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岡山女
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岡山女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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本を探していたところ、ふと表紙が目にとまって、それがきっかけで本を買い、読みました。 岩井志麻子という作家の名前はどこかで仄聞したことはありましたが、読むのは初めてです。 文章は読みやすく平坦でありながら、風情があり、漢字などもわりとよく知っていると思います。 時代は明治の話のようです。短編集です。手頃な読み物としておすすめです。 | ||||
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これはホラーというよりロマンチック。 恐らく大正時代と思われる岡山を舞台にした霊能者の女の物語。 言葉こそ岡山弁だけど、 まるで銀座や東京を舞台にしているかのようなレトロな情緒に溢れています。 今まで読んだ著者の作品の中で一番好きかも。 あの五時に夢中で頓狂なコスプレでぶっ飛んだ話をするのと、同じ女性とはとても思われない良作です。 夏に読みたいですね。 | ||||
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あまり怖いものは読みたくないけど、恐怖寄りの幻想小説程度なら読んでみたい、という向きにはちょうどいい作品でした。霊能力もほどほど、親子の仲もつかず離れず、結末もあえてカタルシスを避けた感じで、続きがあれば滅茶苦茶読みたいとは思わないけど、読むのを拒否するほどでもない。方言がなければ魅力は半減しただろう。 | ||||
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梱包から発送に至るまで、迅速・親切・丁寧でとても安心できるお店です。 届いた本もとても美品で大変満足しております。 ありがとうございました。 | ||||
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面白かった。ただ怖い話というだけではない、女性の生き方、生きている人間の底知れなさも感じて読み応えのある内容だった。数々のホラー漫画を描かれている永久保さんと女性作家としての岩井志麻子さんの力ががっちり組み合っている面白さだと思った。あと3作あるそうだが、できたら続いて読みたいと思った。 題名が作品集と同じなのかとは思うが、内容を表していない感じがする。漫画なので思い切って変えても良かったのではないかな。 | ||||
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結局、死霊より生きている人間の方がよほど怖いみたいなオチばかりで、そんなんだったら死霊とか霊能者とかの設定いらないじゃんと思いました。主人公をはじめ、登場人物は全て業の深いいやなキャラばかりで、ひとりも愛すべきキャラが出てこないので、何も楽しむところがなかったです。 | ||||
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原作がとても好きで何度も読み返しています。 やはり原作の独特の雰囲気を限られたページの漫画にするのは難しいようですね。 細かい表現も描いていますが、その割に飛ばし過ぎで原作を知らないと何のこっちゃという感じです。 永久保さんの作品はどれも素敵なので、相性が悪かったのでしょうね。 | ||||
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小説のファンなんですが。 いいですね〜永久保さんの描く男には色気があって、二話目の若旦那の素敵な事!私も一緒に地獄に落ちたくなりました。地獄で二人一緒に焼け爛れるのは楽しいことでしょう。 他の作品も漫画家して欲しい! ぼっけえきょうてえ 熱望してます! | ||||
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原作者の岩井志麻子さんの世界と、永久保貴一さんの絵がとにかくぴったり! 傑作だと思います。あと三話あるそうですが、ぜひ漫画化してほしいです!なんで映画化されなかったのかなぁ。名作です! | ||||
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岡山女は本当におもしろかった この人の作品の中では一番おもしろい | ||||
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えげつない描写やきょおてえ話が得意な志麻子作品ですがこれは比較的、というか全然怖ろしくはないのでさらりと読めました。 主人公タミエは美人な妾だったけど主人が事業に失敗して狂乱、日本刀で顔を切られて本人は自殺。タミエは顔の左側を裂傷、視力も失う銭ゲバ状態。しかしその代わりに霊能力を持ち左目にはこの世のものでないものが映るようになった。 拝み屋タミエの誕生だった・・・まずこの設定に魅かれた。しかもその霊能力はかなり弱くたよりないというとこも面白い。 この本はそのタミエが活躍(?)する短編集です。その1話1話が結構面白く読ませます。 しかし読んでると作中でタミエも言うとおり怖いのは死霊よりも生霊、生霊よりも生きた人間としみじみ思う。「岡山女」結構名作だとおもいます。 | ||||
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ホラーに分類していいのかな? 「ぼっけえ、きょうてえ」よりも洗練された印象です。 文章が幻想的で頭の中にイメージが湧いてきます。 そのイメージを一言でいうと「デカダンス」が一番しっくりします。 ぜひご一読ください。 | ||||
