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夢幻花
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夢幻花の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全262件 241~260 13/14ページ
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| 黄色い朝顔一つでよく話が広がるものです。 プロローグからどんどん話がつながってくるとまた楽しいですね。 だいぶ書き直したと見えて、スマホ使いまくりです。 昔の状態でも読んでみたいです。 | ||||
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| 東野圭吾氏の最新作。 「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と 作者自らが語る会心作! とあり、いくつもの伏線を最後につなげてくるという意味では 手の込んだ作品です。ただ途中までは非常に良かったですが 最後の事件解決あたりが唐突過ぎてもう少しその過程について 丁寧に描写してほしかった。 幻のアサガオをめぐる話全体としての内容は良かったです。 ただ東野圭吾といえばもっと人間の本質的な悪意、 これでもかというような不幸な境遇の主人公、 単なる犯人探しを主題にしない壮大なテーマ などのイメージがある。そういう観点からすると 最近の作品は内容が「軽い」と思えてしまう。 「幻夜」のような最高に後味の悪い話や、 「どちらかが彼女を殺した」のような高度なミステリー作品や、 「悪意」のような人間の本質を突いた作品 などのもう少し「恐ろしい」ミステリーを期待したい。 | ||||
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| 「連続通り魔事件」「朝顔市で出会った中学生男女の短い交流」「バンドマンの自殺」「花作りに勤しむ祖父と孫娘の交流」「別居中の警官の息子の万引き事件とそれを助けてくれた老人」「その死」「黄色い花」「秘密めいた家庭環境」とにかく多くの伏線が、時には無関係のように、時には繋がりながら段々を謎解きの輪を狭めていく。3分の2を読んでも全容が全く予想がつかない。面白さの中で読み進んだが、謎解きの解が以外、というか、そりゃないだろう〜という展開と無理繰り合わせの感が強く、最後は萎んでしまう内容。東野圭吾もっとやれる! | ||||
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| つれあいが知らぬ間に頼んでいたので つい、読んでしまった。 直ぐにアサガオの種が原因と解ってしまった。 知っている人が読んだらすぐに解るのになー。 仰々しい作者の帯文には笑ってしまった。 あっ、そうですか。よい小説が書けてよかったですねー。 | ||||
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| この作品は以前雑誌で連載されていた物を再度書き直して出版された物だそうです。 東野先生の作品は、点と点が最後に線となってつながって驚きがあったり感動があったり たくさんの伏線が最後に「そうきたか!」と思わせる作品が多いのですが、こちらの作品は イマイチそれらが弱い…。 最後に真相が明らかになるまでのくだりがのらりくらりと長い気がします。 「黄色いアサガオ」というキーワードだけを残して全面的に書き直されたそうなので 何だか黄色いアサガオに沿って無理やりに話を作ったように感じられるというか…。 話をこねくりまわして複雑にしすぎて色々な要素を入れすぎてしまった感じがするのです。 今回の作品は点と点が全部スッキリした線につながらず、何となくモヤっとした線で終わってしまった 感じを受けました。 原発についての東野先生の強いメッセージ、これだけは素晴らしかったです! ここだけが強いメッセージとして伝わってきた作品と言っても過言ではない作品でしょう。 さすが理系の作家さん、とても説得力があって良かったです。 最近では、ナミヤ雑貨店、ガリレオ2冊辺りなどが「これぞ東野圭吾!」という読み応えのある 素晴らしい作品でした。 これらの作品があまりにもおもしろく、今回は少し期待しすぎてしまいました。 ストーリーのおもしろさ、引き込まれ具合、完成度などは正直☆二つという感想なのですが 原発に対するメッセージが良かったのと、東野先生が大好きなので次回作に期待を込めて☆四つと させて頂きました。 | ||||
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| 筆者の作品は,結構読んでますが,またしても一気読みしちゃいました. 今年の「朝顔市」に行ってみようかな. | ||||
