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ΑΩ
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ΑΩの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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毎度の事ながら小林氏の大衆的な倫理観をぶっ放す内容に感嘆する。それも小林氏の作品をある程度読んでしまった私には初めによんだ「玩具修理者」のような衝撃はないものの、やはりこうまで書かれてしまうと逆に爽快である。 この小難しい文章でごまかされていたがこれはよく考えると・・・、ん?宇宙人寄生モノ??しかも巨大化??しかしここまで使い古されて今やすっかり全時代的なものとされたこのテーマをよくぞここまでもっともらしく書き上げた物だと作者の力量を感じた。 最後、結局”影”の正体がいまいち中途半端で私的には納得いかなかったのと、最後の戦いみたいなのが説得力に欠けていたので★四つ。しかし読んで面白いことにはかわりはない。 私は特にこの本を読んでいて怖いとは思わなかった。(キモッ、とは思ったけど。) | ||||
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寄生獣+デビルマン+ウルトラマン=AΩって感じですね。登場人物に感情移入することが全く無いお話です。そのぶんスラスラ読めるね。漫画読むのと同じ感覚で。スプラッター描写に耐えられる人なら楽しめると思います。 | ||||
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小林泰三先生のは大好きなんで、私なんかは全て読めました。 全部読まないとこいつの面白さは見いだせ無いかもです。序盤は全く無意味とも思ってしまうような相反するストーリーが途切れ途切れに続くので、中盤で読むのを諦めると「変なSFヒーロー小説」に思うかもしれんです。 あと、頭の中でしっかりとイメージしていかないと「ガ」の登場する独特なシーンを読むのは辛いです。 確かに登場人物の(性格としての)個性自体はあまり表現されていないので、キャラクター重視の方にも辛いです。 でも、独特なグロテスク空間が好きな人にはオススメです。私は結構好きです♪ | ||||
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最初から諸星ってあたりで「ん?」と思ったら…案の定3分超人ですか! しかしこの人の場合スプラッタ描写はすごいけど登場人物の感情があまりにも淡々としすぎていてホラーという要素は少ないですね。恐怖感がなくむしろ笑える。そういうSFスプラッタコメディーという感じでしょうか。 後半は明らかにデビルマン(TVじゃなくマンガの方)… | ||||
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技巧と知識と理屈と屁理屈を尽くしてバカなことをやるというのはSFの王道である。この世界でウルトラマンの活躍をみたいと思えば、ウルトラマンが活躍できるようにしてやるのである。『ΑΩ』は小林泰三が力業の連発で現在の日本にウルトラマンを蘇らせる力作である。なぜ巨大化するのか、なぜ3分しか戦えないのか、なぜ手から光線がでるのかなどなど、ウルトラマンを知った顔でバカにするオトナに対して、科学知識とSF的道具立てを駆使して、ウルトラマンがこの世界に存在してもいいんだというおハナシを組み立てていく。ストーリーがどうこうとか、プラズマ生命の世界とかそんなものはウルトラマンが怪獣をやっつけるためのお膳立てにすぎない。それで、目の前に現れたウルトラマンに対して「ウルトラマン、すげえ!」ってなることがこの小説を読むための前提である。 しかしなあ、文庫本の解説は全くわかってまへんな。 | ||||
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プラズマ生命体という新しい概念には心惹かれるものがありました。前半はこれで十分楽しめました。ただ、ウルトラマンのパロディということに関しては、皆さんの指摘どおりですが、「ガ」が「影」を追って地球に至り、さらに、生命維持のために人間の体を借りるくだりは、ハル・クレメントの名作「20億の針」、さらに「影」については、やはり、フレドリック・ブラウンの名作「73光年の妖怪」が、どうしても頭に浮かんでしまいます。しかし、そういう邪念も、古典SFファンにとってはむしろうれしい思いに変えてしまう作品と言えます。特に、最後に明かされる「ガ」の本名については、小林泰三フリークにとっては、「やめられまへんなー」という感じです。 | ||||