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色欲、狂気、ねたみ、隠ぺい、人間の陰湿な部分が上手に描けていて、楽しめました。 娘のタミエ(主人公)を妾にしたり、霊能力者と流布する両親が、このじっとりした物語に反して滑稽で良いと思いました。 | ||||
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前作、「ぼっけえ、きょうてえ」も好きでしたが、この「岡山女」を私はおすすめいたします。 ネタ的には絶対前作の方が好きだ。「楽園」は読んでません...アオリ文句苦手でな(苦笑)。 でも、この「岡山女」は読み始めたら怖いというんじゃなくて、やるせなさにも似た何かがあって....っ、適切な言葉が見あたらない。やっぱ私物書きとしての能力値下がってるんでしょうか(泣)。 とにかっく、不思議な場の力のようなものが生まれているんですよ。言葉遣い、文章構成、話の並べ方、細部にわたってまで、すべてに何か「支配」を感じる。それはきょうてえだけじゃなくて、なんだか懐かしい。 妾として生計をたてていたタミエが、その美しい容貌と左目とをひきかえに得た力は、禍々しい死者の影。霊感女性として生計をたて、霊と対話し、現実を見.....死者よりも生霊、生霊よりも生きた人間がきょうてえ。 その通りだと。 恐怖小説が苦手な方でも読めると思います。その手の怖さじゃないから。 でも、日本の夏=怪談を求めている人にも十分こたえられると思います。 最初この本が出た時「この人ってばこういうたぐいしか書けないのかよー」とか毒づいてたんですが、そういうレベルじゃないっスねもうこれは。 おすすめいたします。 | ||||
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主人公・タミエを妾にしていた男・宮一が図った無理心中で、タミエは宮一と左目の視力を失う。妾を商売としていたタミエは、左目と引き替えに得た霊視能力で霊媒師となる。その彼女の元を訪れた怪しげな依頼客たちに纏わる不可思議な出来事が、連作短編形式で書かれている作品である。 舞台はタミエの家の周りのごくごく狭い範囲で、彼女の霊視能力は大したことが無く、この能力を人助けより商売として利用しようとする彼女の両親の存在など、彼女が派手に活躍するストーリーではない。もちろん、そんなものは最初から期待していないが、ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)のような、膚に絡みつく Wet な恐ろしさは感じられず、意外にあっさりと読み終えてしまった作品である。これはストーリーよりも表現の仕方に問題があるように思う。もっと腐臭を放つような描写が欲しい。 | ||||
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主人公・タミエを妾にしていた男・宮一が図った無理心中で、タミエは宮一と左目の視力を失う。妾を商売としていたタミエは、左目と引き替えに得た霊視能力で霊媒師となる。その彼女の元を訪れた怪しげな依頼客たちに纏わる不可思議な出来事が、連作短編形式で書かれている作品である。 舞台はタミエの家の周りのごくごく狭い範囲で、彼女の霊視能力は大したことが無く、この能力を人助けより商売として利用しようとする彼女の両親の存在など、彼女が派手に活躍するストーリーではない。もちろん、そんなものは最初から期待していないが、ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)のような、膚に絡みつく Wet な恐ろしさは感じられず、意外にあっさりと読み終えてしまった作品である。これはストーリーよりも表現の仕方に問題があるように思う。もっと腐臭を放つような描写が欲しい。 | ||||
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デビュー作は怖かったけど、ホラーではない、と思う。今作は、間違いなくホラーであるが、怖くない。ホラーとしては、些か致命的かもしれないが、面白いのである。それは間違いない。主人公の性格の所為か、変に恐怖を煽る作品よりも、よっぽど面白いのだ。また、この主人公が活躍(?)する作品が、読みたいものである。 | ||||
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主人公は父親ほどに年の離れた男の妾だったが、男が事業に失敗した際に主人公を道連れに心中を試みる。が、逝ったのは男だけで主人公は命をとりとめたものの片目を失い、変わりに今まで見えなかったものが見えるという不思議な力を得る。この力を生活の手段とし霊媒師となった主人公の元には様々な人間、生き霊、死霊が訪れる。サスペンスというだけではない人間ドラマと毎回訪れる新たな登場人物の変化に、飽きる事無く、共感しつつ、最後まで読む事が出来ました。著者の中では一番好きな作品です。 | ||||
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「死霊より怖いのは生霊。それをも凌ぐのは生きた人間。」 主人公の言葉である。ミステリ或いはホラー小説と分類されることが多いが、この言葉の通りに「人間」を描くことで魅力的な小説となっている。ミステリ嫌いの方にもお薦め。 | ||||
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なぜ誰も書評を書かないのか? 残念です。しかし凡作の少ない岩井志麻子の秀作です。こういう岡山の女性を短編にした所は私がまさに希望していたフォーマットなので書店で見て驚きました。とにかく先が全く読めないのでオチが楽しみな作品ばかりです。直木賞ノミネートは当然。次回作は「津山事件」をベースに。これは今まで以上に期待大です! | ||||
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