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コインロッカー・ベイビーズ
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【この小説が収録されている参考書籍】
コインロッカー・ベイビーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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ストーリーはなんともいえないが、退屈ではなく、最後まで読んでしまった。村上龍さんの作品の中で本作はあまり好みではないが、パワーはとても感じました。 「自分が欲しいものがわかってないやつは欲しいものを手に入れることが絶対にできない」というメッセージはとても良い。この一文には価値があると思う。 | ||||
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Did not even bother finishing this one as it was just very strange indeed. | ||||
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高校生の時、母から薦められて読んだ。コインロッカーに棄てられた「要らない子ども」だったキクとハシ。彼らの、特にキクの原動力となる破滅的エネルギーは、彼に呼応し共感するアネモネのおかげもあって印象深く私の記憶に残っていた。 それから十年経って再読した。当時、言語化できなかったものが波のように押し寄せてきた。コインロッカーで生まれた、母親の心臓の音の在り処を知らない子どもたち。コインロッカーの中と変わらない、窮屈で息苦しい、閉塞感に見舞われる社会。 ちょうど東京の気温が38度を超えて、無性にむしゃくしゃして、胸を掻き毟る焦燥感の中で不意にこの本を読みたくなった。 キクとハシを動かす生きる力は暴力的だ。キクはわかりやすく外部からの破壊、肉体的欠損を伴う形で、ハシは内部からせり上がってくる形で。共に人間の皮を剥ぎ取って肉を、内面を暴いていく。 小説は、物語は、人の内面にある喜怒哀楽を文字という形で表出させ、鮮明に映し出してくれるものだと私は信じている。反戦・平和のメッセージに涙をしたり単純爽快コメディを読んでゲラゲラ笑って喜んだりすることとコインロッカーベイビーズを読んでぐちゃぐちゃになった感情を克明にするのは地続きにある。コインロッカーベイビーズの社会は閉じていて暑苦しいし、鬱陶しいし、キクとハシの境遇は悲惨と称されるものだけど彼らは別に社会に怒りを感じているわけではない。子どもが生まれたときに産声をあげるのが自然であるように、衝動そのままの感情が書いてある。「殺せ、壊せ」という感情はカテゴライズするなら怒りだろう。 私は彼らみたいに逼迫した生き方をしてない。だから共感なんてできないけど、それでも急に手を取りたくなったのは怒りたかったからだった。喜んだり悲しんだり楽しんだりするのと同じように怒りたいとき、コインロッカーベイビーズを連想する。 | ||||
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This book was weird, but I finished it because it was interesting enough to read. I feel like a lot of the plot is really pointless, meant-to-shock stuff though. My overall feelings about this book were "Eh... I wouldn't read it twice." | ||||
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恥ずかしながら20代後半になってこの本を初めて手に取りました。 激しい描写もありながら、心情が動かされる部分も多く、 読み進めるたびに 次が気になる!早く読みたい!という思いは募るのですが 自分には文章の構成が合わないのか、なかなか手が進まず葛藤しています… 読み切った達成感を味わうために頑張ります… | ||||
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作者の頭の中はいったいどうなっているのだろう?と思うほど、非凡な才能を感じさせられます。 ただ、残酷さと、狂乱。 ありとあらゆる不潔で不快な物。 下品な言葉、それも女性なら口にできないような物、それらが束になって押し寄せてくるストーリーでもある。 無理矢理、不潔さと残酷さを引っ張り出して来ようとする意図が感じられる。 あまりにもの不快さに、とうとう私は数十ページを残して、最後まで読みきることを放棄してしまった。 私は娘とよく本を共有するのですが、若い娘には奨めない方が良いと判断します。 これだけ自由に、制限なく放送禁止用語と残酷な描写を連発すれば、すごいと言われるのは当然かもしれない。 | ||||
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Arrived in time but the cover detached from the inside of the book almost immediatedly as it is poorly glued on. And also this image did not reflect the cover of the book i received. | ||||
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あるTV番組で「お勧めの1冊」になっていたので、購入してよんでみました。 ただのミーハーです。 | ||||
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Japan's second Murakami, Ryu, is highly regarded in literary circles, but his books are dark and depressing. This tome is probably the best of his English translations but overall is a tiresome read. Ryu also dabbles in film as a movie director and if you lean towards X-rated films and the dehumanization of women, TOKYO DECADENCE is right up your alley. Maybe I'm missing something but his style is not for me. Would not recommend this to anyone quite frankly. | ||||