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| 元々は「歴史街道」に2002年から2004年にかけて連載された作品。 著者の「全面的に手を入れたい」という意向を受け10年後の発刊になったそうです。 蒲生蒼太の設定が、掲載された当時と同じだとしたならば、著者の先見の明に敬意を表します。 時宜を得た作品です。 登場人物が多いので最初は混乱しましたが、どのように一つひとつのエピソードが繋がっていくのか、ページを捲る手が早くなりました。 現存しない「黄色いアサガオ」を巡る謎、面白かったです。 でも、「世の中には負の遺産というのがある。それが放っておけば消えてなくなるものなら、そのままにしておけばいい。でもそうならないのなら、誰かが引き受けるしかない……」。この本は、蒼太のこの言葉を書くための物語だったように思いました。 | ||||
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| 出だしはちょっとむずかしかったですが、とてもおもしろかったです。 | ||||
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| 読み応え十分な一冊だった。 絶滅したはずの黄色い朝顔の話で、殺人事件と絡めて話が進んでいく。 あっという間に読破してしまった。 前半で散らかした伏線を後半できれいに回収していく。 古き良きミステリーの楽しみ方を思い出させてくれた。 | ||||
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| 冒頭の導入部分が印象的だった。なぜこのシーンが冒頭に来るのか、ずっと考えながら読み進めていると、いつかわかるときがくる。その瞬間が結構な快感だった。 最後の数十ページで謎がぐんぐん解ける。読みながらこんな少ないページで納得感を覚えさせてくれるのだろうかと不安になっていたがそんなことは全然杞憂でした。 やっぱり東野圭吾はいいですね | ||||
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| 久々の新作で,楽しみにしてましたが,, 軽いミステリー?時間つぶしにはいいかもしれないけれども,感動度はほぼゼロですなぁ。 次に期待 | ||||
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| 多作の作者の本、段々と魅力を感じなくなって、文庫化されるまで読まなくなりました。平積みにされている装丁がとても綺麗だったのと、本屋さんのキャプションで、書くまでに非常に時間をかけたとあったので思わず久しぶりに手にとりました。 ちょっと期待外れです。ポスト311の空気感、若者たちの未熟だけど嘘のない世界、科学、社会の象徴としての警察組織、家族の定義などなど、テーマが分散して多すぎて、一つ一つが軽くなってしまった。 東野さんは元エンジニアで、どうしても説明したくなるんだろうな。色々なことを同時に。でも、もっと曖昧でもいいと思う。その方が読んだあとに香るものがあります。アサガオのように。 | ||||
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| かかる帯に書かれた著書のコメント通り、確かに練られている。最近雑になって来つつあった伏線の回収率も上がったように感じた。やはりどんな作家も、ある程度の時間はかけるべきなのではないか。ラストの安全な着地も、さすがと言ったお手前に戻っていた。黄色い朝顔なんて、確かにミステリアスな題材であり、それだけでもこの本を手にした価値はある。 ただ、登場キャラクターは相変わらずのステレオタイプが続出だった。まぁ、仕方がない。だからこその読み易さ、リーダビリティなのかも知れないのだ。 | ||||
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| 一気読みだった。 視点の違ういくつかの謎めいた話が提示され、それが一体どうつながっていくのか、なかなか見えてこない。 これぞまさに「謎が謎をよぶ」ストーリー展開。そのプロットの上手さで、一気に読まされてしまった。 物語の鍵となるのが「黄色いアサガオ」というネタとしての新鮮さも、謎の深さを高めていて、上手い。 このネタの興味の尽きなさと、ミステリ的物語としての面白さ、これはかなり満足度の高いミステリだと思う。 ただ個人的に残念なのは、登場人物があまり活き活きしてない、ちょっとステレオタイプな印象の人物像が多いこと。 それと、収束部分に少し雑な文章があること。ロジカルではあるのだが・・・。 そのせいか、読後の余韻というようなものが、少し損なわれてしまった感がある。 東野さんは『白夜行』や『容疑者xの献身』等、人物も個性的に活写され、読後の余韻も深い作品があるので・・・。 そこだけ惜しくて、☆1つマイナス。 でもストーリー(特に序盤から中盤にかけて)展開は、ほんと半端なく面白かった。 | ||||
