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夜は短し歩けよ乙女
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夜は短し歩けよ乙女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全430件 201~220 11/22ページ
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皆さんがレビューされている通り、文体が面白く、良く分からない個性的な言葉が頻出して、楽しい一冊です。予測不能なファンタジックな展開でドキドキさせられますが、つきつめて言えば二人の心が8カ月をかけてじっくり育っていく真っ直ぐで素敵な恋愛小説で、読者は美しく気持ち良くエンディングに引き込まれるでしょう。 「先輩」と後輩である「黒髪の乙女」の視点を切り替えながら、二人とも「私」として語るので、名前が当てられていません。そのため、男性読者は「先輩」に感情移入しやすいし、「黒髪の乙女」に理想の彼女を見るのではないでしょうか。女性読者はどう見るのかな? この個性と意志を持った二人が、この小説の背筋をピンと伸ばしていると思います。 遅ればせながら★5つを捧げさせていただきます。 | ||||
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表現技法が面白く、眠る為に購入したつもりが、ぶっ続けで読んでしまいました(笑) 購入して損は無いと思います。森見先生が執筆されている他の本も読みたくなりました。 | ||||
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初めて、この作家さんの著作を読みました。 この「圧倒的な筆力でもって、くだらないことをSFチックに書ききる」感じが、 火浦功が好きだった私にはツボでした。「超高性能な亀の甲束子」とか(笑)。 火浦功の新作が読めないでいる現在、この方に注目してみようかな。 | ||||
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出会いを求め、私も夜の街にくり出したくなるそんな小説でした。 | ||||
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僕が大好きな街、京都を舞台にした少し不思議な引き込まれる文体の小説。 アニメ「有頂天家族」を見て森見登美彦氏に興味を持ち本書を読んだ。 練りに練られたストーリーに、天狗や達磨など森見さん独特の世界観が重なりスラスラと読むことができた。 本書では多用される「オモチロイ」や「ぬくぬく」など、どこか暖かみのある文章と、難しい漢字を沢山使った教養のある文章がより一層面白さを引き立てているように感じた。 この本を読んで、やっぱり僕は京都が好きだと再認識したしできることなら京都大学に入って出町柳周辺で暮らしたいなと思った。 しかし、生憎そんな学力は持ち合わせていない。 そんな戯言はさておき、本当に面白かった。 是非、森見作品はもう数冊読んで見たいと思う。 | ||||
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うおおおい!!文庫版に入ってる、ウミノチカ先生のイラストないのですかああああ!!? | ||||
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読み始めは不思議な雰囲気だとは思いつつもそこまで引き込まれるわけではなく、主人公の目線、愛しの彼女の目線、と交互に話は進んでいく。 しかし、… 進んでいくと、超楽しい(笑) 森見登美彦さん。 あなたの作品大好きです。 | ||||
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読み初めの数頁、第一章は、その勿体付けた言い回しが肌に合わず、嗚呼、何故、我が友は、このような本を私に置いて帰ったのだ、と天を呪い、森見登美彦を引き寄せる運命にある我が身を呪うた。 然し乍ら、第二章の古本市の話に突入すると、私は正にその下鴨神社で行なわれている古本市を彷徨う深海魚のごとく、その森見ワールドに入り込んでいったのだ。 いろいろあるが、兎に角、気に入った。 そして、文章や展開や伏線もなかなかやるのです。 笑いたい人、泣きたい人。 ぜひおすすめ。 泣くのは、よっぽど感激屋さんでないと泣かないかもしれません。 秋にもぴったりですよ。 | ||||
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京都の綺麗な街並みが頭に浮かぶ描写。言葉のセンスが素晴らしいです。クスッと笑ってしまうような表現の数々。今の若者(私)の頭の中を、上手く文字化し整理し並べているかのようでした。結末が、よく分からなかったのも、愛嬌があります(笑) | ||||
