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(短編集)
桃色東京塔
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桃色東京塔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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この本で描かれる関東地方の超過疎地域のことは、現実にあるんでしょう。小さい子がいない村。 そういった村を所管する警察署の女性刑事課係長と警視庁の刑事との交流を描く短編集。 なにか温かいゆったりしたものが流れる心地よい小説です。 著者の柴田よしきさんはいろいろなジャンルを描かれますが、こまやかな女性の視線を感じます。 今後もすてきなお話を読みたい作家です。 | ||||
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柴田よしきさんの書くものは、どれも好きです、今忙しくて最初の出会いのところまでしか読んでません、続きを早く読みたいです。 | ||||
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警察ミステリーの短編集としても,かなり面白いと思う。 しかし,本作を特別なものにしているのは,捜査する側(刑事)の出自・人生に由来する背景と,微妙に交差する男女の警官の心の機微を,推理仕立てのプロットに織り込ませ,単なるミステリー以上の物語としての奥行きを作り出していることだろう。 首都近郊のベッドタウンで生まれ育って実質的な故郷を持たず,仕事に挫折しまた妻を病で亡くした男と,圧倒的な過疎地で生まれ育って今でもそこで働き,やはり事故で夫を亡くした女。彼らが,連作の短編ごとに入れ替わりに,そして時には一緒に顔を出して,徐々に距離を詰めてゆく。最後まで男女の仲としてはあいまいなままだが,将来への予感も持たせて連作は終わる。 明快な筋立てを求める向きには物足りないかも知れないが,人物や人生の陰影を楽しめる作品である。 | ||||
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