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小林泰三さんの作品は始めて読みました。個人てきにSFは大好きなので内容解説を見て即買いました。朝買いに行ったので帰って夕方までずっと本を読んでいました。一冊の本をずっと読み続けるというのは自分では今までなかったですから、疲れました。この本は、読み出すと止まりません、「止まらない=面白い」です。謎がかなり多いいですが、自分はそのあとを想像するのが好きなので、このラストは-ではなく+だと思います。この本はすごく読む価値がある作品です、是非お買い上げを(笑) | ||||
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寄生するエイリアン、敵怪獣、時間制限付き変身、白銀の巨体、飛び道具必殺技。あなたはここからなにを想像されますか?私はアレです。ウ○ト○マン。想起してしまう要素を露骨に描いているので、たぶん、筆者も意識して書いているのでしょうが、この作品のすごいところは、その○ル○ラマンが現実に起きたなら、とシミュレーションしたところです。遥か彼方からやってくるエイリアンの事情、特撮のセットとは違ってちゃんと壊れていく街、消耗するヒーローの体。ガキのころ特撮好きだった、という大人には絶対に読んで欲しい作品です。 | ||||
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面白かった。読み進むうち、私の頭の中で生命体についての既成概念が崩れていった。 プラズマ生命体という概念が素晴らしい。情報こそが生命の本質であり、それを得ることを行動原理にしている種族。彼らの体は情報を蓄積するプラズマで構成されている。より優れた情報を取り込むため、彼らは「交接」をして直接情報をやりとりしたり、「アスペクト」という情報の塊を自分の体で作って相手に投げたりする。人間のように、言語で情報を伝え、脳の細胞変化で蓄積するなどというあいまいでまどろっこしいことをしないのだ。生命体の究極の姿を見た。衝撃だった。 プラズマ生命体の「ガ」が仲間と恒星を探索する場面、相変化をして人間である主人公に乗り移り、体を修復する場面など、圧倒的にリアル!で印象深く、何度も読み返してしまった。 「人間もどき」が地球に現れ、後半は血みどろのストーリが展開される。なんとなくこうなっていくんじゃないかな、と思っていると、それを遥かに上回るスケールと意外性で話が進んでいく。 面白かった! 私は絶賛する。この本のことを忘れる日はないだろう。 | ||||
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他のレヴュアーの評価は低いようだが、私は大いに楽しめた。 この作品はウルトラマンやウルトラセブンの基本設定を SF的に考証して描くとどうなるか実験している時点で ジョーク小説である。 また、不必要に細かくグロテスクな人体破壊の描写と 必要のない人物造形の大胆な省き方がじつにB級ホラー映画的で良い。全体としていろいろなジャンルの批評にもなっている。 (SF、ホラー、特撮、エヴァンゲリオン、カルト、などなど) 本の腰巻の惹句、「超・ハード・SF・ホラー革命」という表現は 愛しつつも笑って他のエンターテイメントを斜めに見ている この本の立脚点を良くあらわしていると思う。 | ||||
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どうやら、あんまり良い評価は無いみたいですが、私は好きです。 小林氏の作品の中で、最も映画っぽいと思います。 ただ、量は結構あります。 これを読む前に、「海を見る人」で好きかどうか確かめたらどうかと。 スッキリした読後感だと思いますよ。 | ||||
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「光の国」(プラズマ)から来た宇宙生命が、誤って旅客機を墜落させ、地球人に寄生しながら変身して敵と戦う、などというのはまさしく『ウルトラマン』です。キノコのように増殖する人間もどきは、『マグマ大使』からですか。あと、当時テレビで見た『怪獣王子』とかを思い出しました。小林氏はこのなかで「生命」とは何かということに答えています。最終的には、あの『玩具修理者』との接点も... | ||||
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