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シタフォードの秘密
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シタフォードの秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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物語の始まりが、雪に覆われた屋敷での降霊会だなんて、クリスティーらしいなと思いました。 名探偵ポアロでもなく、ミス・マープルでもないミステリー 犯人と疑われて拘留されてしまった青年のガールフレンドが、その魅力を発揮して大活躍します。 登場人物たちの会話の面白さが味わえて、こういうところもいまだにクリスティーが読み継がれる理由なのかなと思いました。 | ||||
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題名の由来は、ウィリット夫人母娘が、なぜ交通が不便になることがわかりきった冬の時期に、わざわざシタフォード荘をトリヴィリアン氏から借り受けたのかという謎を指している。 古典探偵小説ファンにとっては、舞台の設定的に『バスカヴィル家の犬』や『赤毛のレドメイン家』へのオマージュも感じるし、クリスティにもいわゆる冬の山荘テーマの作品があった!という驚きも持てるが、足跡がどーのという方向には向かわない。そもそも殺人が起こるのは麓の村だし、なにやら次の日には早くも車で行き来できるようになったようで、大した積雪量でもなかったらしいw クリスティの作風からしても、後述する元気な探偵役の醸す雰囲気にしても、せっかくの降霊会は参加者のほとんどが余興だと認識wしていて、閉塞感・オカルト感など皆無の明るい“冬の山荘”事件だが、根本のところで非常に大きな疑問を持った。 発表された1931年当時、当然〇〇はとっくにあったわけだが、新聞以外のマスコミなどはないから、一般的な知名度は低かったのだろうか? それほど無能と設定されているわけでもないナラコット警部をはじめ、終盤まで誰ひとり〇〇に思いつかないというのは、少々無理があるのではないか。 たしかに物語の中では、事件がエクスハンプトンで起こっているので、シタフォードにいた面々がダイレクトに容疑をかけられるわけではないとは言え、読者はそうではない。 読者としては、エクスハンプトンで事件が発覚した時、雪に閉ざされたシタフォードとの距離と移動の手間を考える筈で、〇〇の可能性は真っ先に念頭に浮かぶのでは? この時期すでにベテランの著者の作品だから、当時の読者に〇〇は思いつかないだろうという見込みを持っていたことになると思うのだが……。 わたしは例によって終始初読の感じで読めたのだが、いかんせん実家の本棚に並んでた以上再読の可能性も高くて、あまりツッコめる条件にない。しかし少なくとも裏表紙に書かれた「発表されるや、その絶妙なトリックで、ミステリ・ファンを瞠目させた女史の会心作」というのは、あんまりだろう。誇大表現も甚だしい。JAROに電話案件であるw 本書の探偵役エミリーは、著者作品にしばしば登場する明朗活発な若い女性である。 彼女は自分の容姿が優れていることを意識していて、それが男性に与える影響にも十分自覚的で、しっかり利用している。そのあたりのキャラづけはタペンスと若干違うところでもあるが、基本的には同じ枠内のキャラクターである。彼女やあるいはチムニーズ荘のバンドルでもいいが、そちらを使わなかったのには、なにか理由があったのだろうか? | ||||
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本書のタイトル『シタフォードの秘密』の「シタフォード」って地名? 「シタフォード荘」(9頁、12頁、148頁)とあるから、屋敷の名前らしい。 「このシタフォードの僻村」(10頁) 村の名前かも? 「このシタフォード村」(11頁) やはり、村の名前でした。 「シタフォード台地(ビーコン)の陰にあたる荒地をあがったところ」(12頁) 「シタフォード」は、台地の地名でもあるようです。 「シタフォード・コテージ一号」(101頁) 「シタフォード第一号コテージ」(410頁) 「シタフォード」は、コテージの名前でもありました。 「投機のために、小道に沿って、小さなバンガローを四分の一エーカーの土地に一軒ずつ、六戸造った」(12頁) 「コテージ」は、「小さなバンガロー」 「荒涼とした野原の道を登ぼりつめると、原野の果てにあるシタフォードの村」(168頁) 「登ぼりつめ」た高台にある「シタフォードの村」です。 それにしても、なぜこんなにも丁寧に、高台にあることを描写するのでしょうか? 雪、坂、スキー・・・ 「シタフォードの丘」(205頁、236頁、397頁)からの景色はすばらしい。 「真下には、シタフォード村が横たわり、丘の側面に一塊となっている四角い灰色のシタフォード荘とその向こうに点在しているバンガローが。そして下の谷間にエクスハンプトンが見えた」(206頁) 本書の舞台の、高低を含む位置と距離関係がよくわかる具体的な記述があります。 あとは、この舞台の上で繰り広げられた物語を楽しんで読書してください。 人生でお金は本当に怖いです。遺産相続をめぐる男女の関係も醜いものです。 人間は、だれしも善人でありながら悪事を犯してしまう生き物です。 アガサの物語を読むと、人間の弱さも感じられます。 小さな村の人々を通して、人間社会の本性を描くアガサのフアンです。 | ||||
