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夜は短し歩けよ乙女
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夜は短し歩けよ乙女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全430件 141~160 8/22ページ
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夜行お試し版を読んで、作者の作風が気になり、今回この「夜は短し歩けよ乙女」にたどり着きました。 よくよくネットで見ると映画化が決定していて読む側にも力が入ります。 文体も面白く、映画でのセリフ回しに注目したいところです。 只今上の娘も読んでいる最中ですが、面白い!ってことになれば久しぶりに親子で映画、なんてことになりますね。 おっ、これは娘と水入らずで、帰りに美味しい物でも食べに行くチャンス。 え?かみさんも星野源の声優っぷりを聞きたくて、一緒に行くと言い出した・・・。 かみさんの場合は映画より飯に惹かれての参戦だよねぇ。 | ||||
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すごく好きでした。 この本だけでなく森見さんの作品に通ずる「良いところ」を私なりに述べます。 【①現実とファンタジーを結びつける技巧が素晴らしい。】 登場人物の生きざまや次々と起こる珍事件はしっかり浮世離れしているのに、それらの舞台は全て京都の実在する場所であり、大学であり、またあくまで核にあるのは意中の人に恋い焦がれる思いを1ミリも伝えることのできない根性無しの男の気持ちである。 「明日は我が身」と言わんばかりに私たちの平行線上の世界で起きている。 そしてこれがこの小説の好き嫌いを分けている点でもあると思います。 森見さんの場合、ファンタジーの色合いが「主人公に未来透視能力がある」とかそんなレベルではなく完全に凡人には思いつかない奇想天外摩訶不思議な濃度を持っており、それを容赦なく私たちの現実世界にぶっこんでくるので、読者はびっくりしてしまい、 現実なら現実、ファンタジーならファンタジー、ハッキリしてくれ!共感できない!と思われるのではないでしょうか。 そのどっちでもない、新しいジャンルだと思って読みましょう。 こんなに2つを両立させて書ける人はそう居ないのでは。森見さんでしか出来ない読書体験がある、と思っています。 【②作者自身の文学への愛を感じる。】 序章数ページ読めば誰もが分かってしまう、この恐るべき文学愛。 特にこの「夜は短し歩けよ乙女」は古本市を舞台にした第2章でそれをありありと感じさせられますね。 「人は引き出しのないところからアイデアを生み出すことはできない」と言います。 人並みならぬ語彙力も、「おどもだちパンチ」「偽電気ブラン」など意味不明と言われる発想の数々も、すべては彼の読書歴のどこかに原点があると思います。 かくして作者に敬意を持ちながら読めるので、数年経ってまた読みたいと思える特別な一冊になります。 【③猛烈に京都に行きたくなる。】 私は中学の修学旅行の1度しか京都に行ったことがありません。当時の記憶もほとんどありません。 そんな私にもはや旅行を通り越して京都に住みたいと思わせるほどの類まれなる観光大使力。 特にこの本は4章が四季の移ろいに沿って進むので、春夏秋冬どこをとっても魅力的な京の町がひとたび心を掴んだら離しません。 京都が分からない人は、出てくる場所をGoogle画像検索しながら読むのもいいと思います。 「先斗町」「下鴨納涼古本まつり」は今年絶対に足を踏み入れるべしと心に決めております。 【④底抜けに暖かい気持ちになる。】 小説に何を求めるかは人それぞれですが、日常生活では得られないようなささやかな幸せを感じたい人にはもってこいの一冊。 ルビが振ってないと読めないような単語を使うと思ったら随所で「ふくふくと笑う」とか「もりもり食べる」とか読者を癒すことを忘れないところ。 終盤で変にシリアスねじ込むとかは決してなく、読者が求める展開をちゃんと分かっていて、納得のいく結末におさめてくれるところ。なのに魅力的なところ。 巻末で羽海野チカさんがイラストを添えてコメントしていたのはピッタリな組み合わせだなあと思いました。 | ||||
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失礼な話ですが、ずいぶん前に買って積ん読になったままであったのを、映像化されると知って手に取りました。 1日も早く読まなければいけなかったと悔やまれてなりません。 ただ、自分に京都についての造詣がもっとあれば、地名であったり建物の名であったりの現実的な要素と、ファンタジー的な要素との対比を、深く鮮やかに想起できたはずで、すこし勿体ないような気もしました。 それと、「韋駄天こたつ」、学園祭、古本屋の奥に入り組む迷路、「樋口さん」等が、「うる星やつら」の「ビューティフル・ドリーマー」であったり、「李白さん」の三階建の乗り物の現れ方は、つげ義春さんの「ねじ式」の機関車であったりの変奏のような印象を受けたのですが、そういった方面にさほど知識があるわけでなく、森見登美彦さんの作品を読むのも初めてですし、オマージュ的な楽しみ方をするべきなのか、ところどころで戸惑いました。 | ||||
