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夜は短し歩けよ乙女
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	夜は短し歩けよ乙女の評価:
	
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
		※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
		未読の方はご注意ください
	
	全439件 261~280 14/22ページ
	
	
	
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| 大学生の感想。 馴染めずに途中で挫折しちゃう人がいるのは納得できる作品ですが、三章と四章を読まずにやめちゃうのはもったいないなって思う。 後、この作品をごみ箱に捨てたとか書いてる人がいるが、基本的に小説は捨ててはいけない。 古本屋に売ってほしい。 自分は一章、二章ははじめての感触に馴染めなかったんですが、最期は本当に楽しく読めて、大切な作品になりました。 賛否両論の素晴らしい作品って感じですが、 文庫本の「ハチクロ」や「3月のライオン」で有名な羽海野チカさんの「解説にかえて」のイラストもたまらなく素晴らしかったです。羽海野チカの作品好きなら、この作品を気に入るかも…。 何て言うか、色んな場面を妄想しながら読みたい小説。 『ハッピーエンドだ!!誰もが赤面することうけあいだ!!』 こんなに楽しい!?珍事件が起こる大学生活はうらやましいかな? 是非一度チャレンジして欲しい純愛ファンタジー作品  | ||||
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| この本にのめり込めたら、あなたはとても幸せってこと。 失恋後に手に取ったこの本ですが、実は何度読もうと思っても、物語に入って行けず、全然進みませんでした。 数か月して、痛みも癒え、幸せな日常でいた時に再び読んでみると今度はどんどん物語に入っていけて、かなり楽しく読み終えることができました。 リズミカルで、今風にいえばハイテンションで、ともかくうきうきわくわく楽しい不思議世界。 元気な時に読めばもっと元気になれる。そんな本でした。  | ||||
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| 私と彼女、二つの視点で進んでいくストーリー。 森見さんの本を読んでいると、無性に京都に行きたくなってしまうのですが、この本では特にその気持ちが強くかき立てられました。 独特の文体ですが、一度慣れてしまえば本のページをめくる手が止まらなくなるほどに惹きつけられます。 | ||||
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| 私が青春真っ盛りのことだ。授業を聞かずに自習していた不遜な生徒たちに対し、 高校教師が「俺が見透かしていないと思っているのか」と叱咤し、さらに一言加えた。 「俺に見透かせないものは、壁の向こうと乙女心だけだ!」 諸賢、阿呆と思うなかれ。私はかの教師の言葉を想起する度に、目から汁が出てくる。 なぜなら、かの宣言には、全世界の男子の悲哀と切望が高らかに象徴されているからだ。 「意中の乙女は何考えているのか。嗚呼あの子の心が読めたなら!いっそ死にたい!」 本作品には、そのような痛ましくも涙ぐましい男子の悲哀と切望と妄想が詰まっている。 しかし、それだけではない。現代とは、没個性の時代。文体も没個性化した時代。 そのような時代の最中、平々凡々たる没個性文章で満たされた小説を読んでしまうと、 文章から体臭のように滲み出る著者の個性を、嗅ぐように味わいたいという、 そんな変態天邪鬼な私は失望してしまうのだ。 「この人なんで小説書いてんのかね。映画の脚本書いた方がいいんジャマイカ?」 ところがどっこい。凡百作品とは一線画す本作は「書くこと」「語ること」に実に自覚的だ。 ときに古風で、いじらしい文体は「生まれた時代間違えちゃいました」と言いたげだ。 否、間違ってなどいない。今だからこそ、このような小説が待望されるのだ。 京都を舞台に、南米文学に代表される「マジックリアリズム」の手法を巧みに操り、 得体の知れない薀蓄と心地よいリズムを備えた饒舌な語りで読者を幻惑し、魅了する。 その全てが、まこと可笑しく愛おしい。まさに天っ晴れである。 しかも、こんな小説を20代で書いてしまう著者って…。恐ろしい子!  | ||||
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| 第一章で、笑ってしまった。 つまり、理解できれば、楽しめる本なのです。 普段使われない言葉や、なんだか一見リアリティのない世界。 そこをクリアできた人は、楽しめる本です。 少し出だしを軽く読んで拒否反応が出なければ、おすすめできます。  | ||||
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| これほど京都で生まれ育ち、京大を卒業した夫をうらやましいと思ったことはない。 森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』を読んだからだ。 驚くのは、20年前の話としても十分通用する普遍性だ。 妙なカタカナ言葉や流行言葉が出てこないことや、携帯電話やパソコンが出てこないことなどが全く違和感がない。 ああ、いいな、京大生、先斗町、糺の森、鴨川、高野川が舞台になる朴訥でバンカラな青春、東大では絶対成立しない。1300年の歴史と400年の歴史の違いをまざまざと思い知らされる。 (そういえば東大が舞台になった小説ってあまりないな、『三四郎』とか『されど我らが日々』くらいか?) ただし、人間が空を飛ぶとか、ファンタジーの要素を出してしまうのは惜しい。現実に起こりうることだけでもこの面白さは出せただろうに。 それと、作者が理系のせいか、せっかくの京都の由緒ある神社仏閣自体があまり出てこないのがもったいない。 登場人物に空を飛ばせるなら、南禅寺の山門に降り立つとか、銀閣寺の月台(あれって硬くてちょっとやそっとの雨風では崩れないらしい)の上とか金閣寺の究竟頂に着地するとかにすれば良かったのに。  | ||||
