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どすこい。
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どすこい。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 41~46 3/3ページ
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笑える。これほどの馬鹿話に惜しげもなくネタと技法をつぎ込んでとにかく笑える。歴史、民俗学、染色体工学、から関西お笑いのどつき漫才の真髄まで総動員である。 しばらく「おすもうさん」のぷよぷよしたシルエットが頭からはなれそうにない。個人的には「すべてがデブになる」が好み。 | ||||
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抱腹絶倒とまではいかないけど、クスクス笑いたくなってくる愉快な小説です。京極夏彦という人のイメージが、読むと随分とかわることは確実。どこかで見たことあるタイトルの短編が7編収められてるのですが、どれもはっきし言って馬鹿馬鹿しい話ばかり。その馬鹿馬鹿しさゆえ面白いのです。まじめに読んでると腹が立ってくる~なんて事もないですし、気分転換にはもってこいな一冊ではないでしょうか。土俵と書いて「リング」と読ませるセンスには敬服します。何も考えずに読むのが一番。蛇足ですが、作中に出てきた小説「盲腸の箱」「すずめの夏」「ぬけげの始末」を読みたくなったのは僕だけでしょうか?妙に気になる。 | ||||
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このタイトルと絵を見て本気で面白い本だと思う人は稀である。 私自身京極夏彦のファンなのだがそう思った。 しかし、手にとって見ると非常に面白い。 そして、妖怪ミステリー書いてる人がお笑いを書くとこんなのになるのだと感心した。 笑える本は数あれど、「47人の力士が討ち入りをする」など誰が思いつくだろうか。 京極夏彦しかいまい。今までのファンでもファンでなくても笑いに飢えている人は読むべき一冊です。 | ||||
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全く先入観を持たずに本書を読みました。京極氏の作品に取り組む 最初の本としては不適切なのかもしれませんが、「なるほど、こんな 本も書くのか」という奇妙な親近感を持ちました。 「地響きが聞こえてきたと思っていただきたい」とどの作品の 冒頭からもこの文章で始まります。3作品目ぐらいで後の話の展開も予想できてしまうのですが、予想どおりのくだらなさ、 馬鹿らしさに拍手喝采してしまいました。同時に、元の本を 知っているときには、「よくもま~、こんな話を考えたものだ」と 作者の想像力に、好意的な意味で呆れてしまいました。さらに、 しりあがり寿氏のイラストがくだらなさを増幅しています。 この本を読んでからしばらくの間は、笑いにこと欠きませんでした.初めて京極氏の作品を読む人にとっては、核爆弾なみの危険性が あるかもしれませんが、笑いから離れている人にはいい息抜きに なるのではないかと思います。そのくだらなさに大いに笑ってください。 | ||||
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500ページ余りに亘って、7編のベストセラーのパロディが続く。いずれのパロディーもテーマになっているのは、太ることへの恐怖心、デブになってしまうことへの恐れという何ともへんてこなものだ。パロディーというのは、中々難しいものだ。短編であれば、わっと笑って終わらせることも出来るが、ある程度長編となると、最後まで、そのパロディーでひっぱり笑わせることは至難の技ではないだろうか。正直、本書ではその試みは成功していないと思う。最初の一篇「四十七人の力士」は、池宮彰一郎の「四十七人の刺客」のもじりだが、雪を踏みしめて吉良邸に討ち入りをしたのは、赤穂浪士達ではなく、四十七人の力士達であったというパロディーで始まる。第二編以降は、瀬名秀明の「パラサイト・イヴ」パロった「パラサイト・デブ」小野不由美の「屍鬼」をもじった、「脂鬼」といった具合に続き、それぞれの作品の作者名までが、作者自身のもじりである「新京極夏彦」「京極夏場所」といったぐあいになっているのだが、結局、パロディーの根幹であるひねりの面白さは、第一篇目と、同じネタが、どの逸話にも使われており、500ページの中ほどまで来ると、もう後の作品のパターンが分ってしまうし、飽きが来てしまう。まあ、当代有数の有名作家だけに、この手の遊びも許されるのだろう。書き手の側にしてみれば、十分楽しいとは思うが、読み手にはあまりその面白さは伝わって来ない。 | ||||
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「なんてくだらない本なのだろう。」 読み進めるうちにその感情が沸沸とおなかの底から湧いてくるのがよくわかった。 しかし。そんな感情とは別に目は文字を追い、 指はページを捲るのをやめないのである。 いつもの京極夏彦とは違い、薀蓄の「う」の字もこの本には出てこない。 本当にこれは京極夏彦以外の誰かが書いた本じゃないのかと疑いたくなるぐらい、ある意味素晴らしい出来の本。 いやいや、誉めているのですよ。勘違いなさらないでください。 でも難点はオチが最後まで一緒だってことと、 自分の作品のパロディーをやらなかったってことかな?「この世に不思議なことなんてない」 なんていう京極夏彦の小説世界の代表的人物、京極堂にとっては、案外この本が一番不思議かもね。 | ||||
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