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言葉の言い回しから、登場人物の癖っぷり、全てが素敵で後半はニヤニヤが止まりませんでした。 こんな言い回しができる人になりたいです… | ||||
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多分文体で好みが分かれるだろうなと思うが、私には楽しく、最後まで軽快なテンポであっという間に読めた。一緒に京都の街を闊歩してるような気分になる、読後感も爽快な一冊。 | ||||
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軽やかな口調と難解な言葉、奇抜な発送と読者を引き込むストーリー展開。そして部隊は京都どローカルのハートウォーミングなお話!!! まさに森見登美彦ワールド全開の一切でした! 超面白かったです!! | ||||
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和風ファンタジーといえばよいのでしょうか。 京都という実際の街を舞台にしていながら、お話はとても幻想的。 最初は独特の文章を世界観に馴染めず、途中読むのを中断して何ヶ月もたってからまた読み進めました。 後半になると先が気になって仕方なくなりました。 そして、読み終わった後、世界観にどっぷりはまった状態でまた前半を読み返したくなる。そんなお話でした。 | ||||
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とてもおもしろかった。 初めは硬派で読みにくい感じかなと思ったが読み進めて行くうちに世界にのめり込んでしまって、気にならなくなった。森見さんの本を他にも読みたいと思う。 | ||||
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SFチックなところもありながら、心情にはリアリティがある。 さらに言えば先輩にはだいたいの男は共感せざるを得ない。 私は男だが,なんなら先輩のほうが乙女だ、女々しい。限りなく女々しい。 ただ現実の男は好きな女の前では女々しいものだ。 この物語の肝は見る人によって違うが、私は先輩の精神的童貞感卒業日記であることだと思う。 しかし、まだ童貞の諸君(私含め)。 さぞかし心を痛めるお話だよこれは。 他人事じゃないぞこれは 途中まで最高にもどかしい童貞物語だったのに。 さいごはなんだい 結果報われた恋じゃん。 だいたいリアルではこういうの報われんもんだ。 外堀を埋めるって発想誰でもあって、でもいくら埋めたって無駄だったってことなんてザラだ。 もてない男はそういうはずだ。 助けてくれ 童貞にはつらい でも面白いから ゆるそう。 おやすみ リア充 | ||||
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映画になるという話を聞き、読んでみました。 森見先生の本は初めてだったのと、レビューなどでも文体が独特で読み進みにくい、ということで読み切れるか心配でしたが、 思いっきり楽しめました。 確かに独特の文体で時間もかかりましたが、その言葉の選び方、出てくるキャラクターの面白さ、どっぷりハマることができました。 黒髪の乙女の純真無垢な天真爛漫な様子、本当に魅力的でした。 映画版も是非見てみたいです。 この作品でもっと森見先生の作品を読んでみたくなりました。 | ||||
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四畳半よりは短かった。私の偏屈さが和らいでその分を黒髪の乙女が補完している。 | ||||
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始め読んだ時はあまり読む気が進まず、ほんとに数ページで止めてしまい、他の本をいくつか読んで、読んでみるともぉ先が早く読みたくて読みたくて止まらなくなりました(^ν^) ほかの作家さんにはない表し方というか書き方というか、、(笑)とにかくたくさんの人に読んで欲しいな、、って思いました❤️ | ||||
