コインロッカー・ベイビーズ

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

コインロッカー・ベイビーズの評価:

4.13/5点 レビュー 178件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.13pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全321件 201〜220 11/17ページ
No.121
(3pt)

こういう小説は・・・、

読んだことがない。

それは、認めたい。
ただ、個人的に楽しめたかどうかに関して言えば、あまり楽しめなかった部類の作品かもしれない。

なんでか?
あえて意味づけするとすれば、まず、ひとつひとつの描写にあまり意味を感じなかった。
とにかく、ノン・ストップでグルグルと情景が変わり続け、ついていくのにやっとだった。
それぞれのシーンを想像しながら読むのが、僕にはしんどかった。

それと、まともな人間が一人も出てこない、というのもなんだが辛かった。

僕的にこの小説を一言で言うならずばり、「病んでいる小説」というところだろうか。
コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)より
4061831585
No.120
(4pt)

童心の詩

初読みの村上龍作品です。
他には、新聞連載のインザミソスープに些かを辟易した程度です。
いわゆる残虐表現、絶望、憤懣、無軌道、悪質な戯れ、カタストロフ等々をして著者の謳うのは、
畢竟として「純な童心の詩」に聴こえます。本作の評価が最も高いので読んでみましたが、
主人公達の決断は、現代社会の否定としてのその破壊です。ストーリーの流れは、破壊されるべきそれら悉くと、
それを為すべき少年達の軌跡です。作中、因果の連絡が悪く、そうするほどの動機を感じられず、総じて戯画めいてしまいますが、
シーン、シーンの表現が魅力的なので、作品としては十分に楽しめました。只この感覚は、動機、因果、事由などの構造に甘いので、
全体としては、積み木細工のような章立ての世界観になります。しかし、それはそれで愉快です。

コミュニケーションのぎこちなさ、いまいちなクライマックス構成も作家性に豊かで信頼でき、ラストの一文も際立っていますが、
この傾向の作品に尚も活路を求めるのなら、狂気のワンブロウを得た首都の容赦のない殺風景までを描き切る度量を作家には期待します。

幾つかの重要点を偶然に預けつつ、現実を破壊(絶望の実現)に至らしめることとは、
それの救いなどでは当然としてないのならば、単に投げ捨てた(放棄)ということに感じます。
その先に傑作の予感のすることも、また否めませんが、、。
コインロッカー・ベイビーズ(上) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上)より
4061168649
No.119
(4pt)

童心の詩

初読みの村上龍作品です。
他には、新聞連載のインザミソスープに些かを辟易した程度です。
いわゆる残虐表現、絶望、憤懣、無軌道、悪質な戯れ、カタストロフ等々をして著者の謳うのは、
畢竟として「純な童心の詩」に聴こえます。本作の評価が最も高いので読んでみましたが、
主人公達の決断は、現代社会の否定としてのその破壊です。ストーリーの流れは、破壊されるべきそれら悉くと、
それを為すべき少年達の軌跡です。作中、因果の連絡が悪く、そうするほどの動機を感じられず、総じて戯画めいてしまいますが、
シーン、シーンの表現が魅力的なので、作品としては十分に楽しめました。只この感覚は、動機、因果、事由などの構造に甘いので、
全体としては、積み木細工のような章立ての世界観になります。しかし、それはそれで愉快です。

コミュニケーションのぎこちなさ、いまいちなクライマックス構成も作家性に豊かで信頼でき、ラストの一文も際立っていますが、
この傾向の作品に尚も活路を求めるのなら、狂気のワンブロウを得た首都の容赦のない殺風景までを描き切る度量を作家には期待します。

幾つかの重要点を偶然に預けつつ、現実を破壊(絶望の実現)に至らしめることとは、
それの救いなどでは当然としてないのならば、単に投げ捨てた(放棄)ということに感じます。
その先に傑作の予感のすることも、また否めませんが、、。
コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)より
4061831585
No.118
(4pt)

漢字が多いです

コインロッカーに捨てられた子供が、親に頼らずに奮闘して明るい人生を切り開いていく話かと思いきやその考えはちょっと生ぬるかったようです。
 ページにびっしり書かれた文章は、状況をつかむのに骨が折れました。それでも最後まで読んだのはハシのグニャグニャ世界に引き込まれ、キクのグシャグシャ世界はそのまま最後まで突っ走るのかどうか知りたかったからです。ラストには少しだけ次の入り口が見えたような気がしました。
コインロッカー・ベイビーズ (1980年) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ (1980年)より
B000J83S5W
No.117
(4pt)