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| 「頭に浮かぶのは、実写ではなくアニメの映像」そこが面白いのかも。イラスト(表紙・解説)を含め 総合的に好きです。 まず、この本を買うまでの経緯を。 本屋で見つけた時「これがあの本か!」と思いました。というのも、以前にテレビで紹介されていて、 読んでみたいと思っていたからです。 また、なぜこの本を発見するに至ったかといえば、表紙に目を奪われたからです。(文庫版) この表紙と、裏のあらすじ、評判の高さ(平積み売りでした)に期待して購入。 読む。??? 私はこれまでに森見さんの作品を読んだことがありませんでした。その頃は宮部みゆき、伊坂幸太郎、 重松清といった言わば正統派な小説を読んでいたので、読むときの頭もそういう文章に合わせていました。 だからなのか、読み終わった後「なんだろうこれは?」と、本好きな自分が内容を理解できないことに ショックを受け、期待違いだったかなとショックを受け、なんでこの本売れてるんだろうと不思議でした。 でも2回目を読み始めると「あぁ、ここは笑うとこなんか」「これは比喩だったんか」と、頭が森見世界を 捉え出して、読後は”なるほどね”と思いました。 「これは綺麗な物語ではなく、変な物語である」と事前にインプットしてから読まれると丁度いいです。 1回読んで「は?」と思われた方も2回読んでみてください。新しい楽しみに出合えるかもしれません。  | ||||
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| 夢の中をふらふらしているかのような世界で非常に気に入りました。 なんとも素敵なエンディングでなお一層気に入りました  | ||||
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| …実感できる物語だと思います。(京大に行ってた友人もまんざらデタラメでもない、て言ってました。) そして大学生っていいよな〜、そういう体験て、その歳でしかできないものだよな〜って思わせてくれます。 「こんなことありえへんやろ」 ってことを現実を交えて進んで行く物語はまさにファンタジー☆ なかなかピュアで愉快です。 自分の好きなものにまっすぐ突き進み、ふと小さな恋に気づく女の子・・・素敵です(^O^) | ||||
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| 竜と魔法の世界とか突飛な設定でもなく ごくごく普通の日常の延長線上にあるちょっとおかしなでも 面白みのある謎世界のお話ですね。黒髪の乙女も何やら一風変わった 感じがして明石さんとは一味違う面白さに溢れています。 主人公は四畳半の私より積極的で昔の自分をふと思い出します。 なかなか面白い一冊でした。  | ||||
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| 奇想天外な物や人が多く出てきますがこれらを頭の中で、こんな色でこんな場所でこんな動きなんだろうなって想像することが楽しいです。 あまりに奇想天外すぎて、ただ読んでるだけだと「意味不明」になりそうです。 映画のワンシーンのように、主人公が今いる状況がどんな事になっているのかを映像として捉えたいです。 ストーリーに感情移入するというよりは2人の物語を第三者視点で眺めるという、まさに物語風味な作品だと思います。  | ||||
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| 最近真面目な本ばかり読んでいたので、なごまされるというかこころがとぎほぐされていくような感じでした。確かに多くのひとが指摘しているように彼の文章は多く読みすぎると飽きてくるかもしれません。しかしまだ一冊目ということもあってユーモラスな表現に感嘆しました。ストーリー、設定も悪くはないですがやはりこの本を面白くしているのは主人公の内面の語りの饒舌さ、また黒髪の乙女のナイーブな台詞だと思います。 現役大学生が読んでおもしろい本です。おすすめ!  | ||||
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| なんだか可笑しくて、そしてきゅんとなってしまう作品でした!大学生のときに色々とバカらしいことに巻き込まれる主人公を、つい応援したくなりました^^そして「黒髪の乙女」のキャラが最高!!最後のシーンは胸キュンでした!ぜひ大学生のうちに読んで欲しい作品です。きっともっと京都が好きになる! | ||||
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| 作品の幻想的な雰囲気とそれを見事に表現している文章がとても気に入りました。 物語が二人の人物の視点で交互に語られるので、作品の世界が立体的に見えてきます。 「どうしてこうなったのか?」など細かいことは気にせず、登場人物の魅力や作品の雰囲気を楽しむ作品だと思います。 特にヒロイン「黒髪の乙女」の天然・純粋・無垢なキャラがたまらなかったです。かわいいというよりもかわいらしいという感じでした。  | ||||
