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(短編集)

陽だまりの偽り



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【この小説が収録されている参考書籍】
陽だまりの偽り (双葉文庫 な 30-1)

陽だまりの偽りの評価: 4.22/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

短編の名手

推理小説の短編の名手 長岡 弘樹の作品 ”傍聞き”でのすばらしい書きっぷりで 熱烈なファンを歓喜させた筆者の その発表3年前の作品で 同じような短編集。この作家の良いところは 短編でありながら長編に勝るとも劣らない スリルとサスペンス満載で 作品により 背景 狙いや 展開も 異なり 作品ごとに とても楽しめます。 また 作風が読みやすく 肩を張らず 楽しめます。 また 作中に 必ず 親子愛や 家族愛 が ベースになったものも多く 読んだ後に 暖かい気持ちにさせられます。大した作家です。
陽だまりの偽り (双葉文庫 な 30-1)Amazon書評・レビュー:陽だまりの偽り (双葉文庫 な 30-1)より
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No.7:
(4pt)

これも一流のミステリー短編集

私は、この著者の短編集「傍聞き」を読み、なんと切れ味の鋭い短編集かと感嘆した。今回の「陽だまりの偽り」は、その「傍聞き」
よりも前に書かれた短編集。全般的なレベルとして、どうしても「傍聞き」には及ばないと思うが、それでもかなりハイレベルな短編集で
あることは間違いない。一般人の身の回りに起こりうる事故や犯罪などをテーマに、病や老い、出世欲、などから醸し出される人間の
弱さをすべてミステリーとして描いていく。すべての作品において、状況設定、ストーリーどれをとっても一流だ。きちっとプロットを工夫し、
切れ味の鋭い「落ち」を用意してくれてもいる。私は、本書に収められている作品の中では、表題作「陽だまりの偽り」が一番
好きだ。段々進行する自分の痴呆を隠すべく、狂言ひったくりを演じようとする老人が描かれるが、意外なストーリーの展開とラストの
優しい落ちが感動的だ。ほかの作品もいい。横山秀夫がなかなか次作を出してくれない中で、今間違いなくミステリー短編の第一人者は、
この長岡弘樹であると思う。
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No.6:
(5pt)

吉田紀彦

ペーソス感が至極のミステリー小説、読後感がやられた―という満足感、評判どうりの期待される小説家です。この本と出会えて感謝です。
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No.5:
(5pt)

なかなかでした

時間つぶしに短編集を、と何冊か購入したうちの1冊です。が、ひねりが効いていて一番面白かった。
予想通りのものあり、思いがけない展開のものあり。
ちょっと、子供たちが健気で親たちが情けなさすぎる気がするが・・・
オトナになると、しがらみや妙なプライドのせいで自己保身に走ってしまう浅ましさが哀しい。
長岡弘樹の作品は初めて読んだが、これから他の作品も全て読みたいと思う。
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No.4:
(4pt)

殺人のない良質短編ミステリ

ゲームのように人が死ぬミステリに嫌気のさしている人にはお勧めです。日常系の、気持ちの機微を繊細に描いた物語の中で、最後の最後に驚きを与えてくれます。全5話のうち、表題作がやはりもっとも秀逸でした。第3話は唯一この作者にしてはダーク。ヒット作「傍聞き」が★5なら、比べてトータルで★4つ
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No.3:
(4pt)

落としどころが暖かいので、気分は悪くない

短編集で小市民の日常生活を描写しながら、人間心理の微妙な綾を活写している。

例えば冒頭の「陽だまりの偽り」では、痴呆症になりかけの老人が、義理の娘から現金書留を郵便局に出す用事を頼まれるのだが、紛失してしまう。どこで落としたのかが判らない。記憶が飛んでいるのだ。思案を重ねた結果、危険な賭けに出るのだが――。

落としどころが暖かいので、気分は悪くない。
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No.2:
(5pt)

ハートフルな短編集。

「傍聞き」が好きだったので
この方の他の作品はないものかと検索し
早速読んでみた。

う〜ん、やっぱり良いではないか。
好きだなあ、この感じ。。。

どの短編も
「最後はどうなるんだ?」
先が気になって気になって。。。

一気に読んで
「お〜そうくるか〜!なるほどな〜」
と感心せずにはいられない。

読みやすく無駄のない柔らかな文章。

色んな事件ありサスペンスありなんだけど
ドロドロしたものは感じさせず
淡々と物語は進んでゆき
ラストは心がほのぼのと温かくなる。

ハートフルな結末が嬉しいんだな、やっぱり。
作者の優しさがうかがえる素敵な短編集だった。
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No.1:
(5pt)

何か問題でも・・・

表紙と帯を目にした時、俺の好きな『伊坂幸太郎』っぽい感じがしたので、手にとって中を開いてみた。すると著者は俺と同じ山形県出身。新刊の本が書店に並ぶ期間が短い今日この頃、無くなる前に即、買った。
 一期一会。本にもこの言葉が当てはまる。読んで、買って良かったと思った。胸にジンときます。涙が出ます。人が好きになります。
ただ、『プレイヤー』だけがほかの四作品とタッチが違い、浮いている感じ。
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