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夢幻花
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夢幻花の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全262件 221~240 12/14ページ
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| この本を読む直前に数年前の江戸川乱歩賞作品の「完盗オンサイト」を読みました。さすがに受賞作品だけあって面白かったです。 ただ、乱歩賞はプロではない人が受賞するもの。「完盗オンサイト」も初めと終わりは上手く書かれていますが、途中のつなぎの部分でやや退屈するところがありました。最後まで読むどうか少し考えました。中盤でも読者を引き付けるのはなかなかの難しさがあるのでしょう。 一方、こちらのプロの作品は最初にどうなっているんだろうと思わせ、途中もどんどん引き込まれ、最後に上手く着地させています。退屈するところはありませんでした。意図してそういう書き方をしているのでしょう。 著者も乱歩賞受賞者です。人によっては受賞作がベストの作品になってしまうこともあるでしょう。しかし、この著者は受賞から現在に至るまでどんどん上手になっているように思います。しかも、需要に応じてどんどん作品を作り上げています。読者としてはうれしい限りです。どんなに素晴らしい作者でもあまりに寡作では、読者としては残念ですから。 また、登場人物の美人水泳選手は親戚のハギトモさんをモデルにしているようで、いろいろと大変だったようですね。 | ||||
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| 東野さんの作品を楽しみにしています。今回もすっかり引き込まれてしまいました。 | ||||
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| ドラマチックな展開がいつも楽しくわくわくさせてくれます。いろんな面から切り込んでくるストーリーには感服します。 | ||||
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| 店頭より安く買えて良かったです。 本も痛みが全く無く綺麗でした。 梱包も綺麗で丁寧でした。 また利用しようと思います。 | ||||
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| 時代小説にはならなかったようですが、これはこれで良い作品でした。 作家さんというのは、たった一言の言葉で、いくらでも謎を広げられる天才のことをいうのですね。 | ||||
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| やたら重たい話とは異なり、本作はさらっと読めます しかし圧倒的に面白い さすがは東野圭吾ですね | ||||
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| 交通広告に「まさかの展開 驚愕の真相」みたいなことが(相変わらず)書いてありましたが、正直展開はスリリングなものじゃないし、ラストも「あ、そう」くらいの驚きしかありませんでした。 氏の小説はかなり読んでいますが、ここまで肩透かしを食らったのは久しぶりです。 簡単に言いましょう。 「つまんない」 | ||||
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| いきなりの通り魔殺人? それから時代が経過して…・ 少年の淡い恋物語… そして不可解な自殺… どんどん引き込まれていきました。 何の関連性もないものが一つにつながった時… やはり東野氏は稀代のストーリー・テラーです。 流石です。うまい! | ||||
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| 著者自身が語ったように、連載時の作品とは大きく異なる作品となっている。 全体が再統合され、時代背景も最新になった。 良い意味での刷新版だと思う。 この黄色い花は、自然界には存在しない。 だが、青い薔薇と異なるのは、かつて江戸時代には存在した絶滅種であること。 そこにミステリーが生まれ、人間の業が絡まり、物語は一気に読者を引き込んで行く。 古のオスマン・トルコ帝国からヨーロッパへ輸出されたチューリップ・ブームの時のように、 日本でも江戸時代、朝顔の一大ブームがあった。 好事家達による品種改良が重ねられ、朝顔は多種多様となる。 誰もが一度は育てたことのある朝顔とは、色々な意味で一線を画す「黄色いアサガオ」。 読中・読後に考察するのが楽しい作品である。 チョウセンアサガオ(ダチュラ)は白い花だが、園芸種のキダチチョウセンアサガオには黄色い種類がある。 そして、本書の夢幻花の存在に、現代日本の負の遺産を感じた。 それを私は著者からの無言のメッセージと受け取った。 | ||||
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| 東野圭吾先生の本は、20冊以上読んでいますが、さすが!期待を裏切りませんね | ||||