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| 真面目な文章と豊富な語彙でふざけた事を描写してます。 男子大学生が、好きな女子大学生にどうやって近付くか、思いを打ち明けるか、ひたすら思い悩み、そのうえで行動する話。 私はとても文章を楽しみましたが、好き嫌いは確かに分かれそうです。 今時いない純情で優しい青年達を存在させる為だけあって、物語世界もかなりふざけているし、 正直、文章がとても素敵な割には、その文章で描写する物語はこんなものかよと思いはするし。 (読んでる途中で飽きもしたし…) ただ、この作者の他の本も買おうと思ったのは事実。 いしいしんじとか吉田篤弘とか万城目とか 「現代社会の闇と光とか啓蒙したりしない優しい傾向の物語」ばかりこの所読んでましたが、 かなり森見さんのこの作風好きかも…。  | ||||
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| 大袈裟でなく、これまで読んだ中で最高の物語です。前半は読みながら一人で恥ずかしい位に大笑いして、後半はニヤニヤ、そして、ニッコリしている自分がいました。ページが残り少なくなるにつれ、少し寂しい気持ちになって…永遠と物語が続いてくれればなぁ。そんな思いになりました。夢のある物語。中村佑介の表紙イラストも素敵です。 | ||||
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| 基本的に得意な文体ではないのだけれど、でもやはり惹かれるのは この文体。ストーリーは、どうせあることないことの奇想天外なので、 この小説の場合あまり重きはない。 京都を舞台にした小説は数多くあるが、本書は、京都で大学生活を 送り、あの京都の、あの空気を知るものにとっては、観光都市とも 古都とも違う、若者にとっては少し垢抜けない少し理屈っぽいあの街で、 ややエネルギーを持て余していた日々が一瞬にして蘇り、懐かしい 地名を追うごとに当時の思い出が次々と頭をかけめぐる、 そんなたまらない魅力のある本だった。  | ||||
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| 文語調ぽい書き方ですが内容はドタバタした学園恋愛小説です。屁理屈ぽいユーモアがいかにも羽目を外した真面目な大学生という感じです。 第一章は品の無い「ローマの休日」というか「祇園の一夜」といった印象をうけました。かなり突拍子の無い筋書きで、慣れない語調も相まって、この章でめげてしまう人も多いのではないでしょうか。 第二、第三章はもう少し現実的な雰囲気で読みやすく好感が持てます。第二、三章は私自身の学生時代と重なる印象があり面白く読めました。 第四章は著者自身を物語っているようで、前章までの勢いと語調を弱めて大団円に向けてソフトランディングと言ったところでしょうか。 最後まで読んで、風変りで面白いという印象を持ちました。些細な事ですが小説中の「超つまんねえ」という言葉と携帯電話の登場が小説の世界観に似つかわしくないと思いました。 本作品は、「太陽の塔」「四畳半神話大系」に続く3作目で、3作ともすべて舞台が同じですから勝手に「京大三部作」と思っています。同じ舞台や登場人物で辟易してくるかもしれませんが、それぞれ特徴があります。本作品は文体に奇を衒って表現している世界観が、「四畳半・・・」はパラレルワールドを扱ったSF調になっている点が、「太陽の塔」はストーカーという主人公が斬新である点が特徴でそれぞれの面白味があります。今後も期待したい作家です。  | ||||
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| 「太陽の塔」でファンタジーノベル大賞を受賞した”妄想文学”の旗手森見登美彦氏の小説です。 本屋大賞2位も受賞し、既に数々の書評が出ていますが、やはり面白いですね。 内容は乙女に恋する学生の”ほぼ”ストーカー行為をめぐるラブコメなのですが登場人物の個性と、 氏の(好き嫌いは出ますが)軽妙・珍妙な文章のテンポ、そして京都の町の情景がお祭りで夜店を歩いているような、 適度な高揚感をかきたてます。 祭りの後は結局ハッピーエンドなのですが、何故か陳腐にならず不思議な暖かさに包まれるのは森見氏の才能の成せる技としか 言い様がありません。また乙女の人生訓「美しく調和の取れた人生」という言葉がとても印象的で共感を覚えました。 まるでおとぎ話のようなスマッシュヒットでした。  | ||||
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| 森見さんの作品は文体に惹かれて何冊か読みましたが、その中では一番楽しめました。ハマりきれないのはファンタジーと現実が地続きの世界観によるところが大きいかも。トンネルを抜けたらそこは火炎地獄でしたとか、普通に読んでたら「は?」と戸惑ってしまう。突然空中浮遊する男や果て無き異空間などが登場してもさらりと流して物語に没入できる人なら楽しめますが、何せ文体も含め独特なので波長が合わないと敷居が高い。 しかし視点の交代は面白かった。 語り手はストーキング癖のある腐れ大学生「先輩」と彼が恋する黒髪の乙女「私」。 夜の街や古本市や構内でニアミスしつつすれ違う姿はおかしいやら切ないやら。別行動中に出会う人物や摩訶不思議な現象がリンクしてたり、さらっと流された伏線が後に生きてきたりと仕掛けが細かい。先輩の時代錯誤な語り口と「私」の天然ボケボケな語り口はユーモラスな好対照を成していて、「異論はあるか、あればことごとく却下だ」など、いずれもくすっと笑ってしまう小粋な言い回しが癖になる。 特に楽しかったのはカオスの様相を呈す学園祭の話。 韋駄天コタツならびにゲリラ演劇と事務局の攻防戦に笑い、危機一髪の先輩に手に汗握り、ラストの抱擁で膝を打ちました。  | ||||
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