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(短編集)
あなたに似た人II
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あなたに似た人IIの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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元々は一冊の本だったのを新約版になってから、各200ページ強の上下2巻に分けて販売しているわけですが、下巻(第2巻)の方は、上巻(第1巻)と比べると、上流階級の空虚なスノッブさを嗤うブラックユーモアとは趣を異とする話が多く収められています。 自動小説製造機の話は、本の出版後50年以上経った現在、AIによっていよいよ現実化されようとしているのが感慨深いものがあります。1950年代はコンピュータが大きく発展した時代でもありますが、小説家であるロアルド・ダールはどんな想いでこれを書いたのでしょうか? 後半を占める長編の「クロードの犬」はイギリスが舞台ではありますがスタインベックの「二十日鼠と人間」を彷彿させるような田舎の荒廃した人間の精神を描いています。第1巻にも「兵士」だけが異色の話でしたが、「クロードの犬」は不必要に気持ち悪く、ストーリーの起承転結がバラバラで、正直、何でこんな話を入れたのだろうと思いました。敢えて自動小説製造機で作れそうにない話を作って小説というジャンル自体を嗤ってやろうというダールのシニカルさがそうさせたのかも知れません。 いずれにせよ、この「あなたに似た人」は上下2巻に分けて販売されているので、わざわざ第2巻にはお金を払って買わなくてもよいかと思います。 | ||||
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買って良かった。 面白い。 | ||||
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