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クリスティーの長編全部読みましたが結構好きな作品です。特に動機の部分がなんかアホっぽくてw ふとまた読みたくなります。あまり評価良くないみたいなのでレビューしました。 | ||||
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この時代のこう言う雰囲気、凄く好きなので、導入部はのめり込みました。 事件も直ぐに起る。 しかも降霊会の予言通りに事件が‼︎ …と惹かれまくって読み進めたものの、読者を、惑わす為にアッチコッチへと、登場人物が入れ替わり立ち替わり飛び回る…。 拡げ過ぎた登場人物達と諸々の事件が複雑に入り組んでいるようで、本件と全く関係無い印象も…。 取って付けたような最後の展開に残念感否めない。 クリスティーだから…と、期待し過ぎたのかもしない。 | ||||
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手がかりらしきものがいろいろと出てくるわりには真相と関係なく、振り回されたあげく結局こんな落ちかという感じ。何より動機が弱い。 | ||||
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海外ドラマでは、ポアロが探偵役として出てきます。本書では、出てきません。 女性が活躍する?内容です。 | ||||
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坂口安吾や江戸川乱歩が絶賛した作品! 登場人物が多い。 クリスティの作品ではイマイチかな… | ||||
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非探偵ものの作品ですが 今回はとてもとてもすばらしい人が出ています。 それは「たくましい女性」 ただ残念ながらこの作品は 勘の鋭い人なら 構成で犯人は 大体割れてしまうことでしょう。 そう、なんとなくこの人じゃないの? というのは漂っていますからね。 そんな たくましい女性がいるので あまりはらはらはさせられません。 本当に彼女は頭のさえる女性なんですもの。 見所は事件解決後の ある一幕です。 そう、たくましい女性らしい かっこいいせりふをある人に 言っているのです。 数少ない、 たくましい女性が出てくる ミステリーです。 | ||||
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江戸川乱歩がクリスティーのベスト8に挙げている作品。 たしかに、チャールズ、エミリー、ナラコットを中心とする登場人物たちは魅力的で、それなりに楽しめたが、クリスティーの作品の中で特に傑作かというとそうでもない。 | ||||
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降霊会って、こっくりさんみたいなものなんだろうか。 イギリスでも同じようなものがあるのは初めて知りました。 表紙の雪景色がすごく綺麗で、冬に持って歩くのにはもってこい。 雪の足跡を、もう少しうまく使って欲しかったような気もする。 解説を書かれている「飛鳥部勝則」さんの本は一度も読んだことがないので、ぜひ一度読んでみようと思いました。 | ||||
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降霊会って、こっくりさんみたいなものなんだろうか。 イギリスでも同じようなものがあるのは初めて知りました。 表紙の雪景色がすごく綺麗で、冬に持って歩くのにはもってこい。 雪の足跡を、もう少しうまく使って欲しかったような気もする。 解説を書かれている「飛鳥部勝則」さんの本は一度も読んだことがないので、ぜひ一度読んでみようと思いました。 | ||||