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| 直木賞をとってから粗製濫造の嫌いがあった東野圭吾。まぁ、出版もアイドル家業みたいなところがあるから仕方ないのだけれど、残念だった。しかし、本作は最後まで一気に読ませる。途中で何だそれと思わせる部分はほとんどない。50年前の凄惨な殺人事件と10年前の初恋。二つのプロローグがどうつながるのか。そして黄色いアサガオの謎。どうしても黄色い花であることに目がいくのだが、実はもっと重要な意味があった(アサガオで検索するとわかるので、知らない方は検索しない方がよいかもしれない)。すべてがちゃんと収束していくところはうまい。 しかし、ラストの謎解きには、不満がないでもない。アサガオをめぐる話で、横溝正史の作品をふと思い出してしまったからだ。昭和ならともかく、平成のいまどうだろうか。さらに原発問題まで絡めると、やりすぎな感じもする。ともあれ、それはささいな不満だし、著者のメッセージは理解できるし、共感される方も多いだろう。なかなかの良作だと思う。 | ||||
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| いろんな登場人物が出てきて、どう繋がっていくんだろって楽しみに読み進む やっぱり東野圭吾だと思いつつ読んでいった これ以上は言わないほうがよさそう | ||||
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| 「しっかりと 自分に向き合っていこうよ」 これが、作者がこの作品に込めた想いではないでしょうか。 題名の夢幻花の意味を調べて読むと、途中でストーリィ展開が想像しやすくなるかもしれませんが、調べなくても大丈夫ですよ。2つのプロローグ(事件と残された子ども 朝顔市で出会った少年少女)を傍らに置きながら読み進めるといいでしょう。すべての人が交差する点が見つかります。 ミステリーの形をとりながらも、そこに込められたテーマって何だろう。 そう思いながら読み進める楽しみがあります。この作品のテーマはエピローグで明らかになりますが、自分を取り巻く環境を理解したうえで、しっかりと自分と向き合っていこうよ。主人公の二人を通じて、そういうふうに語りかけていると思います。 | ||||
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| 読みやすい文章と筋立てで、一気に読みきってしまいました。 ストーリはー、この作品の主要な登場人物それぞれ、多視点で展開されます。 ・秋山梨乃(大学生):温厚かつ研究熱心な祖父が何故殺されたのか。 ・蒲生創太(大学院生):梨乃の祖父の殺人事件の解明に身を投じる「兄」の狙いは何なのか。 ・早瀬刑事:梨乃の祖父の殺人事件の捜査そのもの、そして、警察上部の不穏な動きの理由は。 そして、これらの謎に、帯書きにある「黄色いアサガオ」がどう絡むのか。 この3人それぞれに、自分自身の目標・人生や、親子・兄弟関係を背景にした人間ドラマが組み込まれて、ストーリーに厚く、深くなっていきます(犯行の「動機」に人間ドラマを組み込んだ、「麒麟の翼」に近いストーリだと思いました)。 事件の被害者/犯人という「悲しみ」だけではなく、登場人物の将来を思い、読後には明るい気分になれると思います。 | ||||
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| 刑事が解明するロジックには唸った。『大好きだった東野圭吾が帰って来たよ!』と思い、嬉しくなりました。 それでも ミステリーを収束するだけのような話で残念です。 説教くささ、最近の予定調和なハッピーエンドに『又かよ』と感じたのは期待しすぎだったからでしょうか… | ||||
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| まずは、装丁がとても綺麗だなと印象に残り、購入してしまいました! プロローグから一気に惹き込まれて、最後まで一気読み。 久々に次のページをめくるのが楽しみな一冊の本に出会えた感じです。 東野さんの作品は数冊しか読んでませんが、今回のも読み応え十分な一冊ではないでしょうか。 登場人物のその後の人生も読んでみたい気がします。続編の執筆にも期待したいです。 あと・・・朝顔の季節がとても待ち遠しくなりました。 きっと・・・探してしまいそうです、夢幻花。 | ||||
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