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プロメテウスの涙
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プロメテウスの涙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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私が今までに読んできた中で1番だと思える本です。乾ルカさんの本は「あの日に帰りたい」から惹かれ全冊読みましたがその中でも1番のオススメ。 まず序盤で思わず目を背けたくなるほどの死ねない死刑囚の生々しい描写があり、その描写力の高さに驚きました。 内容もとても面白く、途中から予想はつくにしても一気に読み進めたくなります。友情あり、家族愛もありでとても感動するお話だと思います。私は何度読んでも泣いてしまいます。 ただ、もう少し殺された少女のことやその子の感情、死刑囚の感情が入っているとさらに面白そうだと思いました。 こんなに素晴らしい本を描ける作家さんなのに本屋で見かけることは少なく、もっともっと有名になってほしいな…と思います。 | ||||
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ネタバレしてます。 とにかく最初から終盤近くまではノンストップで読み進めるほど面白かったんですが オチとタイトルの意味には「えー…」でした 途中迄が面白すぎたのか… ○○が○○だとは結構早いうちに見当が付くし、内容も「○○じゃ普通だから気持ち良いラストの為には△△だろな」と思ったらアタリ。 いや物語は筋だけ楽しむものではないにしろ、謎が解明されていくと言う筋が重要視された話だけあってかなり不満… 死刑囚の嗜好についてとか犯罪に対する思いとか被害者の少女の考えとか書き込める事は一杯あるだろうに… っていうか子供を手に掛けた犯罪者なんかもっと苦しめばいいんだ…とかすら思ってしまうし…(笑) てふてふ荘〜は全くの凡作だったし 夏光もオチにがっかりしたし… 筋ではなくあの描写力を活かした作品を熱望。 | ||||
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デヴュー作「夏光」は、疎開した少年と、地元で疎まれている少年の話が衝撃的でした。 彼らをもう少し長く読みたいと思いましたが、短編集でしたから無理でしたが。 その二人のイメージで表紙を見直したら、悲しくなりました。 いくら少年でも肌の化粧は必要だと思います。自費出版並みではないかと。 本作「プロメテウスの涙」は、祝!装丁 祝!長編。 まず、表紙を見て「よかったね。乾さん」と、お祝いを述べたくなりました。 カバー裏は装丁関係者?の名前が4人も書かれていて、お金がかかっているかんじです。 そして、まるまる一冊涼子と祐美が出ています。この二人は「羊たちの沈黙」のクラリスと アーデリア・マップに似ています。比重は前者が対等と、後者はクラリス主役という違いこそ ありますが、いいパートナーです。PS刑務官も「羊…」のバーニーを思わせます。 表紙からつながるグロテスクな描写が、一種の売りかとも思いますが、乾さんは情の深さがいいのです。 最初の少女の清らかさが、物語のはじまりにもなり、ラストの救いにもなっています。後味の良さをどうぞ。 | ||||
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『夏光』で圧倒的なデビューを果たした著者による 初の長編小説。 決して死むことのない死刑囚と 奇妙な発作を起こす少女。 一見なんら関係もないようで、 実は不思議な因縁で結ばれた両者。 かつて同級生だった二人の心理カウンセラーが 二人の間で複雑に絡み合った糸を解きほぐすサスペンス(&ちょっと百合?)風味の作品です。 国境はおろか科学と宗教、此岸と彼岸の境界をも越境する 壮大なストーリーもさることながら、 本書で大きく目を引くのは 西尾康之さんの『Drawn The Sands』を用いたカバー。 打ち上げられ死にかけている人魚のオブジェが 本書の内容と相俟って 類書にはない、独特の風味をかもし出しています。 映画の原作になりそうな感じの、 エンターテイメント性に富んだ作品なので 表紙にギョッとした方も気軽に読んでいただければなぁと思います。 | ||||
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