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本書は、降霊会における友人の死のお告げを信じた人物が、積雪の中の山荘に友人の様子を見に行って死体を発見する、というのが発端。 しかし、現代においてこの状況はすんなり受け入れられるだろうか? 私が本書を初めて読んだのが今から約30年前だが、その当時でさえ、降霊会の心霊のお告げを信じてわざわざ積雪の中、被害者の様子を見に行くという状況が怪しげなものに思えた。現代においてはなおのことではないかと思う。 ただし、本書が書かれたのは1931年で、当時は降霊術が流行っていたというか多くの人に受け入れられていたらしく、『邪悪の家』や短編の『最後の降霊会』(『死の猟犬』所収)など、当時の作者作品にもよく登場する。おそらくその当時なら、この状況は自然なものだったのだろう。 そのように当時の世相について理解はしても、それでいて私が本書の発端を怪しげなものに思うのは、イマジネーションが欠けているからなのかも知れない。 | ||||
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本書は、降霊会における友人の死のお告げを信じた人物が、積雪の中の山荘に友人の様子を見に行って死体を発見する、というのが発端。 しかし、現代においてこの状況はすんなり受け入れられるだろうか? 私が本書を初めて読んだのが今から約30年前だが、その当時でさえ、降霊会の心霊のお告げを信じてわざわざ積雪の中、被害者の様子を見に行くという状況が怪しげなものに思えた。現代においてはなおのことではないかと思う。 ただし、本書が書かれたのは1931年で、当時は降霊術が流行っていたというか多くの人に受け入れられていたらしく、『邪悪の家』や短編の『最後の降霊会』(『死の猟犬』所収)など、当時の作者作品にもよく登場する。おそらくその当時なら、この状況は自然なものだったのだろう。 そのように当時の世相について理解はしても、それでいて私が本書の発端を怪しげなものに思うのは、イマジネーションが欠けているからなのかも知れない。 | ||||
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私が読んだクリスティーの本の中で最低です。 正直、初めから犯人もトリックも分かっていたし、動機も下らない。 途中、二人の男女が謎を解き明かそうとする処は面白いけど、あとは詰まらない。 というわけで星2つ。 | ||||
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雪に覆われたシタフォード山荘。そこで行われた降霊会で告げられたのは、山荘の持ち主・トリヴィリアン大佐の死。雪の中、訪ねていくと果たして大佐は殺されていた――。容疑者の婚約者エミリーが、女の魅力を利用して犯人探し。その犠牲になった男がちと哀れ。警察代表、ナラコット警部が無能でないのは嬉しい。1931年の作品。何と「牧師館の殺人」の翌年だから、かなりの初期。クリスティファンなら知っていると思うが、「最も犯人らしくない人間が犯人」を地で行っている作品だ。殺害方法にはむしろ呆気に取られたが、動機には唸らされた。最も犯人らしくない人間が犯人――これが結構、難しいのだ。 書くのは。 | ||||
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雪に覆われたシタフォード山荘。そこで行われた降霊会で告げられたのは、山荘の持ち主・トリヴィリアン大佐の死。雪の中、訪ねていくと果たして大佐は殺されていた――。 容疑者の婚約者エミリーが、女の魅力を利用して犯人探し。その犠牲になった男がちと哀れ。警察代表、ナラコット警部が無能でないのは嬉しい。 1931年の作品。何と「牧師館の殺人」の翌年だから、かなりの初期。クリスティファンなら知っていると思うが、「最も犯人らしくない人間が犯人」を地で行っている作品だ。殺害方法にはむしろ呆気に取られたが、動機には唸らされた。最も犯人らしくない人間が犯人――これが結構、難しいのだ。 書くのは。 | ||||
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江戸川乱歩が脱帽した作品ということで期待して読んだが、何に脱帽したのだろうか?やはり、メイントリックのあれ、だろうか?納得いかないなあ(苦笑)。大体、乱歩はクリスティーの愛読者ではなかったのではないだろうか。 | ||||
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この話は本で読んだことはなくてBBC版をいきなり聴きましたが、良くできた作品です。PoirotもMarpleもでてきませんが、Audio版ではMoffat氏がなぜか脇役で出演しています。Table Turning、やってみると楽しいかもしれませんね。 | ||||
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