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きみはポラリス
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きみはポラリスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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特に盛り上がりはないけれど、読後感が良いですし ほんわりした満足感がありました。 短編ひとつひとつがちょっと面白いです。 | ||||
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人気作家三浦しをんが書いた11編の短編が収められている。 どれも恋愛がテーマになっているということで読んでみたが、 この恋愛というのが型どおりではない。 多彩で、変化に富んでおり、 人物設定も、ストーリーも、 作品ごとに大きく異なっている。 この登場人物たちはその後一体どうなってしまったのだろうと、 お話にもかかわらず、読み終えてから気になって仕方のないものもいくつかある。 いい意味で期待通りではなかった。 時々驚かされ、 さて、次の話は何が来るのかと思いながらページをめくった。 | ||||
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読み終わった後にガツン、と来る作品が多々がありました。犬の春太の目線からの飼い主麻子への想いを描いた「春太の毎日」は、〆の文章を読んでじーんとした後にこの短編のテーマは何だったんだろうと巻末を開き、「最後の恋」という文字を見たときに涙がにじみました。作品自体はほのぼのしているのですが、読み返すたびに一つ一つの言葉の深みをかみしめることが出来ます。"結婚貧乏"というテーマでまだ結婚していないカップルを描いたり、"ラブレター"というテーマの物語のタイトルが「永遠に完成しない二通の手紙」だったり… もうしをんワールドの虜になってしまいました! 三浦しをん先生はエッセイもぶっとんでいてとても面白いのですが、小説もまた胸にくるものばかりで… エッセイも小説も全部読破したいです。 | ||||
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色んな形の11編の恋愛短編集であるが「冬の一等星」は特にユニークな作品である。 主人公映子は8歳の冬、車の後部座席にいたため文蔵という青年に「誘拐」される、 そして文蔵は車のなかで映子の話を聞き、色々教えてくれる、なぜか二人の交流は読者 を高速道路のドライブに誘う気分にさせる。 映子が大人になり文蔵と見た夜空を思い起こすラストのフレーズが、8歳の時の文蔵との 思い出、そして文蔵に対する想いが伝わってくる。 「8歳の冬の日からずっと強く輝くものが私の胸の内に宿っている。夜道を照らす、ほの 白い一等星のように、それは冷たいほど遠くから不思議な引力をまとっていつまでも私を 守っている。」 | ||||
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ずっと一緒にいるよ。(「永遠に完成しない二通の手紙」) 裏切らず、本気を貫く。(「裏切らないこと」) 死ぬまで、全部忘れて楽しく暮らす。(「私たちがしたこと」) 私は行く。求めても与えられず、探しても見いだせず、門をたたいても開かれることのない道を。(「夜にあふれるもの」) 私は小さなその土地に踏みとどまって、あらゆる移ろいを見つめ続ける覚悟をつけた。(「骨片」) すべてを飲みこんで生きていく。(「ペーパークラフト」) もしもいつか、私たちの心が遠く隔てられてしまう日が来ても、この笑顔はいつも私のどこかにあり、花が咲いて散って実をつけるみたいに完璧な調和のなかで、私の記憶を磨きつづけるのだ。(「森を歩く」) まったくもって、生活からは逃れようがない。(「優雅な生活」) ああ、いつまでもこうしていたい。ずっと仲良く暮らしていたい。(「春太の毎日」) 何度聞かれても、私は信じると答えるだろう。(「冬の一等星」) 好きなんだ。(「永遠につづく手紙の最初の一文」) いつも心の中で輝くポラリスのように、その場所は変わらず、私の目指すべき位置を教えてくれる存在として輝き続けるような恋愛ばかりが集められている。 中村うさぎ氏の解説も味わい深く、素敵な取り合わせだった。 | ||||
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多様な恋愛について書かれている短編集。物語っぽい感じもしますが、それなのに読み終えたあと現実にあった話を聞き終わったあとのようなリアルな感覚を覚える。あとは上手い言葉の言い回しがいくつかありました。もっと読みたい。 | ||||
