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野性の条件
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野性の条件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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人間の野性とは戦時、またはそれに近い極限の状況で、最大限に発揮され、平時または平穏な日々の中では、失われてしまうものだと、本書全体で著者は主張する。もともと、哀川の人生は平穏過ぎた。こんな状態では、彼の野性は沈黙したままだった。しかし、アネックスにより人生のスタイルが変わった時から、野性が剥き出しになった。それは、我々の人生に例えると、希望に満ちた時期に相当する。人生の斜陽を迎えると、野性も消えるのか? そして、哀川が一応の平穏をつかむまで、どれだけの犠牲が必要だったろう。それは、ほとんど戦争に近いものだった。戦闘場面の描写がリアルだ。ただ、本書の主張に沿うと、野性を維持するためには、平和が訪れてはならない事になる。それは、あまりにも過酷だ。 本書は含蓄のある終わり方をする。 自分自身の野性にあてはめてみると、共鳴する部分が多い。 | ||||
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