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| オビに,このような著者のコメントが載ってます。 「アサガオに黄色い花はありません。しかし江戸時代には存在したのです。ではなぜ今は存在しないのか。 人工的によみがえらせることは不可能なのか。 そのように考えていくと,徐々にミステリの香りが立ち上ってきました。」 調べると,江戸時代には黄色いアサガオがあったが絶滅し,今は存在しないというのは事実のようです。 しかし,たったそれだけの事実から,こんな凝った物語を編み出せるのは, ひとえに著者の力量でしょう。 さすがとしか言いようがないです。 殺人事件としての謎解きは,真相につながるヒントが終盤に出てきたと思ったらすぐに犯人逮捕に向かうので, いまひとつですが, それよりも黄色いアサガオを巡る登場人物たちの相関関係が大きなミステリーであり, ここがときほぐされていくところが圧巻です。 加えて,明日を生きる若者たちへのメッセージも託されていて,読後感も良いです。 | ||||
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| 花を育てるのが好きな祖父周治のために、梨乃はブログを作成し、彼の育てた花を写真入りで 載せていた。だが、周治がブログに載せるのを強く禁じた花があった。黄色い花・・・。その 花にはいっいどんな秘密が隠されているのか?そんな中、周治が何者かに殺され、黄色い花が 奪われた!梨乃は真相を探るべく行動を開始したのだが・・・。 祖父が殺されたとき、何者かが黄色い花の鉢を持ち去ったことに気づいた梨乃は、ブログでその 花の写真を公開し情報を得ようとした。そんな梨乃に近づいてきたのは、蒲生洋介だった。そして その弟の蒼太もひょんなことから梨乃と知り合いになる。蒼太は、父や兄洋介に対し幼い頃から なぜか違和感を抱いていた・・・。 蒼太が違和感を抱く蒲生家の秘密とは?蒼太の兄の不可解な行動は?そして蒼太と知り合った 孝美がなぜ突然離れていったのか?梨乃の祖父はいったいどんな思いを抱えていたのか?などなど、 作品のあちこちにはささいな疑問や謎、違和感が散らばっている。読み終えたあと、そういうもの すべてに重要な意味があり、きっちりとつながっていることに驚かされた。作者は実に巧みに ストーリーを構築している。読み手は、読めば読むほどこの作品から離れられなくなってしまう。 「真実が知りたい!」その思いが強くなる。ラストまで一気に読ませる力がある作品だと思う。 ただ、物事のつながり方が少々強引だと思うところもあった。黄色い朝顔のたどった運命、人それ ぞれの思いなど、心に響く部分もあったが・・・。まあまあ面白い作品だと思う。 | ||||
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| 話は2つのプロローグから始まり,これが本編に繋がるであろう事は読み始めから予想できましたが,それはそれでおもしろかったですね.何がどう繋がるのか,この点も本書を興味深く読み続けられる魅力の一つだったように思います.この手の小説,読者を如何に飽きさせないか,実に意識して書かれたであろう事は容易に理解できます.実は,会社の知人に勧められて読み出した本書,自身の嗜好だけでは読めなかった分野かもしれません.推理小説というか,サスペンスというか,この手の小説を読んだのは久しぶりでしたが,たまに路線を変えて読書するのも楽しいものだとも思いました. 推理小説としては非常によく考えられた組み立てで,主人公を取り巻く人々がどんどん繋がっていく当たり,村上春樹の小説のような印象も無くはありません. 最後にあるエピローグ,主人公の秋山梨乃が今回遭遇した事件をきっかけに再び水泳を始めるとあり,才能あるモノはそれをやり続ける義務があるという考え方もあると言っています.それに対して当の本人はそれに気づかず辞めてしまったり,それが周囲からどう見られているかを意識できなかったり,ある面生き方についてのひとつの考え方を示唆しているように感じました.そんなメッセージを強く意識した結末は,若い人に向けた筆者のメッセージのように感じました. 推理小説であっても,単に娯楽小説で終わることなく,読み手へのメッセージを意識した組み立てはさすがだと思いました! | ||||
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| 帯〜 黄色いアサガオだけは追いかけるな。 「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と著者自らが語る会心作! 子供のころから、父と兄要介が苦手な蒼太。 そんな蒼太の家族は、朝顔市に行くのが一家の恒例行事だった。 中学2年の時、その朝顔市で知り合った少女伊庭孝美。 彼女との付き合いは、あっという間に唐突に終わり、そのことは蒼太にとって、心の奥底に小さな傷となって残った。 従兄弟の尚人が自殺し、その後、祖父が殺された梨乃。 祖父が生前大事に咲かせた植物の鉢が亡くなっていることに気付き、自分なりに調べ始める。 蒼太と梨乃が一緒に祖父の死について、亡くなってしまった植物について調べてみることになり、その際、孝美とよく似た女性を出会い、その行方もさがすことになる。 さまざまなことが、都合良くというか、とにかく絡まり、ことは解決する。 最後のエピローグでの、蒼太の決心がいい。 時代感もあり、このエピローグは、まさに東野圭吾氏のメッセージなんだろうと思った。 負の遺産、今まさに、そのことについて、私たちは決意、覚悟が必要なんだと思う。 ぜひ、日本に生きている人たちも読んでほしいと思う。 ☆を1つ、このエピローグに。 たさきつくるを取り上げているマスコミの人々、特にちゃんと読んで、この本のメッセージを日本中に広げていただきたいくらいだ。 | ||||