漢字が多いです

コインロッカーに捨てられた子供が、親に頼らずに奮闘して明るい人生を切り開いていく話かと思いきやその考えはちょっと生ぬるかったようです。
 ページにびっしり書かれた文章は、状況をつかむのに骨が折れました。それでも最後まで読んだのはハシのグニャグニャ世界に引き込まれ、キクのグシャグシャ世界はそのまま最後まで突っ走るのかどうか知りたかったからです。ラストには少しだけ次の入り口が見えたような気がしました。
新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)より
4062764164
No.116
(2pt)

10代のうちに読んどけば刺激的で楽しめるかも

読み進めていくのに抵抗はありませんでしたが、後読感は良いものではありませんでした。
なんというか、すっきり終わらせているようでも、読んでいるこっちはあまりすっきりせず、本作品のどろどろとした世界観と救われない後味の悪さが目立つように思います。
また、物語も、コインロッカーから生まれた2人の半生は、「自分はコインロッカーから生まれたんだ」という事を意識し過ぎて泥沼にはまっていっただけ という印象を受けます。
2人の性格も、コインロッカーから生まれた事を理由に、周りの人々が2人の人生に干渉した結果で形成されていった人格ではなく、自らが好きで形成した人格といった感じ。
まぁその性格が暴走していく様に、ぞくぞくするものはありました。

序盤は少々退屈。
中盤が一番おもしろかった。
後半は端折られた感があります。
コインロッカー・ベイビーズ(上) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上)より
4061168649
No.115
(2pt)

10代のうちに読んどけば刺激的で楽しめるかも

読み進めていくのに抵抗はありませんでしたが、後読感は良いものではありませんでした。
なんというか、すっきり終わらせているようでも、読んでいるこっちはあまりすっきりせず、本作品のどろどろとした世界観と救われない後味の悪さが目立つように思います。
また、物語も、コインロッカーから生まれた2人の半生は、「自分はコインロッカーから生まれたんだ」という事を意識し過ぎて泥沼にはまっていっただけ という印象を受けます。
2人の性格も、コインロッカーから生まれた事を理由に、周りの人々が2人の人生に干渉した結果で形成されていった人格ではなく、自らが好きで形成した人格といった感じ。
まぁその性格が暴走していく様に、ぞくぞくするものはありました。

序盤は少々退屈。
中盤が一番おもしろかった。
後半は端折られた感があります。
コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)より
4061831585
No.114
(4pt)

人道主義ではなく、ひどい小説である。

モラルというものが全く感じられない。とは言え単なる暴力でもなく、つまらない自由とかをうたうものでもない。カッコつけているわけでもないし、ふてくされているわけでもない。力んでもいないし、ダサくない。洗練されて、無駄がなく、緊張感があるようなないような、村上春樹のふわっとした感じでもなく、後ろから鉄パイプで殴られてブラックアウトしてしまったような感覚になります。子供には危険な小説のような感じがしますが、精神的に影響は受けたように思います。
コインロッカー・ベイビーズ(上) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上)より
4061168649
No.113
(4pt)

人道主義ではなく、ひどい小説である。

モラルというものが全く感じられない。とは言え単なる暴力でもなく、つまらない自由とかをうたうものでもない。カッコつけているわけでもないし、ふてくされているわけでもない。力んでもいないし、ダサくない。洗練されて、無駄がなく、緊張感があるようなないような、村上春樹のふわっとした感じでもなく、後ろから鉄パイプで殴られてブラックアウトしてしまったような感覚になります。子供には危険な小説のような感じがしますが、精神的に影響は受けたように思います。
コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)より
4061831585
No.112
(5pt)

熱はあなたに届いただろうか?

言わずと知れた村上龍の代表作。
最初から最後まで高熱を帯びた文章が楽しめます。
村上龍を初めて読むならまずこれから。
コインロッカー・ベイビーズ(上) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上)より
4061168649
No.111
(5pt)

熱はあなたに届いただろうか?