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彼女の可愛らしさ、不思議な人々、彼女の後ろ姿に関する世界的権威(この言い回しが大好きです)である先輩、めくるめく楽しそうな舞台、おかしいことを大胆に堅苦しく素敵な文章にしてしまう世界観に、本当に足のつま先から頭までどっぷりつかり込み、堪能しました。 言い回しが本当にいいですね。 頭からイメージがあふれ出てくる感じで、読み終わったあとは悶えました。 しばらく世界観から抜け出せなかった。ハマる方は私のようにどっぷりハマることができると思います。 ほかの本も早く読みたいなぁ。その前にこの本をまた読み返したいと思う。 | ||||
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京都に住みたくなってしまった。ところで、彼らは何のクラブに所属しているのであらうか? | ||||
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著者は、本書で山本周五郎賞、本屋大賞2位に選ばれた森見登美彦。 (H20/12/25 ? H21/1/20 再版発行) 「黒髪の乙女」想いを寄せる「先輩」は、彼女の姿を追い求める。 そんな彼女は“偶然の出会い”に「奇遇ですねえ!」と言うばかり。 そんな二人を待ち受けるのは、個性的な曲者たちと珍事の数々。 独特な世界観で綴られるキュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。 本書での一番の魅力は何と言っても「黒髪の乙女」にかぎる。 彼女の醸し出す独特の世界観は読み進めていくほどに味が出て、非常にチャーミング、森見登美彦が普段表現する男性主人公の女性版である。 独特の言い回しの主人公を女性にするとこんなに魅力が倍増するとは! ───「ビスコを食べれば良いのです!」(p.200) | ||||
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ボーイミーツガール。普遍的かつ永遠の人気テーマ。 思えば聖書もアダムがイヴと出会い、古事記ではイザナキとイザナミが柱を回って出会い頭に一目惚れを演じる。 初めて手に取った森見登見彦の小説の発端は、ひとりの男子がひとりの女子を求め続けるお話。 彼は彼女をすでに見出しているのだが、彼女が彼を見出す日は来るのか? 懐中時計を持ったうさぎを追って穴に飛び込んだアリスよろしく、「彼女」は夜の京都、先斗町(飲み屋街)の懐深く入り込んでゆく。 そこで会うのはマッドハッターや海亀さながらの、奇人変人あやしげな伝説。 初々しい乙女である彼女は、うさん臭く危ない臭いのする場所を、知らぬが仏とばかりにひょうひょうと泳ぎ渡ってゆく。 その清冽さたるや天下一品。 彼女の真摯さは先斗町のあやかし共を感得させえるのか。 「彼」は「彼女」と巡り会うことができるのか。 ほろ酔い気分の時のあの、他人が世界すべてが自分と親しきもののような、浮遊する全能感。 お酒を飲んだときの、そんな感覚が甦ってきて…いやもう楽しかった。 一滴も飲まずに小説でほろ酔い気分になったのは初めてだ。 表題作「夜は短し歩けよ乙女」をふくめて連作短編が計4本収録されている。 「〜章」となっており、時系列どおりに並んでいて、前章の出来ごとに後の章が影響されているけど、お話は各章でその決着がついている。 第一章:夜は短し歩けよ乙女 第二章:深海魚たち 第三章:ご都合主義者かく語りき 第四章:魔風邪恋風邪 夜の木屋町先斗町 夏の下鴨神社の古本市 晩秋の左京区大学構内の学園祭 寒風吹きすさぶ京都の街 …と舞台を移しながらボーイミーツガールは進行してゆく。 ふと思い至ったのが押井守カントクのアニメ映画作品「うる星やつら ビューティフルドリーマー」。(80年代アニメのファンじゃない方には「なんのこっちゃ」で申し訳ない) このナンセンス具合、学生気分のノスタルジー、会話やアクションのテンポ、アクロバティックな文学的表現、夢と現実の境が朦朧としている…もろもろの要素がなんとなく昔の押井アニメを彷彿とさせる。黒髪の乙女の「おともだちパンチ」は「ラムちゃんの電撃」か。 中高生の頃夢中になったものです。 だから懐かしい感じがしたのかなあ…とも思った。 学祭に現われた神出鬼没の演劇集団も、60〜70年代注目を浴びた寺山修司主宰「天井桟敷」が無許可に街角で展開した「ハプニング」と言われた街頭劇を思い起こすし、昭和の香りがそこここに感じられた。 などなど様々で脈絡のない思い出が次々と去来し、甘酸っぱいノスタルジーで胸がいっぱいになりつつ読んだ。いや〜楽しかった。 ボーイミーツガールの物語、二人はお互いを見出すことができるのか?…さて。それは読んでのお楽しみ。 | ||||
