コインロッカー・ベイビーズ

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評判

コインロッカー・ベイビーズの評価:

4.13/5点 レビュー 178件。 B ランク

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平均点4.13pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全321件 221〜240 12/17ページ
No.101
(5pt)

衝撃

「限りなく透明に近いブルー」「69」の2作品を読み村上龍の作品は面白いと知り、ちょっと長めのをと考え、挑んだのがこの作品。読み終えた感想は「面白いとい」うよりも「スゴい」だった。 序盤からハイスピードで突っ走っていく。世界に「引き込まれた」というよりは「引きずり込まれた」といった感じだ。行動派のキク、頭脳派のハシ、不思議な少女アネモネ。三人の織りなすドラマに私は引きずり込まれた。 私の読んだ今までの小説と違った点は私はキクにもハシにもアネモネにもならなかったという点だ。自分を登場人物の誰にも投影できなかった。にもかかわらずとても物語を楽しむことが出来た。
 とにかくスゴい作品だと思う。
コインロッカー・ベイビーズ(上) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上)より
4061168649
No.100
(5pt)

読みませんか?

体温と鼓動と、肌をひりひりと焼くような陽射しと、
そういったあらゆる鮮やかな感覚が溢れ返る本です。この本は私の中でのナンバーワンです。
10代、20代、30代…
読むたびにその時の自分なりの何かが躍動しようと
足掻くのを確認させてくれる作品です。
是非、読んでみてくださいませんか?
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4061168649
No.99
(5pt)

 最上級の近未来小説

村上龍が一発屋でなかったことを証明する作品。
「ブルー」を越えるため、「海の向こうで戦争がはじまる」
への批判の怒りを昇華させた渾身の書き下ろし。
 文体は極めて精緻でやや固いが、物語のフレームを
支えるのに十分な役目を果たしている。
 読み出したら止まらない。社会への鬱屈したエネルギーとめまぐるしくリアルな人物像が村上の原点である
ことを再確認させる時代が生み出した傑作。
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4061168649
No.98
(5pt)

キクとハシの情熱

ハシは至福感を音に求めたように、キクはある高みを超える自分を想像して何かに溶け合おうとした。そんな感じだ。二人の感情と情熱。コインロッカーから始まった彼等の人生は情熱と共に力強く消えて行く。村上龍の傑作!スタイリッシュに現実を描く様はさすが。
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4061168649
No.97
(5pt)

うねり、燃える原色の匂い

「全力だ!」
村上龍のエネルギー溢れた作品を読むと、そんな気分になる。
途方もなく広がる想像力と、ゴーギャンの絵が更に激しくなったような、
原色の生物の息吹と色と匂いが立ち上り、句読点すらもどかしいように
疾走する文体は洗練という形とは遠い。
無論、それが村上龍の最大の武器である彼の生理であり、
力強い才能のコアだと思う。10年以上前、初めて「コインロッカーベイビーズ」を読んだとき、
僕は細胞が叫びだすような興奮を感じた。
コインロッカーへの置き去りの子供、崩壊した東京、破滅へと向かう
ストーリー。
現実化すると単なる破滅的なテロリズムだろう。
でも、閉塞から抜け出せない今の日本に少しでも元気を出すためならば、この飛び切り危険でパワフルな虚構に引き込まれてもいいと思う。
元気を出すためも、鬼才村上龍が若干30歳で描いた本作が多くの
人に読まれることを望みたい。
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4061168649
No.96
(5pt)

私のいちばん本です

この本は語り尽くせない思い入れがあります。私が読書に目覚めるきっかけとなった唯一の本です。村上龍の作品では後にも先にもこれ以上のものはありませんでした。何度読み返しても、また感動してしまうんです。この感情はなんだろう??感動させようとしている話ではないと思うけど、感動してしまうんだ。見事に。最も「ガツーーーン!!」ときたのは、キクという主人公が走ることに目覚めるシーン。私自身運動の喜びを知らない人間だったのに、まるで自分の体が目覚めたように、ビリビリと伝わってきました。その描写がすばらしかったです。他にも運動の描写がたくさん出てきます。どれもこれも体が震えるほどの感情を呼びました。ほんっとにこれ以上の本はないと思うんだけどなあ・・・。でも、友人に貸したり、プレゼントしたりしたけれど、ちょっとキツイっていう人も多かったです。設定が、なさそうで、でもリアルだし、におってきそうな描写が多いです。テーマも重いです。村上龍独特の文ですよね。匂ってくる感じです。重油の匂い、新宿の公園の匂い、ワニの匂い、アネモネの匂い、ハシの匂い・・・それぞれ匂いを感じます。
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4061168649
No.95
(4pt)

ココロして読まないと辛くなる

村上龍の頭の中はどうなっているんだろう?と本気で考えてしまった。
じっくり読むと言葉の洪水に押しつぶされそうになる。
幼児期の愛と憎しみの力を垣間見たような気がする
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4061168649
No.94
(5pt)

素晴らしいです。

私は言葉がうまくないのであれなんですが
この作品は、村上龍さんの作品で最も好きな作品です。
なんていうのかな。【アイタタ】っていう感じです。
心に痛い作品、読んでるという行為なのに
実感として、感じてしまっているかのような・・・そんな感じがしました。
何度読んでも、同じです。
絶対お勧めします。
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4061168649
No.93
(5pt)