言わずと知れた村上龍の代表作。
最初から最後まで高熱を帯びた文章が楽しめます。
村上龍を初めて読むならまずこれから。
コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)より
4061831585
No.110
(4pt)

酷い解説

新装版になって、上下巻に亘っていたのが一冊になったので、扱いやすくなった。

作品は傑作だと思う。

だが、解説と銘打たれた箇所で、金原ひとみが色々書いているのが、酷い。
内容どうこうではなく、「ふさわしくない」のだ。

金原は、人の小説の解説欄を使って、自分語りをしている。
自分の本の中でなら許されるような、読書感想的に書くような中身を垂れ流している。

初めてこの本を手に取る読書もいる。
カネハラヒトミなんか知らなくて、興味もない、という人もいる。
そういう人のために、この作品が出てきたときの社会状況、
作品そのものの構造や構成、作家ならではのフォーカスと本質の抽出・・。
「解説」というのは、そういうものがあってこそのものだろう。
飽くまで主役は「作品」だ。

そういう客観的な視点を持てない、自意識と承認欲求だけが
膨らんだ幼稚な「サッカさん」に解説を任せる出版社も、
この原稿でOKを出した編集者も、何か勘違いしているのではないか?

この本を手に取る読者は、村上龍に関心があるのであって、
金原ひとみに関心があるわけではない。
「金原ひとみにとっての『コインロッカー・ベイビーズ』」に
一体、どれだけの人が興味を持つのだろうか?

むしろ「カネハラヒトミってきちんとした文芸評論もできるんだ」ということが
わかった方が、本人にとってもいいと思う。

解説は旧版のほうがよかった。
ということで、星4つ。
コインロッカー・ベイビーズ (1980年) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ (1980年)より
B000J83S5W
No.109
(4pt)

酷い解説

新装版になって、上下巻に亘っていたのが一冊になったので、扱いやすくなった。

作品は傑作だと思う。

だが、解説と銘打たれた箇所で、金原ひとみが色々書いているのが、酷い。
内容どうこうではなく、「ふさわしくない」のだ。

金原は、人の小説の解説欄を使って、自分語りをしている。
自分の本の中でなら許されるような、読書感想的に書くような中身を垂れ流している。

初めてこの本を手に取る読書もいる。
カネハラヒトミなんか知らなくて、興味もない、という人もいる。
そういう人のために、この作品が出てきたときの社会状況、
作品そのものの構造や構成、作家ならではのフォーカスと本質の抽出・・。
「解説」というのは、そういうものがあってこそのものだろう。
飽くまで主役は「作品」だ。

そういう客観的な視点を持てない、自意識と承認欲求だけが
膨らんだ幼稚な「サッカさん」に解説を任せる出版社も、
この原稿でOKを出した編集者も、何か勘違いしているのではないか?

この本を手に取る読者は、村上龍に関心があるのであって、
金原ひとみに関心があるわけではない。
「金原ひとみにとっての『コインロッカー・ベイビーズ』」に
一体、どれだけの人が興味を持つのだろうか?

むしろ「カネハラヒトミってきちんとした文芸評論もできるんだ」ということが
わかった方が、本人にとってもいいと思う。

解説は旧版のほうがよかった。
ということで、星4つ。
新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)より
4062764164
No.108
(2pt)

自閉と崩壊

自閉と崩壊をテーマとした小説。
蓮実重彦が「双子の冒険」のひとつとして総括した作品。
日本社会、日本文学の自閉構造を内破する形で、三島以降の高度資本主義化した日本社会を打った作品なのだと思います。冒頭の誕生の描写とイメージは今なお、今こそ鮮烈といえるかもしれません。後半の展開は漫画的です。村上龍の作品です。
コインロッカー・ベイビーズ(上) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上)より
4061168649
No.107
(2pt)

自閉と崩壊

自閉と崩壊をテーマとした小説。
蓮実重彦が「双子の冒険」のひとつとして総括した作品。
日本社会、日本文学の自閉構造を内破する形で、三島以降の高度資本主義化した日本社会を打った作品なのだと思います。冒頭の誕生の描写とイメージは今なお、今こそ鮮烈といえるかもしれません。後半の展開は漫画的です。村上龍の作品です。
コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)より
4061831585
No.106
(5pt)