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『四畳半神話大系』読後に購入。 前作と同じく 中村佑介さんの表紙と『3月のライオン』の羽海野チカ先生の解説,お二方のファンなのでとても嬉しかったです! 中身に関しては 多くの方がかかれているので控えます。 ただただ,妄想癖のある先輩,天然な乙女が可愛くてたまりません。京都の町の美しさに魅入られます。 はじめ, 森見さんの前作を読んでるのにもかかわらず,まだ文体に馴染めませんでした…(前作読むのに二ヶ月程)。 しかし疲れたのは最初の頃だけ。 馴染めず早くやめた方も多いようですが… 私は前作プラスこの第二章までで,第三章から浸透しました。 個人的に事務局長や 総番長の出る学園祭の第三章が一番お気に入りです☆ 独特の文体,世界がクセになれば間違いなくハマってしまう,中毒性があります!! 第四章に入る前にもう一度読み返してしまいました。 たしかに好みは二極化すると思います… でも私も最初あんまりだったけれど,何度も読んで大好きになりました。星5つ★ 数ページ捲ってピンとこなくても,是非じっくり読んで好きになっていただきたい作品です。 | ||||
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独特な書き方がおもしろくてページをスイスイめくれた ただ言葉じたいは難しい言葉をつかっているから本では読めないでのではないかな。 | ||||
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今まで読んだ小説で一番気に入りました。毎日少しずつ味わいながら読みたい本です。 | ||||
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40代の今でもおもしろいですが、高校生くらいのとき(その頃はこの本は存在してませんが)に読んでいたらもっと夢中になったでしょう。これはある種のおとぎ話ですから、ありえないヒロイン像でも問題ないんです。 | ||||
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私はこの本を父に勧められたから読んだのですけれど、最高です。独特の古風な表現、ストーリーの展開!どれも素晴らしかった。少しライトノベル臭がしたし、如何にも男性が考えたような理想の女性像の主人公も出てきたけれど、そこはやはり物語の世界。普通に許せるレベルです(笑) 兎に角、この本を読んでみてください。あなた方の世界観(特に京都の)が変わるかもしれませんよ。 そうなることを心から願っています。なむなむ! | ||||
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この作者の舞台はいつも京大。今回の作品も、うだつの上がらぬ京大生の「私」と、その私と同じサークルの後輩の女性「私」(つまり、この二人が交互に一人称で出てくる)のプラトニックな恋愛物語が、京都を舞台に繰り広げられる。今回の作品も、うだつの上がらぬ京大生の「私」と、その私と同じサークルの後輩の女性と「李白」なる老人との大酒のみ決戦や、古書をめぐって、めちゃくちゃ辛い鍋を食わせられる大会、そして、訳のわからんものばかりが出てくる大学祭り。読みようによっては、現実離れしたシュールな作品という言い方をする向きもあろうが、私のような、京大出身者は、皆大真面目にありうる物語であり、だからおかしいのだ。まず、ヒロインの女性(どうもかなりかわいいらしい)が、すごく変わっている。大酒飲みで、なぜかお気に入りの緋鯉のぬいぐるみを背中に担ぎ、達磨をくびに下げるファッション、「お友達パンチ」と称して、人も殴る。出てくる登場人物もみんな胡散臭く、かつ変人ばっかり。だけど、みんな例外なく善人でもある。最後に、二人の初デートの場面が、また笑わせて、かつ泣かせてくれる。 | ||||
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好き嫌いというか、世界観を受け入れられるかどうかで評価は分かれそうだけれども。 数年前の自分だったら毛嫌いしていたかもしれないけれど。 今の私は、好きです。 偽電気ブラン、古本市の神、偏屈王、緋鯉、達磨、妄想、などなどのキーワードやアイテムをイメージできるかどうか。 独特な台詞や言い回しをオモチロイと思えるかどうか。 万人向けの小説ほどつまらないものはないし、これはこれでよいかと。 主人公の「先輩」と同じく、外堀を埋めることが大好きな人であれば、きっと共感できるはず。 個人的には、「四畳半神話体系」のほうが好き。 | ||||
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