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いやはやコレハ面白い! できるだけ彼女の目にとまるよう偶然の出会いを頻発させることで彼女に自分を認識させるべく、外堀を埋める日々を過ごす「私」と、そんな「私」にまったく意を払わず、天真爛漫で見事なまでに天然の黒髪の乙女ながら、おともだちパンチを持ち、いくら飲んでも全く酔わない「彼女」。この「私」と「彼女」それぞれの一人称で語られる章で綴られた「杏仁豆腐の味にも似た人生の妙味を心ゆくまで味わえる」見事なお話です。 この二人をとりまく登場人物たちが、これまた個性派ばかり。 竜巻に錦鯉を奪われてしまった東堂さん。 酔うと人の顔を舐めまくる羽貫さんと、その友人で空中浮揚の術をもつ樋口さん。 三階建電車に乗り偽電気ブランを振る舞う李白さん。 「悪しき募集家の手から古書たちを解放する」古本市の神 「人間として、力の入れどころを激しく間違っている」韋駄天コタツのパンツ総番長。 などなど。 次から次へとおもしろオカチイ人物がこれでもかと登場し物語を盛り上げます。 特に、第三章「御都合主義者かく語りき」のどたばた的疾走感が堪らなく素晴らしい。 学園祭を舞台に、「韋駄天コタツ」とゲリラ的演劇「偏屈王」に手を焼いているという立場を楽しんでいる女装好きの事務局長を軸に、彼女がくるとの情報を得た「私」が彼女を捜し求めさまようものの、一向に近づけない。 一方彼女は彼女で射的屋で獲得した巨大な緋鯉のぬいぐるみを背中にしょって、お化け屋敷のこんにゃくにおともだちパンチを繰り出すなどして学園祭を楽しんでいるうち、神出鬼没の演劇集団「偏屈王」のヒロイン「プリンセスダルマ」に抜擢されるなどなど、とにかくオモチロイことに無我夢中で、男女の駆け引きというものを経験したことがない。 彼女は言う。 「幸せになるというのは、それはそれでムツカシイものです」 そんな二人の大団円に至るまでのグイグイと読者を惹きつける第三章の吸引力は思わず拍手をしたくなるほど凄まじく、ほんと感心してしまいます。 さて、古本をテーマにした本書第二章で次のような記載があります。 「我々は無意識のうちに本との出会いを選んでいるのでしょうし、あるいは我々が偶然だと思っていても、それは単に錯綜する因果の糸が見えないにすぎないのかもしれません。そうわかっていても、本を巡る偶然に出くわした時、私は何か運命のようなものを感じてしまうのです」 そうなんです。本好きにはよく分かります。 傑作。 | ||||
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いろんな方におすすめできる本です アルジャーノンに花束をと同様に友達にすすめさせていただきました | ||||
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森見さん。絶賛です。面白いです。最高です。他にも森見さんの本続けて読みました。 | ||||
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なんだろう、この不思議な魅力は。 現実離れした京都の街に、気づくと引き込まれ、自分もその一員になってしまう。 森見ワールドを堪能できる一冊。 | ||||
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独特な言い回しも多く非常に引き込まれる本でした。 読んでいるうちに私も黒髪の彼女に恋してしまい、彼女の登場を常に心待ちしてしまう。そんな本でした。 | ||||
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大変面白く読ませていただきました。独特の文体が面白うございます。何とも怪しげな大正ロマンににた雰囲気を感ずるのでございます。おともだちパンチを持った、京大キャンパスに降り立った不思議の国の乙女でございます。同じ京大キャンパスでの物語「鴨川ホルモー」と同じ青春小説ございますが、夢野久作を彷彿とさせる独特の雰囲気でございます。第一章の「夜は短し歩けよ乙女」では、先斗町が「千と千尋」と同じような風景となるのでございます。 ついつい、夜更かしをして読みふけってしまいました。罪な本でございます。みなさまも、機会がございましたら、この怪しげなファンタジーの世界へ旅立たれるのも酔狂かと想われます。 | ||||
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話はとても面白いし、暇ならぜひ読むのをおすすめしたいです。不思議でアホな話が読めます。 ただヒロインにかなりのくせがあるので苦手な人は苦手かも。平たくいうとイタい | ||||
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恋愛に奥手な男子と、天然系な女子を中心として、彼らのまわりの個性豊かな友人との面白い出来事が起きる。男子と女子は近くにいるがすれ違いながら、最後はハッピーエンドのかどうか、気になりながら、一気に読み終わった。 男子も女子も、主語が『私』で物語を描いてるので、まわりの登場人物が錯綜するので、どっちの私なのか何度も間違えました。面白い書き方でした。 | ||||
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