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夢幻花
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夢幻花の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全262件 181~200 10/14ページ
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| 普段あまり本を読まないのですが結構引きづり込まれます。一気に読むことができるストーリで面白かった。 | ||||
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| 大人としての責任、原発問題、一粒の種に翻弄される人間関係、物語を通して成長して行く若者たち、とても楽しめた一冊 でした。 | ||||
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| 黄色いアサガオを育てた祖父を殺された大学生の孫娘。 なぜ、殺されたのか、現場から消えたアサガオの鉢はどこへ。 彼女は真相を求めて行動を開始します。 黄色のアサガオなんて、なかなか興味深いテーマで、 終盤まであっという間に読み終えてしまいました。 しかし、事件の真相に肩透かしをくらいました。 真相を除けば良かっただけに、もったいないです。 | ||||
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| 商品も早くつき、状態もとてもきれいでした。機会があればまた利用します。 | ||||
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| 東野さんの作品は最後にどんでん返しや、はっとするフレーズがあることが多いですが、今回もやられました。 私は、雅哉から語られる尚人の言葉に一番感じ入りました。 実は作中で生きている尚人って出てきていないんですよね。 彼の思いや人となりは周りの言葉でしか語られない。 最後で急に彼のこれまでの思いが流れ込んできて、落涙しました。 凡人の自分ににはものすごく共感できる・・・! 梨乃は辛い思いをしたのかもしれないが、そこから逃げていた。 でも尚人の言葉が彼女を動かします。 そしてやはりエピローグ。 蒼太も自分の道を決めます。原発と進む道を。 近年の東野さんの著書には原子力発電関連の記述がよくありますが、今回は夢幻花を原発となぞらえているのですね。 負の遺産として。 今更原発を批判しても始まらない。 今あるものを今後どうしていかなければならないか、 簡単ではないけれど、とても難しいけれど、そこに向かって進んでいく。 二人の未来にはこれからもたくさんの困難が待ち受けているのはわかっているのに、 前を向いて進んでいく。 とてもよいラストだと思いました。 | ||||
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| 1960年代、日本刀を振り回す男による惨殺事件。2000年代初期、朝顔市で出会った少年と少女の交際と突然の不自然な別れ。そして現代、あるロックバンドの青年の自殺とその青年の祖父の殺害、といった三つの年代の出来事が序盤で展開されます。自殺した青年の従兄妹で殺害された老人の孫・秋山梨乃は、祖父の家から祖父が育てたばかりで正体不明の大切な花が無くなっていることに気付きます。そして、その花が事件と関係があるのではないかという推測の下、自ら真相究明に乗り出します。その花は存在しないはずの黄色の朝顔、俗称・夢幻花。 警察と秋山梨乃の他にも殺害された老人とは縁の無い人物までも調べ始めます。なぜ、老人と縁の無い人物が関心を示すのか?犯人は誰か?異なる年代に起きた出来事の背景には何があるのか?殺人事件と朝顔という無関係に思われる謎に興味を惹きつけられ、最後は「そういう事だったのか!」と唸った良質なミステリー小説です。 | ||||
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| 1960年代、日本刀を振り回す男による惨殺事件、2000年代初期、朝顔市で出会った少年と少女の交際と突然の不自然な別れ、そして現代、あるロックバンドの青年の自殺とその青年の祖父の殺害、といった三つの年代の出来事が序盤で展開されます。自殺した青年の従兄妹で殺害された老人の孫・秋山梨乃は、祖父の家から祖父が育てたばかりで正体不明の大切な花が無くなっていることに気付きます。そして、その花が犯人の目的だったのではないかという推測の下、自ら真相究明に乗り出します。その花は存在しないはずの黄色の朝顔、俗称・夢幻花。 警察と秋山梨乃の他にも殺害された老人とは縁の無い人物までも調べ始めます。なぜ、老人と縁の無い人物が関心を示すのか?殺人事件の真相は何なのか?異なる年代に起きた出来事の背景には何があるのか?物語の中心には常に花の存在があります。殺人事件と花という無関係に思われる謎に興味を惹きつけらる良質なミステリー小説です。 | ||||
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| 鳥肌もの!のおもしろさでした。何代にもわたりある出来事を追求していく、二つの家族の生き様。最高でした! | ||||
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| 登場人物が多く、複雑。原子力技術者ということで興味があり購入した。 | ||||
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| 文章が平明で読みやすく、物語に自然に引き込まれます。 主人公と彼をめぐる様々な登場人物の心の動きの描写も無理がなく、 自然と共感できます。 登場人物たちが抱えているの陰の部分も切なくて、 一度彼らや彼女たちとじっくり話してみたいと思わせる程です。 一つの犯罪の真相を警察とは別に主人公たちが追いかける という設定はよくありますが、 絶滅したと言われる黄色い朝顔を軸とする本作の展開は とても良くできています。 何本かの道が一つに交差するとき、真相が明らかになります。 この真相にも切ないものがあり、 犯人の気持ちを理解できるような気になってしまいます。 良くできた作品ですが、欲を言えば犯人をもう少し活躍させておいた方が、 ラストの意外感が高まったように思います。 伏線の張り方、収束のさせ方もさすが。 読後感も爽やかで、読んで良かったと思える佳品です。 | ||||