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| 私は花には全く興味ありませんが東野圭吾の作品は全て読んだのでこれも読みましたが…。 何となく「百田尚樹の永遠の0」的な先祖を知るみたいな感じでした。 最後に繋がるパターンは見事でしたが、所詮花の種が大麻だったと云うだけの話を無理矢理人の生き方を入れたりのアレンジで心に残る物が無かった。 東野のさん忙し過ぎて疲れてますね!少し休んで下さい、そして容疑者Xの献身の様な大作をもう一度お願いします。 花の話など要りません! | ||||
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| 発売時の本屋さんの店頭に、〈長年の宿題をようやくやり遂げられました〉と、ご本人直筆風の貼り紙がしてありましたね。そうきたなら、大抵の人は買うしかないでしょう。 このところ雑だ手抜きだと、賛否両論に晒される著者ですが、今回は割と丁寧な印象。広げた伏線も、だいたいが回収してあります。ただ、黄色い朝顔ってそんなに引っ張れるネタかな?なんて、つぶやく人もいました。 とは言え、特にファンだという人間ではない者の目からすれば、大変読み易くお茶受けやスイーツとして頂くのにいい作品、かと思われます。 | ||||
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| 導入部はパンチがなかったが、中はグイグイ惹きつけられた。 男女の愛憎などドロドロした心理描写なしで、謎だけを全面に出して展開していくので純粋に楽しめてよかった。 負の継承といったところは麒麟の翼を彷彿させる。 最後に主人公が自分の将来を定めるくだりは、社会に向けて非常にいい指摘になっている。 なかなかの会心作。 | ||||
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| 主人公は原子力を勉強する大学院生。 在学中に3・11で原発事故がおき 進路について悩んでいる。 やっと日本の作家も「3・11」について 向き合うようになってきた・・・ あるいは 3・11とそれに続くフクイチの原発事故については それだけの時間をかけないと物語をして消化できなかったのかもしれない。 物語は「黄色い朝顔」をめぐっての事件だが 文明の「負の遺産」を、人はどう解決していくべきか かすかな光明を示して物語が終わるところが 良いと思う。 私もせめて「小説」には、それを求めたいと思うから。 | ||||
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| 独り暮らしの老人・秋山周治が殺された。第一発見者で孫の梨乃は、数日前に周治が見せてくれた黄色い花の鉢植えが消えていることに気付く。黄色い花のことが気になり、思い切ってブログに花の写真をアップしたところ、警視庁に勤める蒲生要介と名のる男が接触を求めてきて・・・“あなたはあの花には関わらないほうがいい”と念を押される。しかし、気になった梨乃は、偶然に出会った要介の弟・蒼太と祖父の死の真相と黄色い花の謎に向けて調べ始める・・・。それぞれの謎がどのように交差絡み合うのか分からないままに読み進んでいくが、読者にも謎めいた雰囲気が移ってくるようだ。しかし、中盤以降、ひとつの手がかりが別の手がかりにつながるといったような連鎖反応的にスピーディーな場面展開があり、また、犯行現場からロジカルに犯行当日の状況を推理する場面などもあって、ミステリーの面白さが楽しめる・・・そして、多くの謎が、絡み合った紐がほどけるように、ひとつひとつ解けてゆき、それらの関連性も分かり、謎であった事柄が一つにつながってゆく爽快感は格別で、まさにミステリーの醍醐味の濃厚な味を堪能できる作品であろう。また、事件のキーポイントである・・・黄色いアサガオの謎、今では存在しない幻の花。被害者はどのようにして手に入れたのか?この花が事件にどのように関わってくるのか? 花が事件を解くための重要な手がかりになっているという、一番美味しいところは、是非お読みください。楽しい記述も多々あります。 | ||||
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| 東野圭吾先生のようなベストセラー作家の作品には、辛い点数がつきものです。 でも、夢幻花は、ガリレオ先生も加賀刑事も出て来ないけれど、久々にワクワクしながら読める作品で、個人的にはお勧めです。 この世に存在してはいけない、存在しない筈の或る花にまつわる秘密が、初恋の終わりや家族関係の歪みや人の死やお金にもタコ足配線のように絡んできます。 ただ、社会通念的に「そりゃ無いだろうな。」と感じたのは、一開業医に厳重管理が必要と見做されている種の保管(?)を警察が委託していたというくだり。 その開業医さんがどんなに優秀な方であったとしても、常に警察に協力している方であったとしても、有り得ないです。 追伸:余談ですが、主人公の一人の元オリンピック候補スイマーは、親戚筋の萩原智子さんをイメージしたのかなと推測します。 | ||||
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