熱狂の世界

最初の方だけ読むと、「これは松本大洋の「鉄コン筋クリート」だ!」なんて思ったりします。兄弟にも似た二人の男の子、海、宗教といったキーワードがピタリとはまっているからです。「鉄コン」の方では、二人は成長せずにハッピーエンドを迎えますが、本作はさにあらず。ある時は華麗、ある時は醜悪、ある時は凶暴な世界に囲まれ、この二人、それにアネモネなどは激しい闘争をくりひろげます。
 構成も実にメリハリがあると同時に用意周到。音楽、薬物、刑務所、航海技術などの取材もよくなされているようです。その上で、文章の熱狂というものを忘れない。本作の激しさは、石川淳の土壌に吉増剛造の文の花が咲いたというような感じがします。
 こういう激越でグロテスクな表現には人の好きずきというものがあるでしょう。読みたくなければ読まなくてもいい。でも私は少なくとも面白いと思いました。もう30年近く前に発表されたのに古い感じがしないのは、作者の奮闘のせいか、作品に予言性があるからか、それとも今の日本が30年前と大して変わっていないからでしょうか。
コインロッカー・ベイビーズ(上) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上)より
4061168649
No.105
(5pt)

熱狂の世界

最初の方だけ読むと、「これは松本大洋の「鉄コン筋クリート」だ!」なんて思ったりします。兄弟にも似た二人の男の子、海、宗教といったキーワードがピタリとはまっているからです。「鉄コン」の方では、二人は成長せずにハッピーエンドを迎えますが、本作はさにあらず。ある時は華麗、ある時は醜悪、ある時は凶暴な世界に囲まれ、この二人、それにアネモネなどは激しい闘争をくりひろげます。
 構成も実にメリハリがあると同時に用意周到。音楽、薬物、刑務所、航海技術などの取材もよくなされているようです。その上で、文章の熱狂というものを忘れない。本作の激しさは、石川淳の土壌に吉増剛造の文の花が咲いたというような感じがします。
 こういう激越でグロテスクな表現には人の好きずきというものがあるでしょう。読みたくなければ読まなくてもいい。でも私は少なくとも面白いと思いました。もう30年近く前に発表されたのに古い感じがしないのは、作者の奮闘のせいか、作品に予言性があるからか、それとも今の日本が30年前と大して変わっていないからでしょうか。
コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)より
4061831585
No.104
(4pt)

ぐいぐいと読者を引っぱっていく上巻の圧倒的な迫力

20代の時に読んだ橋本治の「桃尻娘」(高校生編)と本作には衝撃をうけました。特に本作の上下巻を読み終えたあとの3日間ぐらいは熱にうかされたような気分になったことを今でも覚えています。
 これでもかと読者を村上龍の小説世界に、まるで投げ込まれリアリティを持った小説世界から、一気に読ませてしまう力がありました。それは残念ながら上巻だけで、下巻からはその迫力が失われていきます。けれど、下巻のラストで、ハシが口にするセリフにはリアリティがありました。
 蜷川幸雄がRCサクセションの単行本「愛しあってるかい?」に記事が抜粋されていて、蜷川氏は、まだ20代後半の新生RCになってからの忌野清志郎にハシを演じさせたいとの文章が掲載されていました。
コインロッカー・ベイビーズ(上) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上)より
4061168649
No.103
(4pt)

ぐいぐいと読者を引っぱっていく上巻の圧倒的な迫力

20代の時に読んだ橋本治の「桃尻娘」(高校生編)と本作には衝撃をうけました。特に本作の上下巻を読み終えたあとの3日間ぐらいは熱にうかされたような気分になったことを今でも覚えています。
 これでもかと読者を村上龍の小説世界に、まるで投げ込まれリアリティを持った小説世界から、一気に読ませてしまう力がありました。それは残念ながら上巻だけで、下巻からはその迫力が失われていきます。けれど、下巻のラストで、ハシが口にするセリフにはリアリティがありました。
 蜷川幸雄がRCサクセションの単行本「愛しあってるかい?」に記事が抜粋されていて、蜷川氏は、まだ20代後半の新生RCになってからの忌野清志郎にハシを演じさせたいとの文章が掲載されていました。
コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)より
4061831585
No.102
(3pt)

好きな人は好きだろう

これが好きという人の気持ちは何となく分かる。
浮かんでくる映像の彩度が高く、溢れ出すエネルギーとスピードを感じる。太陽のギラギラがまぶしい感じもする。

しかし、なんかくどい。とってつけたような、鼻につくような言い回し。MEは後期の村上龍作品は読んだことないけれど、なんか若い作品なのだなというのがヒシヒシと伝わって来て、その若さから力づくの勢いで書き上げた、という感じ。しかし、この長編、構成力、世界観、センスを感じないわけにはいかない。センス。
コインロッカー・ベイビーズ(上) Amazon書評・レビュー: コインロッカー・ベイビーズ(上)より
4061168649