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| 現役を引退し、花の栽培をしながら穏やかに暮らしていたはずの秋山周治が殺害された。 警察は強盗殺人と見立てたが、発見者で孫の梨乃は祖父が育てた謎の黄色い花の鉢が無くなっていることに気がついた。 黄色い花と祖父の死に興味を持つ謎の男。黄色い花に隠された謎。 さすがは東野圭吾さん!な作品。 奥付けを見ると2013年の出版ですが、元々は2002〜2004年に「歴史街道」に連載されたものを元にした書き下ろしとのこと。 死亡した秋山周治、孫でかつては水泳のオリンピック候補だった梨乃、その兄でミュージシャンの卵だったが自殺した尚人。 梨乃に接触を図る警察庁の蒲生要介、その弟でひょんなことから梨乃と行動を共にする蒼太。 事件に疑問を抱く所轄の刑事・早瀬は周治に以前、自身の子のえん罪を救ってもらったことがある。 交互に交わり絡み合う登場人物の関係と、謎の黄色い花……アサガオの謎を複数の視点から描いて、シンプルな1つの殺人事件を最後まで一気に読ませます。 特に事件とは全く関係ないように見える二つのプロローグと、数多くの伏線を回収して、梨乃と蒼太のこれからを描くエピローグは読み終えてほっとできました。 "アサガオに黄色い花はありません。しかし江戸時代には存在したのです。ではなぜ今は存在しないのか。人工的に蘇らせることは不可能なのか。そのように考えていくと、徐々にミステリの香りが立ち上がってきました" なんて著者の言葉として帯に書いてましたが、いやいや着想からこの物語への昇華は凄いですよ。本当に。 年明けから良いミステリを読ませて頂きました。 | ||||
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| 祖父が殺され、第1発見者となった秋山梨乃。 警察庁の介入もあより、その原因究明に蒲生蒼太とともに乗り出す。 その裏には決して咲かないはずの黄色い朝顔があった・・・ 実に東野圭吾らしい、奥の深いミステリー小説。 プロローグからエピローグにまで読者を飽きさせることのない点はさすが。 真相については賛否両論あろうが、 現代日本にも関係する終わり方については、実に前向きで良かった。 文庫化を待たずに読んで欲しい1冊。 | ||||
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| この世には存在するはずのない「黄色い朝顔」を巡るミステリー。 ある雑誌に2002〜2004年に連載されたものを元にあらたに書き下ろした作品。 黄色い朝顔・・・たしかに面白い題材ではあったけど、中盤へ差しかかってもなぜか夢中になれず、焦りすら感じたほど。 東野さんと作品といえば、ミステリーとしての面白さはもちろんのこと、人と人との絆や、誰かが誰かを思う気持ちが犯罪へとつながり、 胸をしめつけられるような苦しさを感じるものが多いのですが、今作はそういう切なさや感動が少なかったように思います。 でも、やはり東野さんには期待しちゃいます。 次回作も楽しみに待ってますよ。 | ||||
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| まったく関連性を感じさせない登場人物、いくつかのストーリーが終盤で一気に繋がってくる。一気に読んでしまいたくなる面白さがある。 | ||||
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| プロローグは穏やかな日常から始まり、数ページで悲惨な描写になり、終わる。 ちりばめられた伏線の回収は起承転結の"結"で一気に行われ、バチバチと真実が組み上がって行く様や、エピローグでの主人公の決断が大変心地良い作品です。 | ||||
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| 最初,朝顔と飛び降り自殺の話が出た時点で原因はほぼ決定。 あとは話がどのように展開していくか。 正直,どきどき感はあまりなかったが, 話はそれなりに面白かった。 朝顔の話はなんだったか。京極か? | ||||
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| リズムがなく漫然と進み読み切るのに数週間を要しました.考え方はいろいろですが駄作の部類に入ると思います.次回に期待します. | ||||
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| 当たり外れがあるというのが定説。でも,このところずっと当たりのような気がしますね。十分楽しく読めました。次も期待! | ||||
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| 以前事情があって途中で中断した話、というバイアスがあったのだが、そもそも「なんだかなぁ」という気持ちがずっと頭にあり、あまり読むのに乗り気になれず時間がかかった。 理由は、 ・黄色のアサガオにさほど興味が持てない ・初恋の女の子が気になるのはわかるが、こんなに一生懸命になれるの? って事です。 クライマックスの話も十字架を背負ってるのは分かるけど、何代も前の先祖の尻拭いを今だにやるってのもなんかなぁ、って感じ。 ただ最後の原発の話はああ、うまい!、と思いました。 | ||||
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| 読んでる途中から、どう物語が収束していくのかと・・そればかり気になっていって、 最後にドーーーんって感じでした。 犯人が誰か?というおもしろさではなく、そこに突き当たるまでの過程が楽しかった。 | ||||
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