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が最後まで分からなかったけど 幾多のカップルの間にある普通に変な世界を さらりと描き出している。 そうだ、そう。自分の中にもこんな願望や こんな妄想があったりするんだと気づかせて くれる。 | ||||
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20〜30ページほどの恋愛短編集。最初と最後を飾る秘めた同性愛の話がもっとも強い印象を残す。だが、今回新たな発見!「私たちがしたこと」は、なんと近作長編「光」の元ネタ短編なのである。 今後も、本作品中の短編を元に新作が書かれるかもしれない。そうだと面白いなあ。 | ||||
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私は好きです。短編集になっていまして、内容も多種多様。BLっぽいのは 正直読んだこともなくて、初めてそれらしいものを拝読しましたが、特に偏 見もなかったのでするりと物語に入っていけました。きわどい表現があるわ けではなく、私としては笑ありホロリと切なさも漂ってきてよかったと思い ます。個人的には「永遠に完成しない二通の手紙」と「春太の毎日」が好き です。が!既に読んだ同じ新潮社から出ている「最後の恋」という8人の著 者が短編を載せている本にも「春太の毎日」が載っていたの残念。「きみは ポラリス」はほかの短編が読みたくて買いましたけど・・・。 | ||||
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こう、ドキドキとか、キューンとか、切なくなるとか、悲しくなるとか そういうのは一切ないけど・・・夏休みの夕方のような、まったりぐったり感。 上手い事書くな・・・とは、思うけど、確かに、どの作品にも「しをん臭」漂ってます。 この「しをん臭」が、我慢ならない読者がいるんでしょう。 個人的には、最近、マンガのドラマティックさといったら、映画やテレビドラマの比じゃないけど このひとからは、そのマンガの匂いがする気がします。 か、テレビドラマの匂い。 長年のなれあったカップルを書いても、女同士の友情を超えた友情を書いても 同性愛を書いても。 これは、読まないとわからないと思うなぁ。 レビューになってないけど。 個人的、スキなのは「ペーパークラフト」です。 | ||||
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男から男への思慕、姉弟、罪を犯した男女など、いろんな恋愛話が読める。 必ずしもその関係が成就しているわけではないけれども、 いろんなタイプの話が読めて面白い。 個人的に好きなのは三浦しをんってこんな話も書くんだと思ってしまったほど 文芸の薫りたかい『骨片』。 最後のページに載っているそれぞれの話のお題を 見ないで推測してみるのも面白いかも。 | ||||
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静かでホット、ときどきガツン…って感じ。 どれも好きでしたが『骨片』はびっくり… ありえないけどありえる感じがひたひたしてて 上手く言えないけれど、自分が中学生に戻って読書している感!? そうかと思えば『君がしたこと』では主人公の母親世代として読んでいる現在の自分がいて… アリエスの乙女たちを青春時代に読んだ世代の方にはおススメ♪ 短編なので切り読みできるからGOODです♪ | ||||
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2005年から2006年ごろに発表された作品を中心にまとめられた短編集。 11編も詰まっていながら、薄っぺらさは感じない。 一つ一つの短編にそれぞれの味わいがあり、 また登場してくる男女が、それぞれに個性を持っている。 しっかりとした物語を楽しめる一冊。 | ||||
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恋愛をテーマに短編を、という依頼から書かれた“三浦しをんさん的”恋愛短編集です。 「小説新潮」「群像」に掲載された作品から、既に他のアンソロジーに収められていた 4作品まで収録されています。計11作品。 巻末に初出・収録一覧とともに、自分で勝手に設定したテーマ「自分お題」が 記されているので、それを読後に確認するのが意外と楽しい。 また、テーマが一つ一つまるで違うため、読んでいて飽きません。 読んでいて感じたのだけれど、やはり登場する人々の口にする台詞が面白い。 生き生きしていて勢いがある。 特に「優雅な生活」という題の短編に描かれる「白い飯への渇望〜」の件には 思わず笑ってしまった。 …それにしても思うのは、この本が出ると知っていたなら、アンソロジー4冊は 買わなかっただろうな〜ということ。 もう少し早く出していて欲しかったですっっ!!! | ||||
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