シタフォードの秘密
評判
シタフォードの秘密の評価:
3.50/5点 レビュー 16件。 D ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1〜6 1/1ページ
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シタフォードの秘密の評価:
3.50/5点 レビュー 16件。 D ランク
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古典探偵小説ファンにとっては、舞台の設定的に『バスカヴィル家の犬』や『赤毛のレドメイン家』へのオマージュも感じるし、クリスティにもいわゆる冬の山荘テーマの作品があった!という驚きも持てるが、足跡がどーのという方向には向かわない。そもそも殺人が起こるのは麓の村だし、なにやら次の日には早くも車で行き来できるようになったようで、大した積雪量でもなかったらしいw
クリスティの作風からしても、後述する元気な探偵役の醸す雰囲気にしても、せっかくの降霊会は参加者のほとんどが余興だと認識wしていて、閉塞感・オカルト感など皆無の明るい“冬の山荘”事件だが、根本のところで非常に大きな疑問を持った。
発表された1931年当時、当然〇〇はとっくにあったわけだが、新聞以外のマスコミなどはないから、一般的な知名度は低かったのだろうか?
それほど無能と設定されているわけでもないナラコット警部をはじめ、終盤まで誰ひとり〇〇に思いつかないというのは、少々無理があるのではないか。
たしかに物語の中では、事件がエクスハンプトンで起こっているので、シタフォードにいた面々がダイレクトに容疑をかけられるわけではないとは言え、読者はそうではない。
読者としては、エクスハンプトンで事件が発覚した時、雪に閉ざされたシタフォードとの距離と移動の手間を考える筈で、〇〇の可能性は真っ先に念頭に浮かぶのでは?
この時期すでにベテランの著者の作品だから、当時の読者に〇〇は思いつかないだろうという見込みを持っていたことになると思うのだが……。
わたしは例によって終始初読の感じで読めたのだが、いかんせん実家の本棚に並んでた以上再読の可能性も高くて、あまりツッコめる条件にない。しかし少なくとも裏表紙に書かれた「発表されるや、その絶妙なトリックで、ミステリ・ファンを瞠目させた女史の会心作」というのは、あんまりだろう。誇大表現も甚だしい。JAROに電話案件であるw
本書の探偵役エミリーは、著者作品にしばしば登場する明朗活発な若い女性である。
彼女は自分の容姿が優れていることを意識していて、それが男性に与える影響にも十分自覚的で、しっかり利用している。そのあたりのキャラづけはタペンスと若干違うところでもあるが、基本的には同じ枠内のキャラクターである。彼女やあるいはチムニーズ荘のバンドルでもいいが、そちらを使わなかったのには、なにか理由があったのだろうか?