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Interesting - but really weird. | ||||
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何かと話題になる村上龍という人のことが気になって、初めて読んでみたのが本書である。 素直に、上手かった。 確かに都会の奇怪さやサビれた炭鉱島の雰囲気が出ていて良い。 変態タクシー運転手、化学汚染された都会のハザード・エリア、 股間に押し付けた後のヌルヌルしたカエルの卵、孤児院、鰐、 同性愛、銃で吹き飛ばされた頭、脱獄、雨音の安らぎ、朝のサービスエリア、そして何より真夏のムッとするコインロッカー。 こうしたモチーフが織りなす戦後日本のどこか空虚でグロテスクな感じがよく表されている。 さらにストーリーのテンポ、緩急の取り方が抜群に上手い。 その一方で、この人は手先の上手さだけなのではないかと勘ぐってみたくもなる。 職人的な上手さこそあれ、心の奥底から吐き出されたという感じがしない。 正直、作中の登場人物の中で感情移入できる人がいなかった。 どのキャラクターも、作者が観念の中でそう思い込んでいる通りの表情を見せる。 そこに薄っぺらさを感じてしまった。 それになんだかクサいアクション映画みたいなラストには共感できない。 ドッカーン、ブァーアって、ちょっとなあ。 私にはついていけなかった。 | ||||
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Well, I hardly know where to begin, but I'll keep it short. I bought this because I am fascinated by Japan's abandoned Hashima Island (or, "Ship Island"), where a portion of the story takes place. (See: http://en.wikipedia.org/wiki/Hashima_Island) Sometimes interesting - especially the island parts - but usually strobe-light fast plot devices and characters that are difficult to engage in. The overall tone for me was apocalyptic-sociopathic-emo. An exceedingly wild and improbable ride. I think I'm just too old for it. | ||||
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まだ途中ですが、難しいですね。気持ちも少し暗くなります。。。 | ||||
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読んだことがない。 それは、認めたい。 ただ、個人的に楽しめたかどうかに関して言えば、あまり楽しめなかった部類の作品かもしれない。 なんでか? あえて意味づけするとすれば、まず、ひとつひとつの描写にあまり意味を感じなかった。 とにかく、ノン・ストップでグルグルと情景が変わり続け、ついていくのにやっとだった。 それぞれのシーンを想像しながら読むのが、僕にはしんどかった。 それと、まともな人間が一人も出てこない、というのもなんだが辛かった。 僕的にこの小説を一言で言うならずばり、「病んでいる小説」というところだろうか。 | ||||
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これが好きという人の気持ちは何となく分かる。 浮かんでくる映像の彩度が高く、溢れ出すエネルギーとスピードを感じる。太陽のギラギラがまぶしい感じもする。 しかし、なんかくどい。とってつけたような、鼻につくような言い回し。MEは後期の村上龍作品は読んだことないけれど、なんか若い作品なのだなというのがヒシヒシと伝わって来て、その若さから力づくの勢いで書き上げた、という感じ。しかし、この長編、構成力、世界観、センスを感じないわけにはいかない。センス。 | ||||
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村上龍の代表作の一つ。 無差別殺人や若者が麻薬がらみで逮捕される事件が頻発すると、コインロッカー・ベイビーズを思い出す。 コインロッカー・ベイビーズは中学生の頃に図書室で読みトラウマ級の衝撃を受けた。 コインロッカーに産み落とされた主人公達は満たされない大人になった。 生誕にまつわる負のベクトルが心に穴をあけ、それは漠然と破壊の衝動へとつながっていく。 この世界の発する禍々しさを感じながら読んでみたら良いのでは。 二人はある意味、格差社会の申し子のような存在である。 今読み直しても「コインロッカー・ベイビーズ」はやっぱ強烈。 反面教師的に、「要は心の持ちようだ」と実感できる小説かもしれない。 | ||||
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龍さんのその後の作家としての原点です。 これをモチーフにふくらませて何作も書いていますが、 これを超えることはおそらくできない。 これと、『69』を読めば龍さんは修了です。 これを超える一冊をオイラはいつか読みたい。 | ||||
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コインロッカーに捨てられたベイビー、キクとハシの軌跡を圧倒的なパワーで描きあげた作品。村上龍の後の作品(共生虫、愛と幻想のファシズム等)の原点になっている。 この作品の特徴は、とにかくものすごい「パワー」ではないかと思う。作品にパワーを求める人にとっては、かけがえのない一冊になるかもしれない。しかし一方で、整合性や芸術性を求める人にとっては違和感があるかもしれない。そういった意味では好き嫌いのわかれる作品だと思う。村上龍初心者にお薦め。 | ||||
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村上龍の代表作。 物語は衝撃のラストへ向かう。作品としての価値は本当に認めるんだけど、やっぱり好きになれない。 | ||||
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龍のほうはそんなに好きじゃいのだが、これはそれなりに読めた。文体がぐろくて好きになれないんだけどね、話じたいはマジですごいです。大作だと思うよ、素直に。 | ||||
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