過去と現在

私が生まれた年この物語も産声をあげました。未来だった物語が現実になってきています。誰もが未来に幸せを見ていただろう時代に村上龍は廃れて行く未来を感じていました。過去に書かれた現在の話し。どこかいろいろな事件に重なって見えるのでは?ぜひ手にとってみてください。
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4061168649
No.92
(5pt)

不思議な世界

村上龍の描く不思議な世界。近未来風であり過去風でもある。残虐な内容の中にも心に残る何かを感じ取ってください。
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4061168649
No.91
(4pt)

圧倒的なパワー

読んでいて気が変になりそうだった。圧倒的なパワーに押されそうになった。憎むこと。嫌うこと。破壊しようと思うこと。リアルで身近さを感じてしまい、少し怖かった。幸せを感じられることが、幸せなんだと気がついた。
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4061168649
No.90
(5pt)

人生の指南書

あらすじを簡潔にすればコインロッカーに捨てられたふたりの少年の成長記。私にとっては数ある村上作品の中でも最高傑作です。今となっては比較的初期の作品ということになりますが、何度読み返しても新鮮。「自分の欲しいものがわかってない奴には、一生それが手に入れられない」という当たり前の真実を私に教えてくれた1冊です。
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4061168649
No.89
(5pt)

俺たちは、コインロッカー・ベイビーズだ。

私はハシ、キク、アネモネ、その他登場人物のどれに対しても自分を重ねることができない。
それでも彼らの狂気に触れるのは非常に心地よく、それに身を任せたくなる。
誰しも心の中に持っているであろう退廃的ななにか、を刺激して止まない。
それがこの作品の魅力だと感じました。
コインロッカー・ベイビーズ 下 Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ 下より
4061168681
No.88
(3pt)

これを超えることはたぶんできない。

龍さんのその後の作家としての原点です。

これをモチーフにふくらませて何作も書いていますが、

これを超えることはおそらくできない。

これと、『69』を読めば龍さんは修了です。

これを超える一冊をオイラはいつか読みたい。
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4061168681
No.87
(4pt)

心臓の音に見えるは青い海。

東京というのは、

暴力的なエネルギーに満ち溢れていて

近代的なイメージの反面、

今にも崩れてしまうんじゃないかという危惧も抱かされる。

きっとそれは、

東京という場所に住んでいる人々の影響も大きいのだろうけど。

村上龍の初期作にして、

とてつもない問題的傑作。

彼が描く東京とそこに住む人々の情景は、

何とも現代的で脆くて尖ってて壊れやすい。

キクとハシの物語を軸に

美少女アネモネやその他大勢を巻き込んで

東京というとてつもない怪物にダチュラの砲弾をぶちこんでやる。

心臓の音が聞こえるかい?

僕らは<コインロッカー・ベイビーズ>だ。
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4061168681
No.86
(5pt)

今だからこそ読んで欲しい小説

キクとハシはどちらも能動的な存在で、自分の中の衝動などを満たす

ためには自分で動き、また世界とそれぞれの形で関わっていくのが

最近の小説によくある無気力的な人間像と一線を画しているように

思えます。

ラストはそれまでの緻密さに比べ、比喩的な印象を与えますが、それに

より作品が説得力を失うと言うことはなく、寧ろ強まっているように

思えます。

単行本のほうでは、あとがき(?)として村上龍氏の言葉が収録されて

いるのでそちらを読むと、より楽しめると思います。
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4061168681
No.85
(5pt)

圧倒的なエンディング

一つのキーワードとともに紐解かれる生きていくことの意味。

早く結末が知りたくて、どんどん読んでしまいました。

ありえない境遇の主人公二人、なぜかかっこよくて自分自身に置き換えて読んでしまいました。

なぜか現実感を感じてしまう村上龍の描写能力に脱帽です。
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4061168681
No.84
(3pt)

何かと話題になる

村上龍の代表作。
 物語は衝撃のラストへ向かう。作品としての価値は本当に認めるんだけど、やっぱり好きになれない。
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4061168681
No.83
(3pt)

強烈なパワー

コインロッカーに捨てられた二人の男の子の物語。二人は双子として引き取られ、兄は棒高跳びの選手、弟は歌手として成功するが…強烈なパワーを感じさせるストーリー。村上龍独特の世界が展開されてゆく。物語の構造は、共生虫とよく似ている。たぶん、共生虫はこの物語をベースとして書かれたのだろう。何らかの問題を抱えた主人公が、強力な力を持った毒物や薬を求めて旅をし、それを獲得して使い、周りの環境を変化させる。心に問題を抱えた人間が自分を変えるためには、強力な外部からの力が必要だということだろうか。この物語で著者は、コインロッカーに捨てられた子供の怒り、心の葛藤などを描きたかったのだろう。その手段として、殺人や性描写など、過激な表現を使ったのだと思われる。
コインロッカー・ベイビーズ 下 Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ 下より
4061168681
No.82
(5pt)

癒しなど存在しない

コインロッカーに捨てられた、という傷を持つキク。しかし彼は傷を癒してくれる人や共同体を探したりはしない。それらは、傷を癒したようにごまかしたり、束縛や圧迫による新たな傷を作り出すだけだからだ。だから彼は東京を破壊する。トラウマから自由になるために。自分を傷という檻に閉じ込めようとする世界を、人を、全てのものを破壊する。
 違った方向から自由を求めるキクとハシが最後に重なるその瞬間までが鮮烈に刺激的にシャープに、圧倒的なスピード感で描かれている。
 純粋で無垢な、そして美しく力強いエネルギーを感じて、掴み取れ!
コインロッカー・ベイビーズ 下 Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ 下より
4061168681