代社会を予
言するような台詞はたった一言であっても作品全体の品位を著しく貶めてお
りファウルです。加えて、今後に含みを持たせている訳でもないのに、きれ
いに始末を付けられていない粗雑な部分も多く見受けられます。また登場人
物にしても多いばかりで十分な役割を担って居らず、登場する意味のない者
も多く居ます。
 これまでの京極作品の中でもっとも質の悪い作品になってしまっています。
大変残念に思いました
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
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No.4
(3pt)

始末のつけ方

相変わらず面白いのだけど、始末のつけ方に不満が残るため評価が下がりました。
これで京極堂の帝国陸軍時代の秘密裡工作部隊の話は終わったように思えたので
安心しかけたのも束の間。黒幕のパワーアップ部隊が、お子様の成長なども絡め
てまた登場するかのような終わり方。少しご勘弁の気分です。この黒幕の始末の
つけ方が一番愉しくなかったです。
私は京極堂シリーズの1作目からここまで連続して一気に読んでいるので、本が
出るごとに「待たされた」後、いよいよ手にとって読むのとは又違う感想にな
るのか、と思いますが、最後に実は何でも知っていた京極堂が全てを解決する、
というのプロットが、少々疲れてきました。
京極堂シリーズでは珍しい海千山千の成金主義、羽田氏と茜の絡みは面白かった
のですが、早々に死んでしまいちょっと残念。もっともこの二人の絡みなら、
京極夏彦というより、大沢在昌の世界になるかもしれませんが。でも、この
成金オヤジ、羽田氏の会話なども、京極夏彦さすが!上手です。
また、これだけの新規キャラクターデザインを既存のサブキャラと練り合わせ
絡み合わせた手腕、京極夏彦の筆力に感動感謝して、3つ星を1つあげて4つ星
にしたいところではあります・・・流麗な筆致の新絡婦の理の次作に、骨太な
作風を持ってこれるところも作家としての懐の深さを感じます。
最後に、関口氏が非情な哀れな扱いで、少し淋しくなってきました。ジミな存在
ながら良いキャラだと思っていましたが、京極堂、榎木津が超人的にパワー
アップし、ビルが建つ程の探偵料が入ったり、弟子や下僕に恵まれ、二人の
尊名が轟くのと正対照的に、敵味方双方から人間の屑のような扱いと情けを受け、
私生活もままらなず、いよいよドン底が見えてきて(どん底か)、ファンと
してはだんだん淋しくなってきました、というよりちょっとイヤかな。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
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No.3
(3pt)

うーん、始末が悪い。

分厚いの2冊・・・とうとう京極堂の出番。
もうこのシリーズは終わるのかと思ってじっくり読んだ本。
最後の始末がどうしても納得できず。
でも、読んでしまう。京極夏彦の魅力です。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
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No.2
(3pt)

始末がつかない

This is京極ワールド、である。この分量でも、最後まで読ませる膨大な「情報量」を詰め込んだのはさすが。少しずつ仄めかしながら、最後に怒涛の憑き物落としへなだれ込む、いつもの手法だが、情報量が多い分さらに大変なことになっている。が、「魍魎」でも少しばかり感じたことだが、京極堂が「知っていた」ことがあまりにもkeyになりすぎていて、後から読み返すと疑問に思える部分が無くもない。最後には京極堂が必ず「拝みに」やってくる、という前提で読んでしまうと、人の哀しみを祓い落とすはずの憑き物落としが、なんだか予定調和の添え物に見えてしまう、そんな違和感も感じてしまう。ま、それもこれも京極夏彦の本に対する期待が大きければこそ、これまでの作品に対する満足度が大きければこそであるが。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
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No.1
(3pt)

 ──宴の始末をお願いします

 とうとう上下巻になってしまった京極堂シリーズ(笑)。こちらはその後編。 今回のお話は中禅寺自身の事件であり、今までのシリーズ中に登場してきたキーパーソンはほとんどが出てきます。  ……個人的に思ったのが、〝新絡婦の理〟といい〝塗仏の宴〟といい、関君の役回りがあんまりにチョイ役すぎる気がします(笑)。 読者の視点でありワトスン役であったキーパーソンも、形無しですね。 次回以降の活躍を祈るばかりで。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)より
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